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今後の世界のエネルギー情勢
世界のエネルギー需要の見通し
国際エネルギー機関(IEA)によると、
● 現在の世界の一次エネルギー量 = 約92億TOE
ですが、同機関による見通しでは今後の経済成長の拡大により、
● 一次エネルギーの需要 = 年平均1.6%増加
● 2030年における世界の一次エネルギーの需要 = 約153億TOE
にまで達すると予測されているようです。
これは2000年比で66%増に相当します。この増加分の3分の2は途上国によるもので、地域別では、中国やインドのエネルギー需要の増大から、アジア地域の伸びが最大になるとされています。先進国全体の2030年までの増加率が、年平均1%程度であるのに対し、アジアを含む開発途上地域では年平均3%の増加率と予測されています。
エネルギー消費の見通し
エネルギー源別の見通し
エネルギー源別では、地球温暖化対策の指向等によって、天然ガスの需要の伸びが最も大きいと予測されており、2030年までの間は年平均2.4%の伸びで30年後には現状の約2倍の需要と見通しされています。この値は、2030年における全エネルギーの需要に対して、25%の構成比予想となっています。
一方、石油は、30年間で約1.6倍(構成比35%で、依然としてシェア1位)、石炭は、1.5倍(構成比22%)、また原子力は1.2倍(構成比5%)の伸びと予測されているようです。
部門別の見通し
部門別のエネルギー源の見通しでは、産業部門ならびに民生部門で電力のシェアが増大すると予想されるのに対して、輸送部門では依然として石油が9割以上のシェアを持つと予想されています。
また、発電部門では現在ならびに30年後も石炭のシェアが最も大きく、30年後も40%以上のシェアを占めていると予想されているのに対して、石油のシェアは現在の約半分の4%程度まで減少すると予想されています。
CO2排出量の見通し
エネルギーに関連したCO2排出量は、今後年平均1.7%で増加すると予想されています。2030年における排出量は現在の約1.6倍に、特に、中国が全世界の増加分の25%以上を占めると予想されているようです。
これらの予想は、国際エネルギー機関が、各国政府の現行政策の趨勢から予想したものです。同機関は更に、主要国が今後徹底したエネルギーの効率化政策を行った場合には、上記の各数値に対して約10%程度、需要は低下し得ると予想しています。
世界で最もエネルギー使用効率の高い日本が、全世界のエネルギーの効率化を牽引し、今後のエネルギー需要を最小限に止めたいものです。
地球温暖化現象と将来予測へ続く

