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益々普及するコージェネレーション

コージェネレーション・システムとは、原動機などによる発電を行い、その排熱を熱源として利用することにより、電力と熱を同時に供給できる複合システムです。総合熱効率を高められるため、電力・熱を共に必要とする工場等で燃料を有効に利用するという観点では理想に近いエネルギーシステムと言えます。

コージェンッレーション・システムのイメージ

ガスコージェネレーション、石油コージェネレーションともに、近年は高効率化・小型化が進み、以前に比べて設備投資の採算性が改善されました。このため、省エネルギー及びCO2排出量削減の有力な手段として、産業分野だけでなく民生分野にも広く普及しています。更に燃料電池方式も実用段階に入り、一層の普及が期待されます。

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省エネ効果を高めるポイント

電力と熱の双方を供給するシステムですから、これらを余らせることなく上手く使い切ることが最大のポイントとなります。

「電力は使い切るが熱は余る」またはその逆、というのでは、省エネにならないばかりか、採算割れしてしまうケースも少なくありません。電力需要・熱需要の大きな変化に対し、コージェネレーション設備の運用では対応しきれませんので、導入前の設計が非常に重要です。

コージェネレーション設備に関する省エネ法の判断基準も、項目だけを見ると他の設備と変わりませんが、その意味するところは、電力と熱を無駄なく使い切るための基準です。

エネルギーを無駄なく使いきることが大切です

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省エネ法で求められる省エネ

省エネルギー法ではコージェネレーション設備に関し、ガスタービンや蒸気タービン等の発電設備と同様に、以下を規定しています。

  • 設備の運転管理に関する判断基準
  • 計測・記録に関する判断基準
  • 保守・点検に関する判断基準
  • 新設に当たっての措置
1.  設備の運転管理に関する判断基準

管理標準として、システム全体での総合効率を高い状態で維持できるような運転条件を設定することが最も重要です。つまり、熱・電気のどちらも無駄に廃棄することの無いよう、運転管理を行わなければなりません。

2.  計測・記録に関する判断基準

周辺の補機を含めて必要な事項を全て計測・記録することを管理標準として定め、運用することが求められます。これは、熱・電気が無駄に廃棄されていないかどうかをチェックするためであり、効率の算定は補機の使用電力を除外した正味の電力量で行うべきだからです。

3.  保守・点検に関する判断基準

このようにしてチェックしながら、良好な場合はその状態を維持するため、良好でない場合はそれを是正するため、保守・点検を行います。この定期的な点検・保守について管理標準で定められています。

4.  新設に当たっての措置

最後に、コージェネレーション設備を更新・新設する場合の措置が規定されています。

繰り返しになりますが、コージェネレーションは一種類の燃料から発生する電力と熱の双方を利用することで高い総合効率を得るものです。一般的に発電の効率は数十パーセントですが、これは排熱が大量に発生することを意味しています。つまり、コージェネレーションを有効に活用するためには十分な熱需要があることが大前提です。

しかも季節や時間帯による変動が小さく、長期間に渡り安定した熱需要でなければなりません。これらのことを十分検討した上で導入・更新を決定する必要があるのです。

コージェネレーション設備は、長く使ってメリットを出していかなければなりません。判断基準に基づく管理標準を定め、着実に運用していきましょう。

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