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HOME > 蒸気のお話 > エアトラップの詰り対策

エアトラップの詰り対策

過酷な環境で使用されるエアトラップ

エアトラップは圧縮空気輸送配管中の凝縮水分(ドレン)を自動排出する為に設置されます。今回はエアトラップに関する話題です。

ところで、エア配管は蒸気配管以上に内部腐食が発生しやすい条件と言え、トラップにとっても過酷な環境です。蒸気配管は通気中蒸気が流れていますので酸素と触れることがありませんが、エア配管は輸送流体である空気そのものに酸素が含まれています。そしてドレンが存在しますので、配管が鉄であれば、鉄の腐食条件が常時揃っていることになります。

その結果、エアトラップはスチームトラップ以上に錆屑などの異物混入による閉塞のリスクに晒されていると言えます。

詰りに対する提案 その1

TLVのエアトラップJA3D、JA3、JA5、JA7には『ニードル』という部品が付いていることをご存じでしょうか?

これはオリフィスに詰まったゴミや異物を除去する際に使用する物で、ニードルでオリフィスを貫通させると同時にニードルの先端でフロートを押し上げ、異物を強制ブローします。この操作により、軽度の詰りは分解清掃することなく解消できる場合があります。

ただし、ニードル操作によるブローが過ぎるとエア漏れの原因になりますのでご注意ください。

前述のエアトラップは、オリフィスを水没させてウォーターシールするために本体内に一定量の水を保有する必要があります。ブローしすぎるとシールに必要な水が排出されてしまうことがあります。もしそのような状態に陥った場合は外部から水を注入(=呼水)すれば復帰します。呼水は均圧管部などを利用して行うと良いでしょう。

強制ブローによるスケール除去

ブローし過ぎによるエア漏れ

詰まりに対する提案 その2

ブローによって詰りを解消するという考え方を取り入れ、しかも作動の度に自動的に行う、セルフクリーニング機能を備えたモデルとして、TATSU2というエアトラップがあります。

TATSU2のセルフクリーニング機構はドレン排出時本体内のドレンを完全に排除してから閉弁する作動をするので、ドレンと一緒に異物や油分をブローする仕組みです。

このエアトラップは大口径弁座+セルフクリーニング機構によりTLVのラインナップの中では最も詰り対策が施されたエアトラップと言えます。

用途はズバリ「高粘度ドレン用」です。

排水能力以外も重要です

このようにエアトラップは排出能力だけでなく、設置環境の違いも考慮して選定すれば、円滑なプラント運転に寄与することでしょう。

エアトラップの詰り対策 プチ・クイズ

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