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ストレーナーとフィルターの違い

ストレーナーは「濾し器」です。一方、フィルターも「濾過器」なので、本来の単語の意味としては差がありません。どちらも「異物除去」のために使用されますが、では両者の違いとは何でしょうか。

当社製品では、機器の保護を目的として機器の手前に設置する物を「ストレーナー」、流体そのものの清浄性を高めることを目的とする物を「フィルター」と区別しています。

例えば、減圧弁に異物が流入しないように、手前にストレーナーを設置する、蒸気を食品の蒸し工程に使用するためフィルターを設置する、などの使い分けです。

フィルターとストレーナーの使用例

その使用目的から、TLVのストレーナーに内蔵されるスクリーンのメッシュ数は、標準では40メッシュから60メッシュとしています。

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メッシュ数と、ろ過粒度

メッシュ数

メッシュ数は、金網の目の細かさ粗さを表す指標で、1インチの長さにマス目が何個並んでいるかを表します。

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同じメッシュ数でも実際のマス目の面積は、金網を構成する線の太さによって異なります。また、金網の編み方によっては、マス目の縦横長さが異なる物もあります。

このように、メッシュ数とは厳密なものではなく、あくまでも目安です。メッシュ数は目の細かさ粗さを表しているだけなので、「何メッシュの金網だから何μmの異物を捕集できる」と定まる物ではありません。

目の開きがミクロンオーダーの金網では、メッシュ数は数百から数千になります。当社のY型ストレーナーに標準で組み込まれている40~60メッシュの金網の目の開きはおよそ0.2~0.15mm程度です。

ろ過粒度

ろ過粒度0.5μmと言えば、それ以上の大きさの異物を通過させない性能を持つことを示しますが、この定義は「絶対ろ過粒度(絶対ろ過精度)」と呼ばれるわかりやすい概念です。

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しかし、実際には、ある値以上の粒径の粒子は全く通過せず、それ以下の粒径を持つ粒子は全て通過する、ということにはなりません。粒子の形状は理想的な球状とは限らず、粒子の変形もあればフィルターの変形もあるからです。

そのため、一般的には「公称ろ過粒度」が用いられます。これは、100%捕集できる粒径ではなく、ある率以上捕集できる粒径で表すなどの方法です。当社のろ過粒度も「公称ろ過粒度」です。

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目的に合った選定を

前述の通り、機器の保護のためなら、あまり細かい金網を使う必要がない場合が多く、100メッシュ程度までのストレーナーが良く使用されています。また、蒸気などの流体自体をきれいにしたい場合であっても、要求する清浄度合いによっては、ストレーナーで十分というケースもあるでしょう。

広く使用されているY型ストレーナーでは、300メッシュ程度のスクリーンまで用意できることが多いようです。但し、Y型ストレーナーは通過面積があまり大きくないため、目を細かくすると目詰まりが短期間で発生するなどデメリットもあります。

このように、目が細かければ良いというほど単純ではありませんので、目的に応じて使い分けましょう。

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