減温システム
過熱蒸気を飽和蒸気に戻すシステムです。
真空蒸気加熱システムは100℃以下の温度の蒸気を得るために、蒸気を真空域まで減圧しますが、設定圧力に到達しても目標とする温度よりも蒸気温度が高いままになっていることがあります。その理由は、減圧により過熱蒸気が発生しているからです。蒸気の減圧は等エンタルピー変化なので、減圧後の蒸気は過熱蒸気になろうとします。比エンタルピー変化の大きい低圧領域ではこの現象はより顕著に現れてしまいます。そこで過熱蒸気を飽和蒸気に戻す減温システムが必要になります。
減温システムの原理は以下の通りです。
■減圧されて過熱状態になった蒸気中に十分な量のドレンを注水すると、飽和温度まで温度が下がります。
■この蒸気は飽和蒸気ですが、湿り蒸気で水滴を多く含むので、セパレーターで分離、排除します。
■その結果、乾き飽和蒸気を確実に作ることができます。
システムは、98%の分離効率を持つセパレーターと、注水量を決める特殊微量用ニードル弁で構成されます。
減温システムが採用された製品
VM(真空蒸気加熱・気化冷却システム)
