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フロートダイナミック機構

小型で大容量を実現するために考案された、フリーフロートを用いたTLV独自のパイロット機構です。
大容量を実現するためには大きな弁口が必要ですが、フリーフロートトラップで大弁口を採用するとなると、とてつもなく大きな直径のフロートが必要になります。そこで、流体(ドレン)そのものの圧力を利用して弁を開閉するパイロット機構が考案されました。
スチームトラップにドレンが流入すると、フロートが浮き上がり、パイロット弁座から離れます。離れるとパイロット弁口が開き、ドレンがピストン下部の変圧室に流れ込みます。この時、ドレンは再蒸発し、変圧室の圧力は直ちにスチームトラップ内の圧力と近い圧力になります。その結果、主弁とピストンの面積比から主弁を上方に押す力が勝り、主弁が開かれ大きな弁口から大量のドレンが排出されます。
ドレンが排出され少なくなるとフロートが下降し、パイロット弁座の位置まで戻り、パイロット弁口を覆います。パイロット弁口が閉弁すると、ピストン下部の変圧室の圧力は消滅し主弁は下方に移動し、主弁が完全に閉弁します。

A:フロート  B:弁  C:弁座  D:ピストン  E:パイロット弁口  F:変圧室 フロートダイナミック機構
フロートダイナミック機構が採用された製品
J10/JH15
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