ディスク・スチームトラップ-選定のポイント
Disc Trap Selection Points
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ディスク・スチームトラップは、低圧域から高圧域まで広範囲に使用できる汎用性のあるトラップです。従来のディスク式には、空気障害やドレンが無い状態での空打ち作動等の構造的弱点がありましたが、それを一気に解決したのがTLVディスク・スチームトラップです。

INDEX

二重蓋構造

多くのディスクトラップは、一重蓋で外気の影響を受ける外気冷却式です。そのため、ドレンがなくても作動し、空打ち、吹放しといった蒸気ロスが発生します。
TLVのディスクトラップは、空気保温式または蒸気加熱復水冷却式の二重蓋構造の採用で、外気の影響を受けにくく、ドレンの滞留時のみ確実な間欠作動をおこないます。

空気保温式ディスクトラップ

空気保温式

蒸気加熱復水冷却式ディスクトラップ

蒸気加熱復水冷却式

空気保温式 / 蒸気ロスの低減

外気の影響を避けるため、変圧室は内蓋とキャップで被われて二重構造となっており、その間にある空気が保温材として働きます。このため、周囲の環境が大きく変わっても変圧室の冷却速度はほとんど一定なので、スチームトラップは安定した作動をします。

蒸気加熱復水冷却式 / 蒸気ロスの低減

変圧室を形成する内蓋の外側に外蓋を設け、二重蓋構造としています。これらの二つの蓋の間の空間は循環孔を通してスチームトラップの入口側につながっています。
この空間はドレンの無い時は蒸気によって満たされ、ドレンが流入してくるとドレンで満たされることにより、変圧室は蒸気で加熱され、ドレンで冷却されるため、トラップは確実な作動をします。

自動ブローオフ機構

バイメタルリング

初期空気を自動排除し立上がり時間を短縮

初期立上がり時は低温のため、内蔵のバイメタルリングは収縮し、弁を強制開弁させ、初期空気と低温ドレンを速やかに自動排除して立上がり時間を大幅に短縮します。TLVの多くのディスクトラップに採用されています。

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構造断面図

型式 断面図
A3N A3N・AF3N A3N断面図
A シリーズ A46S
A46SW
A65S
A46S断面図
P シリーズ P21S
P46SRN
P46SRN断面図
FP シリーズ FP32 FP32断面図
HR シリーズ HR80A
HR150A
HR260A
HR150A断面図

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トラップの選定に必要な項目

選定にあたっては、下記の項目の確認が必要です。

1)

用途(使用箇所)の確認 … 主管、装置、暖房・空調、トレース等

2)

使用条件の確認 … 

トラップ前後の圧力関係、温度、ドレン量等
*トラップ出口側圧力はトラップ入口側圧力の50%以下の使用条件であれば使用可能です。

3)

トラップの呼径、接続方法、要求材質等

以上の項目から各ステップにて適正型式を選定してください。

ディスク・スチームトラップの選定ステップ

<ステップ 1> 型式の選定

  • 使用する用途、使用条件から、下記の選定表より該当する型式の製品仕様ページ(PDF)に進んでください。
(1)
使用圧力
MPaG
(2)
最高
使用温度
(3)
本体
標準材質
(4)
最大
排出流量
kg/h
型式
pdficon
用途*



**



調
**
トレース






0.03〜1.57 220 鋳鉄 1700 A3N
AF3N
     
0.025〜2.1 425 ステンレス鋼 425 P21S    
0.025〜3.2 350 540 FP32      
0.025〜4.6 425 炭素鋼 740 P46SRN      
0.03〜4.6 1360 A46S      
2060 A46SW      
0.03〜6.5 470 A65S          
0.8〜8.0 475 クロムモリブデン鋼 190 HR80A          
1.6〜15.0 550 220 HR150A          
1.6〜26.0 230 HR260A          

*

ここに示す用途はあくまでもガイドラインです。実際には使用条件によって各種用途に使用できる場合がありますので、選定に対しご不明な場合はTLVへご相談ください。

**

温度コントロールを必要としない一般的な保温用タンクヒーティングなどには使用可能です。

※以下は該当する型式の製品仕様ページ(PDF)で確認し、適正型式を選定してください。

<ステップ 2> 材質の確認

  • ステップ1で選択された型式の標準材質でいいか確認ください。該当しない場合他の型式、オプションも確認ください。

<ステップ 3> 流量の確認

  • 使用箇所のトラップにかかる圧力条件により、作動圧力差から排水能力グラフより安全率を考慮し、要求する流量を満足するか確認ください。ディスク・スチームトラップは間欠排出するため、指定なき場合の流量安全率は2以上を確保ください。

<ステップ 4> 呼径、接続仕様等の確認

  • 選定した型式の最高使用温度や呼径、接続などが希望のものかなどを確認してください。
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