減圧弁-選定のポイント
Pressure Reducing Valve Selection Points
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蒸気プロセス用減圧弁COSPECTの構造と特長

減圧弁

(COSPECTとはセパレーター・トラップ内蔵COSシリーズの総称です)

安定した二次側圧力を維持

衝撃吸収式球状(SAS)ピストンを内蔵
SAS:Shock Absorbing Spherical

衝撃吸収式球状(SAS)ピストン
  • 球状部分の弁口に面した下部分の流速が速くなるので、ピストンが弁口に吸引されて開弁がし易くなり、開弁維持機能が安定します。
  • ピストンの昇降作用は円滑となり微妙な摺動が可能となります。
  • 自己センタリング作用・・・球状部分を流れる噴流によりピストンステムは中心に保持されます。

ドレンを分離し質の高い乾き蒸気を供給

高性能旋回式(SCE)サイクロンセパレーターを内蔵
SCE : Super Cyclonical Effects

  • ドレン分離効率は98%と高効率を発揮します。
  • ドレンやスケールの排除で質の高い乾き蒸気を供給できます。(スクリーン100メッシュ内蔵)
  • 蒸気の乾き度がアップするので、被加熱物への熱伝達率が向上します。

流入するドレンを連続排除

蒸気主管用(SST)スチームトラップを内蔵
SST : Super Steam Tracer

  • 連続排出型でドレンの排出遅れがありません。
  • 高精度の研磨フロートが3点支持により高いシール性を発揮します。
No. 部品名称 No. 部品名称
(1) ダイヤフラム (6) メインバルブ
(2) パイロットボディー (7) スクリーン
(3) パイロットバルブ (8) セパレーター
(4) ピストン (9) フロート
(5) ボディー (10) トラップバルブシート

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優れた流量特性

圧力-流量特性曲線

安定した圧力保持機能は、圧力-流量特性で立証されています。すなわち、一次側圧力や流量変動に対しても、安定した二次側圧力を維持します。

減圧弁の取付配管比較

従来の減圧弁の場合

従来の減圧弁

COSの場合

セパレーター、ストレーナー、スチームトラップが省略できます。

COS

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二次側圧力の検出方式

パイロット式減圧弁の二次側圧力検出方式には、内部検出方式と外部検出方式の2種類あります。TLVから出荷されるパイロット式減圧弁は、内部検出が標準です。ただし出荷後でも製品の内部検出孔を塞ぐ部品を使用することにより、外部検出方式に変更できます。
(注)VCOSとVCOSR型は外部検出方式のみとなります。

内部検出

TLVのパイロット式減圧弁は、内部に二次側圧力検出孔が設けられています。その結果、二次側圧力を導入する別配管は不要で、スペースを取らない簡素な配管が可能になります。

二次側圧力検出方式

外部検出

二次側配管での圧力損失が大きく、かつ流量の変動幅が大きい場合に、圧力を制御したい位置から二次側圧力を導入する配管を施工することにより、蒸気使用装置における圧力の安定性を向上させることができます。
(この外部検出方式以外に二次側圧力を安定させるため、減圧弁の二次側配管をディフューザーで 2サイズ以上大きくする方法もあります。)

また減圧比2:1以下の二次側調整圧力の場合、定格流量は内部検出方式より増加します。

10o二次側圧力導入配管(下り勾配)

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COSRの特長

COSR

安定した二次側圧力を維持

COSシリーズからセパレーターとトラップを取り外し、より小型化を実現しています。心臓部は衝撃吸収式球状(SAS)ピストンを内蔵し、圧力制御性能はCOSシリーズと全く同じです。

COSシリーズ

COSシリーズ参照

  • セパレーター等により既に乾いた蒸気やエアが供給される一般的な用途に、コストパーフォーマンスに優れた最適な減圧弁です。

直動式減圧弁DR20の特長

直動式減圧弁DR20

直動式減圧弁

  • 直動式減圧弁はパイロット式とは異なり、二次側圧力が直接主弁に連結したベローズに働き、調整バネとのバランスで圧力を制御します。
  • 二次側圧力は流量変化の影響を受け易いため、制御性はパイロット式より劣るものの、小型化が可能で、流量の安定した小型装置に最適です。但し、流量変化のない用途では、パイロット式に近い制御性を発揮します。
  • 蒸気、エア用途に使用できます。
  • 最大減圧比30:1を実現しています。

本体・要部ステンレス製でコンパクト

  • 本体、要部はステンレス製で、小型軽量の省スペースタイプ。錆を嫌う食品用途やクリーニング機器に最適です。

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減圧弁の選定ステップ

TLVの減圧弁シリーズのうち、プロセス用に開発されたCOSシリーズは、世界で唯一セパレーターとトラップを内蔵した減圧弁です。蒸気用途においては安定した二次側圧力の供給のみならず、高品質の乾き蒸気を供給することにより、蒸気使用装置の熱効率を最大限に高めます。プロセス用にはまずCOSシリーズをご検討ください。

<ステップ 1> 型式の選定

  • 使用する流体、目的、使用圧力関係から、下記の選定表より該当する型式の製品仕様ページ(PDF)に進んでください。
(1)
流体
(2)
原理
(3)
一次側
圧力
MPaG
(4)
二次側
圧力
MPaG
(5)
高品質蒸気・エア
(セパレーター、
トラップ内蔵)
(6)
電動

小型
型式
pdficon
最大流量
kg/h
(m3/h)
本体
標準材質
最高
使用
温度
蒸気 パイロット式 0.1〜0.3 0.01〜0.05 乾き蒸気供給
(セパレーター、
トラップ内蔵)
COS-3 950 鋳鉄 220
電動 M-COS-3
COSR-3
電動 M-COSR-3
0.2〜1.57
(0.2〜1.6)
(SCOSとSCOSR)
0.03〜1.32 乾き蒸気供給
(セパレーター、
トラップ内蔵)
COS-16 19800
電動 M-COS-16
小型 SCOS-16 500 青銅
COSR-16 42500 鋳鉄
電動 M-COSR-16
小型 SCOSR-16 500 青銅
1.35〜2.1 0.55〜1.75 乾き蒸気供給
(セパレーター、
トラップ内蔵)
COS-21 19000 ダクタイル
鋳鉄
電動 M-COS-21
COSR-21
電動 M-COSR-21
直動式 0.2〜1.6 0.014〜1.0 小型 DR20 550 ステンレス鋼
真空蒸気 パイロット式 0.1〜0.2 -0.08〜0.08 乾き真空蒸気供給
(セパレーター、
トラップ内蔵)
VCOS 3000 鋳鉄 150
VCOSR
エ ア パイロット式 0.1〜0.9 0.05〜0.7 乾きエア供給
(セパレーター、
トラップ内蔵)
ACOS-10 (3000) 100
ACOSR-10
直動式 0.2〜1.6 0.014〜1.0 小型 DR20 (610) ステンレス鋼 220

※以下は該当する型式の製品仕様ページ(PDF)で確認し、適正型式を選定してください。

<ステップ 2> 二次側圧力検出方式の決定

  • 二次側圧力の検出方式」で説明していますように、TLVのパイロット式減圧弁には内部検出方式(標準)と外部検出方式が可能ですので、どちらかに決定してください(内部検出を推奨します)。

<ステップ 3> 流量、呼径、接続仕様の確認

  • 最大流量は呼径や圧力により異なりますので、それぞれの型式の製品仕様ページ(PDF)に示す「呼径選定・流量値表」または「呼径選定・流量グラフ」を利用し、要求流量に合致する呼径、接続仕様を決定してください。

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減圧弁モデル配管

減圧弁モデル配管

(1) ストップバルブ A 配管径x10以上
(2) 圧力計 B ドレン回収管、ドレンヘッダーなどへ
(3) 減圧弁(セパレーター、トラップ内蔵) C 配管径x15以上
(4) 安全弁 D 排気(安全な場所へ配管のこと)
(5) 逆止弁 E ドレン受け
(6) ボールバルブ
備考 この図は内部検出方式ですが、外部検出方式も可能です。

減圧弁2段減圧モデル配管

減圧弁2段減圧モデル配管

(1) 圧力計 A ドレン排出、回収管などへ
(2) ストップバルブ B 配管径x10以上
(3) 減圧弁(セパレーター、トラップ内蔵) C 配管径x15以上、少なくとも1m以上
(4) 減圧弁 D 配管径x30以上
(5) 安全弁 E 排気(安全な場所へ配管のこと)
(6) 逆止弁 F ドレン受け
(7) フリーフロート型スチームトラップ G 配管ブロー(安全を考慮し配管のこと)
(8) サイトグラス
(9) ボールバルブ
備考 この図は内部検出方式ですが、外部検出方式も可能です。

お客様の使用条件に合わせて最適な型式を選定をいたします。
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