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温調トラップは排出ドレンの温度を任意に設定できるトラップです(*)。
この設定温度を調節することによって、トラップ手前のドレンの滞留量を変え、目的に適した加熱管の伝導率に調節することができます。
重油などをポンプ輸送の容易な粘度に保持するため、製品の輸送途中の冷却による化学的・物理的変化を防止するため、または寒冷地において製品輸送の水分氷結を防止するためなどの蒸気加熱に温調トラップが利用されます。
*
ただし装置や配管内に滞留したドレンや被加熱物の温度を設定するものではありません。
TLVの温調トラップLEX-TZシリーズはスケール除去機能を内蔵。「トラップを分解」することなく、トレースラインを悩ます弁座の詰まりを簡単に解消できます。

弁先端を鋭利な刃物にし、調整ネジによってその弁先を回転させることで堆積物を削ります。

堆積物はドレン・蒸気によりブローされ、弁口の詰りは解消し、弁口付近の端面部も同時にクリーニングされています。また、シート面以外もクリーニングされているのは、ブロー時に表面の堆積物も排出された結果です。
温調トラップは使い方を間違うと、大きな損害をもたらしますから、十分な検討が必要です。
顕熱加熱

温調トラップ
潜熱加熱

一般のスチームトラップ
と区分してお使いください。

送油管のスチームトレース例
◎<正しい使用> ドレンの顕熱を利用すべく設計されている用途
- 重油など、低温時(約80℃以下)でも固まりにくい流体のスチームトレース、タンクヒーティングなど
- 凍結防止用計装トレースなど
×<誤った使用1> ドレンを速やかに排除すべき用途
ドレンの滞留による熱交換効率の低下、ウォーターハンマーを引き起こす恐れがあります。
- 蒸気主管
- 一般蒸気加熱装置
×<誤った使用2> 蒸気の潜熱を利用すべく設計されている用途
液体が凝固し、流体不良や配管詰りを引き起こす恐れがあります。
- アスファルトや溶融硫黄など、低温時(約80℃以下)に固まりやすい流体のスチームトレース、タンクヒーティングなど
- 重油など、低温時(約80℃以下)で固まりにくい流体でも、蒸気の潜熱を利用すべく設計されているスチームトレース、タンクヒーティングなど
| 型式 | 断面図 | |
| LEX シリーズ |
LEX3N-TZ LEX8-TZ |
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選定にあたっては、下記の項目の確認が必要です。
1)
使用条件の確認 …
トラップ前後の圧力関係、温度、ドレン量、排出ドレンの設定温度等
*トラップ出口側圧力はトラップ入口側圧力の50%以下の使用条件であれば使用可能です。
2)
トラップの呼径、接続方法、要求材質等
以上の項目から各ステップにて適正型式を選定してください。
ステップ1
型式の選定
ステップ2

ステップ3
<ステップ 1> 型式の選定
- 使用する用途、使用条件、要求材質等から、下記の選定表より該当する型式の製品仕様ページ(PDF)に進んでください。
| (1)* 使用圧力 MPaG |
(2) 配管方向 |
(3) 本体 標準材質 |
(4)** 設定可能 温度範囲 ℃ |
(5) 最大 排出流量 kg/h |
型式 |
用途 | ||
| トレース | ||||||||
| 配 管 |
ジ ャ ケ ッ ト |
計 装 |
||||||
| 0.05〜1.6 | アングル型 | ステンレス鋼 | 50〜180 | 218 | LEX8-TZ | ○ | ||
| 0.1〜2.1 | ストレート型 | 50〜200 | 310 | LEX3N-TZ | ○ | ○ | ○ | |
*
使用圧力が2.1MPaGを超える場合は、4.6MPaG用のLEX3N-TZ型(オプション)を選定ください。
**
指定なき場合、工場出荷時には LEX8-TZ…0.5MPaG・70℃、LEX3N-TZ…0.9MPaG・100℃に設定されています。
LEX3N-TZの設定可能温度は、飽和温度マイナス15℃が上限値です。
※以下は該当する型式の製品仕様ページ(PDF)で確認し、適正型式を選定してください。
- トラップにかかる圧力条件と排出ドレンの設定温度条件により、排出量が異なりますので、排水能力グラフより読取り、安全率を考慮して要求する流量を満足するか確認ください。指定なき場合の流量安全率は2以上を確保ください。
- 選定した型式の材質や呼径、接続仕様などが希望のものかなどを確認してください。


