SSは技術開発や製品開発、あるいはシステム設計をするわけではありません。かといって単にTLVの商品やサービスを販売するだけではありません。まず入社後の徹底的な製品技術教育やメンテナンス技能教育により、基本的な技術サービス力を身に付けます。その後は、顧客の現場に密着した営業を経験し、本人の意思と適性によりSSとなります。SSは経営のトップ層が抱える問題や課題に対してベストソリューションを提供するために、CEはもとより場合によってはトップをも巻き込み、全社一丸となって顧客満足の獲得に向け、先頭に立って活動するオーガナイザーでありプロジェクトリーダーでもあります。

SSに求められる重要な能力とは、顧客の信頼を短期間で獲得するコミュニケーション能力であり、顧客の社内、TLV社内の人材を組織的に動かすリーダーシップであり、顧客の事実情報を的確に収集・分析し、関係セクションにタイムリーに伝達する情報処理能力であり、その顧客にとってベスト・ソリューションを企画し、説得力あるプレゼンテーションを実施する能力です。

そのためにもSSは全員がノートPCを携帯して、常に顧客情報・市場情報の収集を行い、本社、東京CESセンターで構築されたネットワークによってサポートされます。CESを必要とする顧客企業は、業種によって共通する問題や課題を抱えています。TLVでは、これらに対して過去のCESの実施結果から、数多くのソリューション・ノウハウを蓄積しています。SSはこの情報をリアルタイムに引き出し、その投資採算分析、さらには最新の製品情報などをユーザーに提案することができます。SSは顧客から信頼されるソリューション・プロバイダーであり、そのために社内外の情報を駆使し、CES活動を組織的に推進するオーガナイザーです。