TLV蒸気と省エネメールマガジン
2005/08/30 Vol.24
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■■■ TLVメールマガジン Vol.24
■ ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■ 2005年08月30日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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早いもので8月ももう終わり、台風シーズンの到来です。先週も大型の台風が
本州に上陸しましたが、皆様被害などございませんでしたでしょうか?
今月のメルマガでは、お待ちかね【スチームクイズ第3弾】や【新発売!
渦流量計】【点検キット・補修キット】などをお届けします。
… I N D E X ………………………………………………………………
◇ ご好評につき、TLVスチームクイズ【第3弾】リリース!
◇ 【新製品】蒸気・水・エアを高精度測定! ~渦流量計EF73~
◇ 低コストで機能回復、環境にもやさしい ~点検キット・補修キット~
◇ 【連 載】もっと知りたい蒸気のお話 ~蒸気と空気どちらが重い?~
………………………………………………………………………………………
このメールは、<送信者>(株)テイエルブイが過去に御名前をいただいた方、
メール配信をご希望いただいた方に送らせていただいております。(05/08/30)
※配信停止の方はお手数ですがこちらよりお願いいたします。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=S002
_________________________________
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◇◆ ご好評につき、TLVスチームクイズ【第3弾】リリース!
◆◆ ~ 蒸気配管・ドレン回収システム設計コース ~
_________________________________
「楽しみながら蒸気について学べる」
「トラップだけでなく省エネの勉強にもなる」
と、6月末の第1弾リリース以来、評判が評判を呼んでいるTLVスチーム
クイズに第3弾 蒸気配管・ドレン回収システム設計コースが加わりました!
毎回異なるプレゼントも魅力の1つ(?)、第3弾となる今回も・・・
高得点の方には、第3弾特製の【プレゼント】を差し上げます♪
(第2弾以前の高得点者へのプレゼントは終了しております)
今回はより実践的な内容ですので実務者の方に有利?是非お試し下さい!
※TLVスチームクイズへの挑戦はこちらからどうぞ↓
http://www.tlv.com/ja/quiz/steam_quiz.html
________________________________
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◇◆ 【新製品】蒸気・水・エアなどの流体を渦式で高精度測定
◆◆ ~ <表示器内蔵> 渦流量計EF73 新発売! ~
________________________________
エネルギーコスト低減のためには、流量計によって各装置やプラント単位
での蒸気使用量を正確にモニタリングし、無駄や効率の悪い部分が無いかを
検証することが重要です。
新しく発売された渦流量計EF73では、旧製品のEF77を【表示器内蔵型】とし
更に以下の通り、使い勝手の向上と機能の充実を図りました。
従来からの特徴/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆ 蒸気 水 エアをはじめ多くの流体に適応できます。
◆ ウェハー型(フランジレス)タイプは、15A~150AまでL=65mmの
同一面間長です。
◆ 可動部の無い静電容量式DSC流量センサを採用し、高精度・高耐久性を
実現しています(DSC=Differential Switched Capacitance)。
新しく加わった特徴/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆ 表示器内蔵となり、単体で流量の読み取りが可能です。
◆ 温度センサと質量補正演算機能を内蔵し、発信器単体で飽和蒸気の
比容積変動に対応した自動演算補正を行います。
◆ アナログ瞬時流量とパルス積算流量の両方を外部に同時出力できるため、
エネルギーモニタリングシステムや流量制御への利用が可能です。
◆ 表示部分離型もラインアップ。発信器はラック上の高所配管、表示部は
読み取りの行い易いラック下に設置することが可能です。
==================================================================
新型渦流量計EF73の更に詳しい特徴はこちらをご覧ください。
【渦流量計の測定原理】【質量補正演算】の解説もあります↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/news24j.html
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※渦流量計の製品情報はこちら↓
http://www.tlv.com/product_v2/product_050100.html
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◇◆ ご存知ですか?低コストで機能回復、環境にもやさしい
◆◆ ~ 点検キット・補修キットのご案内 ~
_________________________________
TLV製品が壊れた時、場合によっては新品と交換するのではなく、壊れた部品
だけを取り替えられるのをご存知ですか?
また、壊れてしまう前に自分で製品内部を確認・清掃することもできます。
TLVでは主要製品に点検キットと補修キットをご用意しております。
-----------------------------------------------------------------
【点検キット】・・製品を開放・再組立てするのに必要な蓋回り等の
ガスケット類のセットです。
<価格例>・・スチームトラップA3NやJ3X場合、本体価格の1~3%程度
【補修キット】・・点検キットの内容+故障状態に陥った製品の機能回復に
必要な交換部品(弁座、バイメタル、スクリーン等)の
セットです。
<価格例>・・スチームトラップA3NやJ3X場合、本体価格の40%程度
※価格の比率は、製品型式、接続仕様等で異なります。また、取替え工事の
コスト等は含んでおりません。詳細は下記フォームよりお問合せ下さい。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099
-----------------------------------------------------------------
例えば、半年ごとの内部状態確認・清掃用に点検キット、一年ごとの
定期修理時には補修キットを使用するなど、キットを上手く活用すれば、
低コストで機能回復が図れます。
買い換えずに使用中の製品を有効利用できれば、廃棄物の削減にも繋がり、
環境にもやさしいと言えるのではないでしょうか。
※点検キット・補修キットが用意されている製品の一覧はこちら↓
http://www.tlv.com/product_v2/product_buhin.html
_________________________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(彡(彡)彡) 【連載】もっと知りたい蒸気のお話
(彡(彡) ~ 蒸気と空気どちらが重い? ~
__(彡)________________________第12話_
以前、蒸気を効率的に使用するために、蒸気使用設備内の空気を適切に排除
する方法についてお話ししました。
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0505bunatu_3rd.html
今回は“余分な空気をどこから抜くか”にも関わってくる話として、
【蒸気と空気のどちらが重いか】について触れてみます。
------------------------------------------------------------
◇ 空気の平均分子量を29とすると、1モル数では29g
◇ 蒸気(水)の分子量は18なので、1モル数では18g
------------------------------------------------------------
標準状態にある気体は1モル数なので、空気と蒸気を比べると蒸気の方が軽い
と言えます。
※参考※ 気体の標準状態には以下の2つの定義があります
STP定義: 1atm、 0℃(273.15K)、1mol=22.4L
SATP定義:1bar、25℃(298.15K)、1mol=24.8L
しかし、実際の条件は・・・
------------------------------------------------------------
◇ 比重量は温度、圧力によって大きく異なる
◇ 熱交換器の蒸気室内は蒸気と空気の混合気体で満たされている
◇ 蒸気と空気の比率で分圧も変わる
------------------------------------------------------------
このように標準状態とはかけ離れた状態であり、標準状態での結果を
そのまま適用することはできません。
熱交換器の蒸気室部分のような、実際の環境で蒸気と空気の重さについて
調べてみると、面白いことに状態によって様々であることが分かります。
例えば、蒸気室に蒸気を入れ始めた状態で、蒸気と空気の混合気体の圧力が
圧力計で【1.0MPaG】を示しているとします。
↓
この場合、この混合気体の温度が【162℃より低い場合】は蒸気の方が軽く
【162℃より高い場合】は空気の方が軽くなります。
このように空気と蒸気は、混合気体の温度・分圧によりどちらが軽いかが
変わります。
=================================================================
空気と蒸気の比重量が逆転するポイントを【グラフ】で確認してみましょう
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0508bunatu_2nd.html
=================================================================
“どこから空気を抜くか”という意味では、上からだけでも下からだけでも
不十分ということですね。蒸気室の形状によっても空気の抜け具合は大きく
異なりますので、多角的に検討する必要があります。
★☆★…………………………………………………………………………………
蒸気のことを理解するのに最適です!
お役立ちハンドブック \1,575/冊(税込)
http://www.tlv.com/ja/handbook/s-handbook.html
製品総合カタログ「STEAM Ver.02」(1人1冊まで無料)【技術資料付き】
http://www.tlv.com/news/newsj/news000000sakujyoj.html
…………………………………………………………………………………★☆★
★☆ 9月のTLVセミナー予定 ☆★……………………………………………
【スチーム・アカデミー・セミナー】
蒸気の入門コース:加古川9/13(火) 東京9/27(火)
蒸気利用実践コース:加古川9/14(水) 東京9/28(水)
【トレーニング・セミナー】
スチームトラップ点検マネジメント:加古川9/15(木) 東京9/29(木)
レーザ式回転機心出し器 ROTALIGN:加古川9/16(金)
【VM技術セミナー】
真空蒸気加熱・気化冷却システムコース:加古川9/2(金) 東京9/16(金)
※詳細及び10月以降のセミナー日程はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/seminar/seminar.html
※上記以外に【出張セミナー】もございます↓
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r.html
……………………………………………………………………………………☆★
____
__/編集後記\_________________________
 ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
夏も終わり、クールビズもまもなく終了?と思ったら、環境省から今度は
秋冬の「ウォームビズ」が発表されました。
10月1日からは、男女問わず室温20度で快適に仕事ができる暖かい服装を、
ということだそうですが、【室温20度】というとかなり「寒い」ですよね?
温室効果ガス排出量6%の削減を目指す「チームマイナス6%」には、
6つのアクション項目として【温度調節】【水道の使い方】【商品の選び方】
【自動車の使い方】【買い物とゴミ】【電気の使い方】がありますが、
毎年思いつく限りの寒さ対策をしている冷え性の身としては、
できれば、温度調節以外にも焦点を当てたキャンペーンを展開していただき
たいと願って止みません。
(【蒸気の使い方】で減らす「スチームマイナス6%」など如何でしょうか)
TLVホームページでは、先月ご紹介した「スチームトラップ選定のポイント」
や今月の「点検キット・補修キット一覧」「TLVスチームクイズ」など、
新しいコンテンツを次々と掲載しています。
http://www.tlv.com/ja/index.html
来月は更にリニューアルが加速!メルマガ上でも新コンテンツ情報をお届け
する予定ですのでご期待下さい。
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■■■ TLVメールマガジン Vol.24
■ ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■ 2005年08月30日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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早いもので8月ももう終わり、台風シーズンの到来です。先週も大型の台風が
本州に上陸しましたが、皆様被害などございませんでしたでしょうか?
今月のメルマガでは、お待ちかね【スチームクイズ第3弾】や【新発売!
渦流量計】【点検キット・補修キット】などをお届けします。
… I N D E X ………………………………………………………………
◇ ご好評につき、TLVスチームクイズ【第3弾】リリース!
◇ 【新製品】蒸気・水・エアを高精度測定! ~渦流量計EF73~
◇ 低コストで機能回復、環境にもやさしい ~点検キット・補修キット~
◇ 【連 載】もっと知りたい蒸気のお話 ~蒸気と空気どちらが重い?~
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メール配信をご希望いただいた方に送らせていただいております。(05/08/30)
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◇◆ ご好評につき、TLVスチームクイズ【第3弾】リリース!
◆◆ ~ 蒸気配管・ドレン回収システム設計コース ~
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「楽しみながら蒸気について学べる」
「トラップだけでなく省エネの勉強にもなる」
と、6月末の第1弾リリース以来、評判が評判を呼んでいるTLVスチーム
クイズに第3弾 蒸気配管・ドレン回収システム設計コースが加わりました!
毎回異なるプレゼントも魅力の1つ(?)、第3弾となる今回も・・・
高得点の方には、第3弾特製の【プレゼント】を差し上げます♪
(第2弾以前の高得点者へのプレゼントは終了しております)
今回はより実践的な内容ですので実務者の方に有利?是非お試し下さい!
※TLVスチームクイズへの挑戦はこちらからどうぞ↓
http://www.tlv.com/ja/quiz/steam_quiz.html
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◇◆ 【新製品】蒸気・水・エアなどの流体を渦式で高精度測定
◆◆ ~ <表示器内蔵> 渦流量計EF73 新発売! ~
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エネルギーコスト低減のためには、流量計によって各装置やプラント単位
での蒸気使用量を正確にモニタリングし、無駄や効率の悪い部分が無いかを
検証することが重要です。
新しく発売された渦流量計EF73では、旧製品のEF77を【表示器内蔵型】とし
更に以下の通り、使い勝手の向上と機能の充実を図りました。
従来からの特徴/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆ 蒸気 水 エアをはじめ多くの流体に適応できます。
◆ ウェハー型(フランジレス)タイプは、15A~150AまでL=65mmの
同一面間長です。
◆ 可動部の無い静電容量式DSC流量センサを採用し、高精度・高耐久性を
実現しています(DSC=Differential Switched Capacitance)。
新しく加わった特徴/
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◆ 表示器内蔵となり、単体で流量の読み取りが可能です。
◆ 温度センサと質量補正演算機能を内蔵し、発信器単体で飽和蒸気の
比容積変動に対応した自動演算補正を行います。
◆ アナログ瞬時流量とパルス積算流量の両方を外部に同時出力できるため、
エネルギーモニタリングシステムや流量制御への利用が可能です。
◆ 表示部分離型もラインアップ。発信器はラック上の高所配管、表示部は
読み取りの行い易いラック下に設置することが可能です。
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新型渦流量計EF73の更に詳しい特徴はこちらをご覧ください。
【渦流量計の測定原理】【質量補正演算】の解説もあります↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/news24j.html
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◇◆ ご存知ですか?低コストで機能回復、環境にもやさしい
◆◆ ~ 点検キット・補修キットのご案内 ~
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TLV製品が壊れた時、場合によっては新品と交換するのではなく、壊れた部品
だけを取り替えられるのをご存知ですか?
また、壊れてしまう前に自分で製品内部を確認・清掃することもできます。
TLVでは主要製品に点検キットと補修キットをご用意しております。
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【点検キット】・・製品を開放・再組立てするのに必要な蓋回り等の
ガスケット類のセットです。
<価格例>・・スチームトラップA3NやJ3X場合、本体価格の1~3%程度
【補修キット】・・点検キットの内容+故障状態に陥った製品の機能回復に
必要な交換部品(弁座、バイメタル、スクリーン等)の
セットです。
<価格例>・・スチームトラップA3NやJ3X場合、本体価格の40%程度
※価格の比率は、製品型式、接続仕様等で異なります。また、取替え工事の
コスト等は含んでおりません。詳細は下記フォームよりお問合せ下さい。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099
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例えば、半年ごとの内部状態確認・清掃用に点検キット、一年ごとの
定期修理時には補修キットを使用するなど、キットを上手く活用すれば、
低コストで機能回復が図れます。
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以前、蒸気を効率的に使用するために、蒸気使用設備内の空気を適切に排除
する方法についてお話ししました。
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今回は“余分な空気をどこから抜くか”にも関わってくる話として、
【蒸気と空気のどちらが重いか】について触れてみます。
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◇ 空気の平均分子量を29とすると、1モル数では29g
◇ 蒸気(水)の分子量は18なので、1モル数では18g
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標準状態にある気体は1モル数なので、空気と蒸気を比べると蒸気の方が軽い
と言えます。
※参考※ 気体の標準状態には以下の2つの定義があります
STP定義: 1atm、 0℃(273.15K)、1mol=22.4L
SATP定義:1bar、25℃(298.15K)、1mol=24.8L
しかし、実際の条件は・・・
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◇ 比重量は温度、圧力によって大きく異なる
◇ 熱交換器の蒸気室内は蒸気と空気の混合気体で満たされている
◇ 蒸気と空気の比率で分圧も変わる
------------------------------------------------------------
このように標準状態とはかけ離れた状態であり、標準状態での結果を
そのまま適用することはできません。
熱交換器の蒸気室部分のような、実際の環境で蒸気と空気の重さについて
調べてみると、面白いことに状態によって様々であることが分かります。
例えば、蒸気室に蒸気を入れ始めた状態で、蒸気と空気の混合気体の圧力が
圧力計で【1.0MPaG】を示しているとします。
↓
この場合、この混合気体の温度が【162℃より低い場合】は蒸気の方が軽く
【162℃より高い場合】は空気の方が軽くなります。
このように空気と蒸気は、混合気体の温度・分圧によりどちらが軽いかが
変わります。
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空気と蒸気の比重量が逆転するポイントを【グラフ】で確認してみましょう
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0508bunatu_2nd.html
=================================================================
“どこから空気を抜くか”という意味では、上からだけでも下からだけでも
不十分ということですね。蒸気室の形状によっても空気の抜け具合は大きく
異なりますので、多角的に検討する必要があります。
★☆★…………………………………………………………………………………
蒸気のことを理解するのに最適です!
お役立ちハンドブック \1,575/冊(税込)
http://www.tlv.com/ja/handbook/s-handbook.html
製品総合カタログ「STEAM Ver.02」(1人1冊まで無料)【技術資料付き】
http://www.tlv.com/news/newsj/news000000sakujyoj.html
…………………………………………………………………………………★☆★
★☆ 9月のTLVセミナー予定 ☆★……………………………………………
【スチーム・アカデミー・セミナー】
蒸気の入門コース:加古川9/13(火) 東京9/27(火)
蒸気利用実践コース:加古川9/14(水) 東京9/28(水)
【トレーニング・セミナー】
スチームトラップ点検マネジメント:加古川9/15(木) 東京9/29(木)
レーザ式回転機心出し器 ROTALIGN:加古川9/16(金)
【VM技術セミナー】
真空蒸気加熱・気化冷却システムコース:加古川9/2(金) 東京9/16(金)
※詳細及び10月以降のセミナー日程はこちら↓
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※上記以外に【出張セミナー】もございます↓
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__/編集後記\_________________________
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夏も終わり、クールビズもまもなく終了?と思ったら、環境省から今度は
秋冬の「ウォームビズ」が発表されました。
10月1日からは、男女問わず室温20度で快適に仕事ができる暖かい服装を、
ということだそうですが、【室温20度】というとかなり「寒い」ですよね?
温室効果ガス排出量6%の削減を目指す「チームマイナス6%」には、
6つのアクション項目として【温度調節】【水道の使い方】【商品の選び方】
【自動車の使い方】【買い物とゴミ】【電気の使い方】がありますが、
毎年思いつく限りの寒さ対策をしている冷え性の身としては、
できれば、温度調節以外にも焦点を当てたキャンペーンを展開していただき
たいと願って止みません。
(【蒸気の使い方】で減らす「スチームマイナス6%」など如何でしょうか)
TLVホームページでは、先月ご紹介した「スチームトラップ選定のポイント」
や今月の「点検キット・補修キット一覧」「TLVスチームクイズ」など、
新しいコンテンツを次々と掲載しています。
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来月は更にリニューアルが加速!メルマガ上でも新コンテンツ情報をお届け
する予定ですのでご期待下さい。
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