2007/03/27 Vol.43 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2007/03/27 Vol.43

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.43
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2007年03月27日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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先月のメンテナンスのアンケート記事には大きな反響をいただきました。
http://www.tlv.com/ja/maintenance/0702maintenance_3j.html

その続編として、今月のメンテナンス連載記事では、レーザー式軸芯出し器
ユーザー様に、本格的な活用に至るまでの流れを取材した記事をお届けしま
す。その他、今春発売される日常点検に役立つ簡易温度チェッカーの話題、
蒸気のお話では蒸気の伝熱について解説しています。


▼ INDEX ▼===================================================

■ 【連 載】コストダウンに繋がるメンテナンス
   ~活用事例のご紹介・レーザー式軸芯出し器を使いこなすには?~

■ 【新製品】配管・ポンプ・設備等の温度異常を早期発見
   ~ 日常保全・TPM活動に!簡易温度チェッカー、テンプフラッグ ~

■ 【連 載】もっと知りたい蒸気のお話 ~ 蒸気の伝熱 ~

★ ダウンロードサイトデータ更新情報
★ 編集後記

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このメールは、TLVメールマガジンをご希望の方に無料で配信しております。
配信停止の方はお手数ですが以下またはccc@tlv.comまでお願い致します。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=S002


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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
 おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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■【連載】コストダウンに繋がるメンテナンス
┃    ~活用事例のご紹介!レーザー式軸芯出し器を使いこなすには?~
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「レーザー式軸芯出し器は、使い方が難しいんじゃないの?」
そう心配される方のために、レーザー式軸芯出し器ロータラインを導入され
たA石油化学会社様の、ロータラインの本格的な活用に至るまでの流れを取材
してみました。

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Q:導入前に実施したことは何ですか?

A:デモを実施してもらいました。デモを見ての社内評価が高かったので導入
 を決めました。

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Q:導入にあたって、何か障害となることはありましたか?

A:現場から、レーザーとセンサーのセットが面倒との声が一部出ました。し
 かし、ロータラインを使うと芯出し時間が短くなる、ムーブ機能を使って
 機械がどのように動き、どの位置にあるかが分かる、といった便利さを体
 験することで苦情はなくなりました。

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Q:導入後に実施したことは何ですか?

A:まずは導入時に、現場担当者向けの講習会を実施しました。また、ロータ
 ラインのメインの担当を1名置きました。担当者はモデル機を使って時間
 のある時に自ら使用訓練をし、現場でマニュアルを見ずに操作できるよう
 になるまで繰り返しました。

 サンプル測定として分解前のポンプを実際に測定してみたところ、66台中
 0.05mm:1台、0.1mm以内:11台、0.11mm以上:54台という結果が出まし
 た。0.5mm以上は17台もあり、ダイヤルゲージを使った場合の、人による
 ばらつきをつくづく実感しました。

 次に、ロータライン担当者が中心となってメンバーを集め、ダイヤルの芯
 出しで困る、時間がかかる機械で測定を開始しました。この体験が他のメ
 ンバーにも徐々に広がり、現在は職場全員が利用できるようになっていま
 す。また、ロータラインのフル稼働により2年後にはもう1台追加購入しま
 した。

【担当者の教育】 → 【サンプル診断】 → 【日常保全への展開】

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Q:新人教育はどうされていますか?

A:ダイヤルゲージによる芯出しを習得するのに2年はかかるのに対し、ロータ
 ラインは10回作業を行えば一通りの操作を覚えられます。しかし作業が無
 いと操作を忘れるので、モデル機を用意しておいて作業前に訓練すること
 を勧めています。

-----------------------------------------------------------------
Q:導入後、何か変わったことはありますか?

A:導入当時は、回転機メンテナンスの分野に計測器を入れるのは初めてで、
 経験・勘の世界からの脱却を目指しました。ロータラインを入れることで
 作業員間の経験差が埋められ、ベテランでない人もベテラン同様の作業が
 可能となりました。

-----------------------------------------------------------------

A石油化学会社様では、まず社内で操作に習熟したキーマンを育成されまし
た。このキーマンが中心になって芯出しが難しい機械に対する作業を一緒に
行い、効果の実感を共有化することによって、全員が使用出来るようになり
ました。

このようにレーザー式軸芯出し器は、教育・運用次第で誰もが当たり前に使
えるようになります。
お客様に合ったアドバイスでご協力させていただきますのでご相談下さい。


------>>レーザー式軸芯出し器の本格活用に至るまでの詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/maintenance/0703maintenance_4j.html

※レーザー式軸芯出し器に関するご相談・お問合せはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099
(メールでお問合せいただく場合は ccc@tlv.com までご連絡ください)


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■【新製品】配管・ポンプ・設備等の温度異常を早期発見
┃  ~ 日常保全・TPM活動に!簡易温度チェッカー、テンプフラッグ ~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

重要箇所の温度管理に手間がかかっていませんか?巡回点検時、「もっと
簡単に温度異常が確認できれば」と感じられたことはないでしょうか。

凍結対策や凝固対策として用いられている蒸気トレースは、その効果を維持
するために、トラップの閉塞や蒸気供給弁の誤操作による蒸気停止等で温度
が下がらないよう、日常保全活動の中で温度管理する必要があります。

温度は通常、目視では分からないため、日常保全で温度を確認するには点検
箇所ごとに触診や温度測定が必要でした。

今春発売されるテンプフラッグを使えば、特別な機器を用意することなく、
この煩わしい温度確認が目視で可能になります。

温度異常が簡単に分かれば、ポンプや電動機など異常時に温度が上昇するよう
な機器や逆に温度維持をしなければならない機器の監視にも活用できます。

作業の一環として日常的に保全活動・監視活動ができますので、日常パト
ロール時の「指差呼称」と共に活用することで、設備異常の早期発見に大き
な力を発揮します。TPM推進ツールとしても最適です。

テンプフラッグには以下の特長があります。

◆ 設備の温度異常をサインでお知らせ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
~ 温度指示棒の色と突き出し状態の組み合わせで、
   [50℃以下][50℃~90℃][90℃以上以下]
   の3つの温度域を1台のテンプフラッグで目視確認できます。

◆ 様々な形状に対応
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ~ 付属の専用テープで銅管、鋼管や大型機器等の平面への取付けも容易
   です。

◆ 軽量コンパクト設計
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ~ 長さ85mm、12mm角、重量24gで場所を取りません。

テンプフラッグは先日閉幕したENEX2007にも展示され、多くの注目を集めま
した。
日常点検の補助ツール、TPM推進の秘密兵器として是非お役立てください。


------>>テンプフラッグの詳細・作動イメージはこちら↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news47j.html


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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡)     ~ 蒸気の伝熱 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第31話━━

熱媒体として見た場合の蒸気には、他の熱媒体にはない優れた特長がありま
す。中でも代表的な特長は以下の2つです。

・均一な加熱ができる
・素早い加熱ができる

本稿ではこれらの特長について伝熱の面からもう少し詳しく考えてみます。


▼なぜ一定温度かつ均一な加熱ができる?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
飽和蒸気は圧力が決まれば蒸気の温度も決まります。圧力は空間内で瞬時に
変化します。そして、飽和蒸気の凝縮は飽和温度のまま起こります。飽和蒸
気と凝縮した飽和水の温度は同じです。すなわち、伝熱面(装置のジャケッ
トやコイル内)を一定の圧力に保つことができれば、伝熱面のどの場所でも
同じ温度で加熱を続けることができます。


▼加熱のスピード
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
熱の移動の大きさを表す指標に【熱伝達率(=境膜伝熱係数)】があります。
単位は[W/m2・K](m2=平方m ・・・以下同じ)です。
W=J/sec.ですから、同じ伝熱面積と同じ温度差で熱交換を行うとすれば、熱
伝達率が大きいほど短時間で加熱ができることになります。

温水と蒸気の熱伝達率はおおよそ以下の値です。

---------------------------------------------------------------
・温水熱源で熱交換器の伝熱面へ熱が伝わるときの熱伝達率
  → 1000~6000[W/m2・K]

・蒸気熱源で熱交換器の伝熱面へ熱が伝わるときの熱伝達率
  → 6000~15000[[W/m2・K]
---------------------------------------------------------------

実際の加熱では、熱交換器壁材内の熱の伝わり方・熱交換器壁面から被加熱
物への熱の伝わり方が関係してきますので、それらを総合した指標として
【熱通過率[W/m2・K](=総括伝熱係数とも呼ばれます)】で評価する必要が
あります。この係数は熱交換器によってかなり開きがありますが、それでも
蒸気加熱は温水加熱に比べると、1.5倍~2倍程度の数値を示します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(熱通過率の計算式等は「100℃以下の蒸気後編(真空蒸気加熱システム)」
の回でもご説明しています)
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0503vm_2nd.html


▼なぜ素早い加熱ができる?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そのヒミツはやはり凝縮伝熱です。
蒸気は凝縮して液体に戻る瞬間に、保有している潜熱を放出します。放出さ
れる潜熱の量を凝縮後の温水(飽和水)がもつ顕熱の量と比較すると、その
差は実に2倍~5倍程度にもなります。この熱が一瞬のうちに放出され、熱交
換器を介して被加熱物に伝わります。

一方、温水などは相変化を伴わない対流伝熱であり、熱媒体は自身の温度を
下げながら被加熱物へ熱を伝えます。工業的にはポンプなどで加圧して伝熱
面に流れを作る強制対流が主流です。


------>>以下では、蒸気の伝熱について図を用いて解説しています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0703jyouki_dennetu.html


……………………………………(答えは上記リンク先↑の末尾に掲載)・.☆
☆ここで問題 ★ プチ・クイズ

「『熱交換器』も蒸気用に設計されたものと温水用に設計されたものではい
 くつかの点で違いがあります。
 次のうち温水用熱交換器の説明として正しくないものはどれ?」

 A.スチームトラップは設置されない

 B.温水が抵抗無くスムーズに流れやすい設計のものが多い

 C.温水が下方から入って上方から排出されるものが多い
……………………………………………………………………………………☆


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★ ダウンロードサイト・データ更新情報
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ダウンロードサイトで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

2007/03/22
 M4/M8/M12取扱説明書(和文・英文)を新規追加しました。
 DC3S-L取扱説明書(英文)を新規追加しました。
 PT1取扱説明書(和文/英文)を判定ロジック変更に伴い修正しました。
 LV6CE・LV6P・LV6SF・LV6EP取扱説明書(和文)をクランプ形状変更に伴い
 修正しました。

※ダウンロードサイトは、会員登録をされた方がCADデータ(外観図)、取扱
 説明書をダウンロードできるサイトです。会員登録は無料です。
 ログイン、会員申込みはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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当メルマガの記事の中でも最も人気が高いのが連載記事「もっと知りたい
蒸気のお話」。この「蒸気のお話」がこの春から少し変わったことはご存知
ですか?
変わったといってもメルマガ本文ではなく、リンク先のページの方です。

蒸気のお話ページ内の各記事の下に、緑色の[ご感想をお聞かせ下さい]と
いうボタンが加わり、ここから皆様のご意見・ご感想を送っていただける
ようになりました♪
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0703jyouki_dennetu.html

気になる記事があればこのボタンをクリックし、その記事のご感想や「蒸気
のお話」で今後取り上げて欲しい内容などをお寄せ下さい。

皆様のご希望をお聞きしながら、皆様とともに、もっと『ためになる』蒸気
のお話を作り上げていきたい、とスタッフ一同意欲に燃えています!

皆様からのご感想をお待ちしております。


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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
 おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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