2007/04/24 Vol.44 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2007/04/24 Vol.44

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.44
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2007年04月24日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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今月は、普段からお問合せの多い製品・システムをご紹介します。
昨年の発売以来ご好評いただいているセパレーターフィルターは、特に清浄
化した蒸気が多用される、食品製造プロセスでの使用をご案内します。
また、ファインケミカル分野を中心に多様なプロセスでの採用が広がってい
るバキュマイザーは、今号からの短期連載でご紹介します。

このほか、久々に登場する『省エネの基本講座』では世界のエネルギー情勢
を、連載記事『蒸気のお話』では、様々な種類が存在するバルブの使い分け
を解説します。


▼ INDEX ▼===================================================

■ 【連 載】省エネの基本講座 ~ 今後の世界のエネルギー情勢 ~

■ 【製品紹介】食品の製造プロセスに活躍!清浄な蒸気・空気の用途に
   ~ セパレーターフィルター SF1 ~

■ 【製品紹介】蒸気による低温加熱で精度向上・時間短縮・コスト削減
   ~ 真空蒸気加熱システム バキュマイザー ~

■ 【連 載】もっと知りたい蒸気のお話 ~ バルブの種類 ~

★ ダウンロードサイトデータ更新情報
★ 編集後記(GW休業のご案内)

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 おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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■【連載】省エネの基本講座<その5> ~今後の世界のエネルギー情勢~
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前の連載から少し間が空いてしまいました。
前々回の「国内のエネルギー事情」、前回の「新・国家エネルギー戦略」に
続いて、今回は世界のエネルギー情勢を、具体的な数字を織り交ぜながら
ご紹介します。

▼世界のエネルギー需要の見通し
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
国際エネルギー機関(IEA)によると、

 - 現在の世界の一次エネルギー量       = 約92億TOE

ですが、同機関による見通しでは今後の経済成長の拡大により、

 - 一次エネルギーの需要           = 年平均1.6%増加
 - 2030年における世界の一次エネルギーの需要 = 約153億TOE

にまで達すると予測されているようです。
これは【2000年比で66%増】に相当します。

この増加分の3分の2は途上国によるもので、地域別では、中国やインドのエ
ネルギー需要の増大から、アジア地域の伸びが最大になるとされています。
先進国全体の2030年までの増加率が、【年平均1%程度】であるのに対し、
アジアを含む開発途上地域では【年平均3%の増加率】と予測されています。

▼エネルギー消費の見通し
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◇ エネルギー源別の見通し

エネルギー源別では、地球温暖化対策の指向等によって、天然ガスの需要の
伸びが最も大きいと予測されており、2030年までの間は年平均2.4%の伸びで
30年後には現状の約2倍の需要と見通しされています。この値は、2030年に
おける全エネルギーの需要に対して、25%の構成比予想となっています。

一方、石油は、30年間で約1.6倍(構成比35%で、依然としてシェア1位)、
石炭は、1.5倍(構成比22%)、また原子力は1.2倍(構成比5%)の伸びと予測
されているようです。

◇ 部門別の見通し

部門別のエネルギー源の見通しでは、産業部門ならびに民生部門で電力の
シェアが増大すると予想されるのに対して、輸送部門では依然として石油が
9割以上のシェアを持つと予想されています。

また、発電部門では現在ならびに30年後も石炭のシェアが最も大きく、30年
後も40%以上のシェアを占めていると予想されているのに対して、石油のシェ
アは現在の約半分の4%程度まで減少すると予想されています。

◇ CO2排出量の見通し

エネルギーに関連したCO2排出量は、今後年平均1.7%で増加すると予想されて
います。2030年における排出量は現在の約1.6倍に、特に、中国が全世界の
増加分の25%以上を占めると予想されているようです。

これらの予想は、国際エネルギー機関が、各国政府の現行政策の趨勢から予
想したものです。同機関は更に、主要国が今後徹底したエネルギーの効率化
政策を行った場合には、上記の各数値に対して約10%程度、需要は低下し得る
と予想しています。

世界で最もエネルギー使用効率の高い日本が、全世界のエネルギーの効率化
を牽引し、今後のエネルギー需要を最小限に止めたいものです。


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■【製品紹介】食品の製造プロセスに活躍!清浄な蒸気・空気の用途に
┃  ~ セパレーターフィルター SF1 ~
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▼食品製造プロセスでの蒸気の直接使用
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食品を製造するプロセスには「蒸す・蒸かす」に代表される蒸気の直接使用
工程が多数あります。このような用途には十分に濾過された蒸気や、蒸気発
生器で発生させた清浄な蒸気が使用されます。

これらの他にもCIP(定置洗浄)用インラインミキサーや洗浄用温水の加温用
等に蒸気が直接使用されますが、これらの用途では「蒸し」ほどは清浄な蒸
気が使用されていないケースが多いようです。

理由はいろいろあると思いますが、清浄な蒸気を得るためのコストや工数が
一つのハードルになっているのではないでしょうか。

▼手軽に清浄な蒸気・ガスが得られるフィルター
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
セパレーターフィルターSF1は蒸気にも使用可能な濾過粒度0.5μmの焼結金網
フィルターを採用し、フィルター洗浄周期は従来の3倍(当社比)を達成する
など、手軽に清浄な蒸気を得ることができる機器です。

これまで蒸気の清浄度に目をつぶってきた用途への適用拡大や、従来蒸気発
生器を使用してきた用途へも適用できる可能性があります。

また、SF1は圧縮空気等のガス体にも使用可能です。
食品工場では製品に触れる気体、容器に触れる気体等様々な気体が使用され
ています。これらの用途にもSF1のフィルター洗浄周期の長さや、逆洗により
再利用可能なフィルターのコストパフォーマンスは有効です。


------>>セパレーターフィルター SF1の詳細・デモビデオはこちら↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news37j.html


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■【製品紹介】蒸気による低温加熱で精度向上・時間短縮・コスト削減
┃    ~ 真空蒸気加熱システム バキュマイザー ~
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バキュマイザー~真空蒸気加熱・気化冷却システム~は、素早い加熱や高い
温度制御性が認められ、ファインケミカル分野を中心に採用が広がっている
システムです。適用できるプロセスは、反応・濃縮・晶析・乾燥などさまざ
まです。これから数回に分けてこのバキュマイザーをご紹介していきます。

バキュマイザーのラインナップは、

 1. 真空蒸気加熱システム
 2. 真空気化冷却システム
 3. 真空蒸気加熱・気化冷却システム

の3種類で、3.は1.と2.を組み合わせたシステムです。
1回目の今回は真空蒸気加熱システムをご紹介します。


▼100℃以下でも均一で素早い加熱を実現
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
真空蒸気加熱システム『バキュマイザー』は、100℃以下の温度域でも従来の
蒸気加熱と同等の、均一で素早い加熱ができることが最大の特徴です。

高度な温度精度が要求されるファインケミカル分野を中心に、重合・晶析・
濃縮・反応と様々なプロセスに活用されています。特に<100℃以下>の低温
濃縮、乾燥用途がプロセスのボトルネックになるケースでは、大幅なサイク
ルタイム短縮に寄与しています。

▼導入しやすいシンプルなシステム構成
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バキュマイザーとは、特別な加熱装置や、熱交換器なのでしょうか?。
バキュマイザーはそれ自体が加熱装置なのではなく、100℃以下の温度域で使
用される熱交換器に、加熱源として低温の飽和蒸気を供給するためのシステ
ムです。

蒸気を供給するシステムと言っても特殊な蒸気発生器を搭載しているわけで
はなく、工場内のボイラーで発生させた「普通の」蒸気を減圧して使います。

蒸気の圧力を下げていくと蒸気の温度も下がっていきますが、100℃以下に下
げるためには大気圧以下の圧力を作り出す真空ポンプが必要です。そのため、
バキュマイザーシステムには真空ポンプが必ず組み合わされます。それ以外
は基本的に通常の蒸気加熱システムと同じです。

従って蒸気を熱源として使用している装置は、多くの場合そのまま真空蒸気
加熱システムの導入が可能です。

▼既存設備にプラスして機能拡大
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このことは、既存設備に低温加熱能力をプラスすることにより、装置の適応
範囲を幅広くしてマルチプラント化が図れることや、大きな設備変更を行う
ことなく新しい製造プロセスに変更できる可能性を示唆しています。

今後ますます多様化するであろう顧客ニーズや、製品の高機能化に対応する
製造設備を構築することで、幅広い受託製造品に対応できる可能性が広がり
ます。


------>>真空蒸気加熱システムの詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news50j.html


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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡)     ~ バルブの種類 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第32話━━

世の中には様々なバルブがありますが、蒸気系の配管に使用される手動バル
ブの代表的なものとしては、玉形弁、ボール弁、仕切弁、バタフライ弁など
が挙げられます。
本稿ではバルブの種類と使い分けについてお話します。

▼様々なバルブ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
JISによると、バルブの定義は以下となっています。

「流体を通したり、止めたり、制御したりするため、通路を開閉することの
 できる可動機構を持つ機器の総称。」

構造・機構的に分類すると、次のようになります。

・流路に弁体を「回転させて」止めるタイプ →ボール弁、バタフライ弁等
・流路に弁体を「蓋/栓をして」止めるタイプ →玉形弁等
・流路に弁体を「差し込んで」止めるタイプ →仕切弁等
・流路そのものを「外から挟んで」止めるタイプ →ダイヤフラム弁等

仕切弁は水門のような構造でゲート弁とも呼ばれます。全開時の圧力損失が
小さいことが特長ですが、全開時には弁体を流路から全て引き上げるため、
ハンドルの回転数が多くなります。バタフライ弁は面間寸法を極めて短くで
き、圧力損失も小さいことが特長です。水・空気等の用途で多く使われます。

蒸気配管でよく使われるボール弁と玉形弁は、より詳しくみていきましょう。

▼ボール弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ボール弁は締切性能が非常に高く、ハンドルを90度回転させるだけで開閉が
できるため便利です。流路を配管内径と同じ大きさとするフルボア化が可能
で、圧力損失の小さい弁を作ることができます。また、弁軸も90度回転する
だけであるため、グランドシールからの漏れが極めて起こりにくいという特
長もあります。

注意点としては、全開/全閉以外の途中の開度で流量調整などに使用しない
ことです。
ボールバルブは円環状のソフトシート弁座が使用されているため、途中の開
度で使用すると弁座の一部分だけに力が加わることになり、弁座が変形する
ことがあります。弁座が変形するとシール性能が低下して漏れてしまいます。

▼玉形弁
 ̄ ̄ ̄ ̄
玉形弁は流量調整から遮断まで広く使用することができる弁です。
弁体が弁座に密着すれば閉弁、離れれば開弁ですから、流量の調整は弁座の
開口面積ではなく弁体のリフト量(弁座からの距離)で行えます。途中の開
度で使用しても、弁座や弁体が流体による損傷を受けにくいのが特長です。
特に流量調整に主眼をおいた玉形弁としてニードル弁があります。

注意点としては、流路がS字状になっているため、他のタイプの弁に比べると
圧力損失が大きくなることや、全閉⇔全開させるには弁軸を何回転もさせな
ければならず、グランドシールから漏れやすいことなどです。また、回転し
ながら「押しつけて」閉弁しますので全閉位置がつかみにくく、締めすぎて
シート面に傷を付けてしまう例が見受けられます。

▼補足
 ̄ ̄ ̄
なお、「外から挟んで」止めるダイヤフラム弁は主に液体用に使用されます
が、蒸気で使用するバルブで似た呼び名を持つものがあります。ダイヤフラ
ム式のアクチュエーターをもつ自動弁です。これが略されて「ダイヤフラム
弁」と呼ばれることがありますので注意しましょう。


------>>以下では、ボール弁と玉形弁ついて図を用いて解説しています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0704valve.html


……………………………………(答えは上記リンク先↑の末尾に掲載)・.☆
☆ここで問題 ★ プチ・クイズ

「バルブの容量係数にCv値がありますが、正しく説明しているのはどれ?」

 A.同じCv値であれば条件が変わっても同じ流量が流れる

 B.同じCv値でも差圧が違えば流量が異なる

 C.Cv値の定義式は液体も気体も同じものが使われる
………………………………………………………………………………………☆


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★ ダウンロードサイト・データ更新情報
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ダウンロードサイトで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

※今月の更新はありません。

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★ 編集後記
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もうすぐ、待ちに待ったゴールデンウィーク(GW)ですね☆
皆様はどのようなご予定を立てていますか?

今年の当社のGW休業期間は4月29日~5月6日です。
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何かお急ぎのご用がある場合は4月28日までにご連絡いただくか、
以下お問合せフォームに「至急」とご記入の上ご連絡ください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099

GWとは言っても、皆様の中には仕事という方もいらっしゃることでしょう。
当社でも、GW中も稼動する一部ラインは期間中も出勤します。

仕事の方はお仕事頑張ってください!休暇の方は、仕事を忘れてスッキリと
リフレッシュし、休み明けに備えましょう!

次回メルマガは5月29日発行、新製品をご紹介する予定ですのでお楽しみに♪


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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
 おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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