2007/06/26 Vol.46 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2007/06/26 Vol.46

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.46
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2007年06月26日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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今年は梅雨に入るのが例年に無く遅かったようですが、大切な水を確保するた
めにも降るべきときにしっかり降っておいて欲しいものです。
さて、今号から担当が代わりました。普段は技術問合せ窓口などの業務を行っ
ております。電話・メールなどで「お会いした」方もいらっしゃるのでは・・
引き続き皆様のお役に立つ情報をお届けできるよう努力して参りますのでよろ
しくお願いいたします。

では、内容の紹介です。6月20日に発表された新製品M.S.E.G.は先週配信いた
しました号外で取り上げましたが、今号でも簡単に取り上げていますので見逃
した!という方は是非ご覧ください。短期集中連載してきた真空蒸気加熱気化
冷却システムの記事は完結編として有効事例の紹介を、連載記事では蒸気のお
話(トラップの背圧)をお届けします。


▼ INDEX ▼===================================================

■ 【新製品】反響続々!余剰蒸気が利益を生む!減圧弁が発電!?
   ~ スクリュ式小型蒸気発電機 M.S.E.G.(エムエスイージー) ~

■ 【製品紹介】蒸気による低温加熱で精度向上・時間短縮・コスト削減
   ~ 真空蒸気加熱・気化冷却システム バキュマイザー<3> ~

■ 【連 載】もっと知りたい蒸気のお話 ~ トラップの背圧 ~

■ 【ご案内】便利になりました!会員サイトのご案内

★ ダウンロードサイトデータ更新情報
★ 編集後記

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このメールは、TLVメールマガジンをご希望の方に無料で配信しております。
配信停止の方はお手数ですが以下またはccc@tlv.comまでお願い致します。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=S002
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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
 おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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■ 少量の蒸気でも電気に変えて利益を生み出す!
□ ~ 新発売・次世代型のスクリュ式小型蒸気発電機 M.S.E.G. ~
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6月20日に発表いたしました、次世代型のスクリュ式小型蒸気発電機 M.S.E.G.
(エムエスイージー)は、非常に注目いただき、既にシミュレーションのお申
し込みもいただいています。この発電機は神戸製鋼グループとの共同開発製品
で、従来の蒸気タービン発電の課題を徹底的に研究し、蒸気圧力が低い、蒸気
量があまり多くないユーザー様においても使用可能であることを目指して開発
されました。

最大発電出力100kWとこれまでにない小型化を実現した上、オールインワンの
パッケージ構造、低騒音、幅広い圧力と負荷変動に対応可能であるなど、蒸気
発電のハードルを一挙に下げる様々な特長を備えています。

---->>次世代型の『スクリュ式小型蒸気発電機M.S.E.G.』の詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news54j.html

【仕様チェックシート】から投資採算シミュレーションにもお申込み頂けます
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=H103


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■【製品紹介】蒸気による低温加熱で精度向上・時間短縮・コスト削減
┃   ~ 真空蒸気加熱・気化冷却システム バキュマイザー<3> ~
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3回にわたって真空蒸気加熱・気化冷却システムの特長を紹介してきました。
最終回の今回は、有効事例をご紹介します。

------>>バキュマイザーの事例紹介詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news57j.html

バキュマイザーは品質要求の厳しい分野・・・医薬品関連、電子材料関連等の
いわゆるファインケミカル分野で多くの採用実績があります。

数多い事例の中から、異なる課題を解決した3つの事例をご紹介します。

▼濃縮時間短縮による生産性の向上(真空蒸気加熱システムの事例)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【改善前の課題】
生産性を向上させることで生産量を増加させたいのですが、濃縮時間の長さが
ボトルネックとなり、1日のバッチ回数が制限されてしまっていました。
製品は95℃以上の熱に触れると融解してしまうため、温度差を大きくして濃縮
時間を短縮する方法が採れませんでした。

【導入後の効果】
真空蒸気加熱の使用により同じ釜を使用しながら、温水に比べてU値(総括伝
熱係数)を1.67倍に向上させることができました。
その結果、濃縮時間が10時間→7時間に短縮され、1日当たりの生産量を増加さ
せることに成功しました。


▼イニシャルコスト削減と温度精度の向上(真空蒸気加熱システムの事例)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【改善前の課題】
ロール乾燥機を新設するにあたり、イニシャルコストを削減しつつ、ロールの
表面温度のバラツキを±2℃以内に抑える必要がありました。

【導入後の効果】
誘電ロールに比べ設備のイニシャルコストを約40%削減できました。ランニン
グコストは、電力に比べて熱量単価の安い蒸気が使用できたため、誘電ロール
を使用した場合の試算に比べて約1/5で済んでいます。
品質的には誘電ロールと同等の表面温度精度±1℃を実現し、計画通りの品質
で生産が可能になりました。


▼高度な温度再現性による品質安定(真空蒸気加熱気化冷却システムの事例)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【改善前の課題】
加熱途中で原料投入が必要なプロセスにおいて、釜内温度が乱れてしまう現象
が発生していました。釜内温度の乱れ方が毎回異なるため、ロット毎の品質に
バラツキが生じてしまうことが大きな問題となっていました。

【導入後の効果】
原料投入時の温度降下に対して急速な加熱を行うことで素早く設定温度へ復帰
が可能になり、釜内温度変化そのものを最小限に抑えることができました。
さらに、原料投入を繰り返しても、温度の変動範囲が±0.2℃に収まる温度再
現性を実現し、ロット毎に生じていた品質のバラツキを無くすことに成功しま
した。


▼まとめ
 ̄ ̄ ̄ ̄
生産性・コスト・品質それぞれの課題に関連する事例をご紹介いたしました。
特に、3つ目にご紹介した真空蒸気加熱気化冷却システムの事例は、VM-H/Cが
単に「加熱と冷却が行える便利なシステム」ではなく、被加熱物温度を積極的
かつ極めて高精度にコントロールすることができるシステムであることを示し
ています。これは「フラスコレベルでは上手くいっても、スケールアップした
ら上手くいかない。」という難題をも克服できる可能性を秘めていると言えま
す。
バキュマイザーはこれまであきらめていた課題の克服に寄与できるかもしれま
せん。

------>>バキュマイザーの事例紹介詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news57j.html

------>>バキュマイザー導入までの流れを解説しています↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news56j.html


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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡)     ~ トラップの背圧 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第34話━━

背圧という言葉をご存じでしょうか。
バルブの世界ではよく使用される言葉ですが、一般にはなじみのない言葉かも
しれません。混んだレジで小銭がなかなか出てこない時に背中に感じるプレッ
シャーではなく、バルブ用語です。

JISにも定義されている用語で、トラップやバルブの二次側圧力のことです。
トラップの一次圧力と背圧の差が作動圧力差です。

------>>トラップの背圧について図を用いた解説はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0706haiatu.html

▼背圧とトラップの排出能力
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
一次圧力が一定で背圧が高くなるとトラップの作動圧力差が小さくなります。
同じトラップであれば、作動圧力差が大きくなるとドレンの排出流量も多くな
ります。(この辺りは『蒸気のお話』の「トラップとオリフィス」でも触れて
います↓。)
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0609orifice2.html

▼トラップの許容背圧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
背圧は単にトラップのドレン排出流量に関係するだけではありません。
トラップの許容背圧の問題があります。

許容背圧とはトラップが正常に作動するために許される背圧の最大値を一次圧
力に対する割合で表したものです。通常、背圧が高くなるにつれてトラップは
正常に作動することができなくなります。

では、背圧が高くなるとトラップの動きはどうなるのでしょうか。
多くのトラップでは背圧は弁を開く方向の力=開弁力として作用します。
一次圧力が一定のまま背圧だけが大きくなるとトラップの開弁力が大きくなり
ますので、トラップの種類によっては閉弁状態が維持できず開弁したままになっ
てしまうものがあります。

▼異なる許容背圧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
例えばディスクトラップの許容背圧は50%です。一次圧力が1.0MPaGだとすると、
背圧は0.5MPaG以下でなければなりません。フリーフロートトラップの場合は
比較的許容背圧は高く90%以上です。一次圧力が1.0MPaGだとすると、背圧は
0.9MPaG程度でも問題なく使用することができます。

このようにトラップのタイプにより許容背圧が異なりますので、トラップ選定
の際にはドレン排出流量だけではなく、設置予定場所における背圧も確認しま
しょう。

既設のトラップから新たにドレン回収を行う場合などは、従来以上の背圧がト
ラップに対してかかることになりますので、排出能力と許容背圧の両面で注意
が必要です。

------>>以下では、トラップの背圧について図を用いて解説しています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0706haiatu.html

……………………………………(答えは上記リンク先↑の末尾に掲載)・.☆
☆ここで問題 ★ プチ・クイズ

「トラップに作用する背圧になり得ないのは次の内どれ?」

A.トラップ以降の配管の立ち上がり

B.ドレン回収先のタンク圧力

C.トラップ二次側の配管重量
………………………………………………………………………………………☆


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■ 【ご案内】便利になりました!
□      ~ TLVサイト会員ページのご案内 ~
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これまでダウンロード会員の名称でご利用いただいていた会員サイトですが、
今回機能をアップしてTLVサイト会員としてリニューアルいたしましたのでご案
内いたします。

新たに会員様専用の「簡単フォーム」がご利用いただけるようになりました。
ログインいただいた会員様は、各種お問合せやお申し込みの際にお名前や住所
などの情報をご記入いただく必要がありません。

ご利用いただける会員専用コンテンツは今後も増強していく予定ですのでご期
待ください。

ご登録がまだのお客様はこの機会に是非ご登録ください。登録料・使用料とも
無料です。

------>>TLVサイト会員のお申し込みはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/agreement.php


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

2007/06/26 GT5C取扱説明書(和文・英文)新規追加しました。

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウンロー
ドができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきましてありがとうございます。
今月のメールマガジンはいかがでしたでしょうか。
蒸気のお話のリンク先ページが少し模様替えしたのに気が付かれましたか?
掲載記事が30を超えて目的の記事を探しづらくなってきましたので、入り口に
INDEXを設けました。これまで以上のご活用をよろしくお願いします!

TLVの本社がある兵庫県は太平洋側(瀬戸内海)と日本海側の両方に海岸線を
持つ県です。そのため、それぞれ趣の異なる数多くの海水浴場があります。
私は、例年早めに海水浴へ出かけることが多いので、梅雨明け前ではあります
が、今年は何処へ行こうかと思案を始めています。

次号は夏本番の7月下旬に配信予定です。メンテナンス記事では、レーザーを
使うのに目視確認?簡単に使えて効果絶大のプーリーアライメント器の有効事
例をご紹介します。夏場に負荷の高くなる空調機での有効事例です。ご期待く
ださい。


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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
 おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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