2008/04/22 Vol.56 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2008/04/22 Vol.56

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.56
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2008年04月22日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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大型連休が近づいてまいりました。今年は長い休みが取りにくい曜日と祝日
の組み合わせで、海外旅行へ出かける方も少なめだとか。読者の皆様の中に
は「工場が止まる間に工事が目白押し!」という方も多くいらっしゃるかも
しれません。

では今月のメールマガジンをお届けいたします。

▼ INDEX ▼===================================================

【製品紹介-探究編】寿命が長くメンテナンスが容易な減圧弁
   ~ セパレータ・トラップ内蔵減圧弁 COSPECTシリーズ 第3回 ~

【連 載】もっと知りたい蒸気のお話
   ~ スチームトラップ選定の手順 前編 ~

【新製品】大容量送水配管の真空破壊に
   ~ 大容量バキュームブレーカー VB3シリーズ ~

【お知らせ】受賞のお知らせ
   ~ スクリュ式小型蒸気発電機M.S.E.G.が「内閣総理大臣賞」を受賞 ~

★ トピックス
★ ダウンロードサイトデータ更新情報
★ 編集後記

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このメールは、TLVメールマガジンをご希望の方に無料で配信しております。
配信停止の方はお手数ですが以下またはccc@tlv.comまでお願い致します。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=S002

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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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■【製品紹介-探究編】減圧弁が持つ課題解決力
┃ ・・・寿命が長くメンテナンスが容易な減圧弁
┃ ~ セパレーター・トラップ内蔵減圧弁 COSPECTシリーズ 第3回 ~
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蒸気用減圧弁は、蒸気配管中の錆・スケールならびにドレンが最大のトラブ
ル原因であるということを説明してきました。
今回はセパレーター・トラップ内蔵減圧弁『COSPECT』の耐久性について納入
先の使用実績から検証したいと思います。

------>>COSPECTについて下記ページで詳しく解説しています↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news77j.html


◆使用年数実績が証明する耐久性

『COSPECT』の発売開始後、性能確認のために追跡フォローさせて頂いており
ます。

その中のあるお客様でご使用中の全てのCOSPECTについて設置時期を調査した
ところ、総設置台数68台の内、7割が設置後10年以上を経過していました。ま
た、その中の12台は20年以上前に設置されたものでした。


◆なぜ『COSPECT』は寿命が長いのか

なぜ『COSPECT』は長期間故障がなく、寿命が長いのでしょうか?
多くの事例から減圧弁のトラブルの主な原因は、錆やスケールならびに
ドレンであることが判明しています。
『COSPECT』は、これらの対策として以下の3つの機能を内蔵しています。

・ストレーナー ・旋回式セパレーター ・スチームトラップ

大きな錆とスケールはストレーナーで捕集、捕集できない小さな錆びとスケー
ルはセパレーターで分離され、トラップから排出されます。そのため、最も
重要なパーツであるピストン部やパイロット弁部等に流入することがなく、
摺動部などに異物が堆積して作動障害を起こすことが殆どありません。

また、減圧弁の寿命は、蒸気とともに流入するドレンによって、弁シート部
にエロージョンが起きることが主要な原因であることも判明しています。
『COSPECT』は、内蔵しているセパレーターとフリーフロートスチームトラッ
プによって、ドレンを強制的に分離排除するため、弁部のエロージョンが殆
ど起こりません。

このように『COSPECT』は、従来の減圧弁の課題を解決するために開発された
製品です。
『COSPECT』の性能は、
・独自の旋回式セパレーター
・衝撃吸収球状ピストン
・フリーフロートスチームトラップ
という3つの技術が三位一体となって減圧弁に組み込まれていることによって
得られます。

------>>COSPECTについて下記ページで詳しく解説しています↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news77j.html


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ スチームトラップ選定の手順 前編 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第44話━━

皆さんは、どのような手順でスチームトラップの選定をしておられますでしょ
うか。世の中には数多くのスチームトラップが存在し、どれを選べばよいか
戸惑われることもあるのではないでしょうか。
今回は『スチームトラップの選定手順』と、4つのステップの内2つまでをご
説明いたします。

------>>スチームトラップ選定の手順 前編についての図説はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0804steamtrap_st1.html


▼スチームトラップ選定のステップ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップには多くの種類や材質、能力がありますが、正しい選定の
手順は以下のステップです。
ステップ1. 使用する用途に対して適合する機能のトラップを選ぶ。
ステップ2. 使用する条件に対して適合する仕様のトラップを選ぶ。
ステップ3. 発生するドレン量に対して適切な安全率でトラップの容量を選ぶ。
ステップ4. ライフサイクルコスト(LCC)が最小になるトラップを選ぶ。


▼ステップ1.・・・用途別トラップ選定の要領
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップが使用される用途は、大別すると次の3つに分かれます。
1.蒸気輸送配管
2.蒸気使用プロセス
3.スチームトレース

この3つの用途区分では、それぞれにスチームトラップを設置する目的と求め
られる機能が異なります。

蒸気輸送配管にトラップを設置する目的は良質な蒸気を安定してプロセスに
供給するためであり、蒸気使用プロセスにトラップを設置する目的はその生
産性を最大にし、かつ高品質な製品を生産するためです。
スチームトレースは、加熱温度が100℃以下の低温の場合も多く、あえてドレ
ンを滞留させる場合もあるなど特殊な用途です。
スチームトラップはそれぞれ異なる目的に合致したものであるべきです。


▼ステップ2.・・・使用条件とトラップの仕様
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
次に、実際にスチームトラップが設置される箇所の使用条件と適合するトラッ
プの仕様について説明します。

スチームトラップの仕様で最初に確認しなければならないのは、スチームト
ラップの本体材質です。トラップ本体の材質は、スチームトラップの設置箇
所の設計圧力や温度、周囲の環境、長期的なメンテナンス性等を考慮して決
定されます。

トラップ本体・蓋等の耐圧部品に使用される材質は、一般のバルブ類に要求
される材質と差異はありません。ただし、スチームトラップとしての最高使
用圧力/温度は各材料の使用可能圧力、温度とは必ずしも一致しないことに
注意が必要です。スチームトラップ本体以外の構成部品、例えばガスケット
やゴム製のOリングなどによってトラップの最高使用圧力や温度が制限される
場合があるからです。

次に、トラップの仕様として必要なのは接続口径です。
トラップの接続口径は、プロセスのドレン発生量に基づいて設計された、
蒸気使用装置のドレン出口配管サイズに合わせるのが正しい決定です。
蒸気使用装置の出口配管サイズよりも小さな接続口径のトラップを取り付け
るとドレンを滞留させることになりますので、出口配管径と同じかそれより
大きな口径を選定するようにします。

ところで、トラップの出口配管、つまりドレン回収配管のサイズ決定は、
配管内で再蒸発が伴うこともありますから、それを考慮して適正流速、適正
圧損になるような二相流の配管設計が必要です。

配管との接続方式も決める必要があります。
同一モデルでも、ねじ込み接続、フランジ接続、溶接接続が選べる場合があ
ります。コスト・交換の容易さ・漏れに対する信頼性などの点でそれぞれに
一長一短ありますので、予算や要求される機能に応じて決定しましょう。

次稿ではステップ3のドレン量と安全率、ステップ4のトラップのライフサイ
クル・コストについてご説明いたします。

------>>スチームトラップ選定の手順 前編についての図説はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0804steamtrap_st1.html


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■【新製品】大容量送水配管の真空破壊に
┃ ~ 大容量バキュームブレーカー VB3シリーズ ~
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4月21日発売が開始されたばかりの新製品、大容量バキュームブレーカーをご
紹介いたします。

------>>大容量バキュームブレーカーの詳細はこちらのページで紹介中です↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news78j.html


◆ バキュームブレーカーとは
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バキュームブレーカーは、送水配管内で真空が発生するのを防止する機器
です。

送水ポンプが停止した時など配管内の水が低所に流れようとすることで配管
内の一部が真空になることがあります。真空が発生すると激しいウォーター
ハンマーが発生し、衝撃音や計器・装置の破損、場合によっては送水配管そ
のものの破損といった問題を引き起こすことがあります。
真空破壊弁はこのとき開弁して空気を送水管内に吸い込ませることで配管内
が真空になるのを防止します。


◆ 具体的使用例
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
下記のような箇所に設置することで効果を発揮します
・送水ポンプ出口
・冷却水循環ラインの頂部
・道中に上がり下がりがある送水配管の頂部

例えば・・・
・冷却用に海水を採取する配管
・海水を淡水化する設備の配管
・高所に設置された熱交換器とポンプを循環する配管
などに使用されています。


◆ バキュームブレーカーの特長
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・フロート部、ディスク部2箇所の弁から大量に吸気するため、
圧力差0.03MPaで約2,000Nm3/hの大吸気量を実現
・フリーフロートを用いた急速排気弁機能を持つため、送水始めの初期エア
をスムーズに急速排気
・2箇所のシート部はゴムを用いたソフトタッチで高いシール性能を発揮
・海水用には二相系ステンレス鋳鋼製ボディを採用し耐食性を確保
・フリーフロートとスプリング式逆止弁を組み合わせたシンプル構造のため
故障が少なく長寿命

どうしても配管の取り回しでは真空発生が回避できないような場合など、
小型で大容量なVB3は省スペースで設置可能なため威力を発揮します。

------>>大容量バキュームブレーカーの詳細はこちらのページで紹介中↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news78j.html


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■【お知らせ】日刊工業新聞社選定 第37回日本産業技術大賞
┃ ~ スクリュ式小型蒸気発電機M.S.E.G.が「内閣総理大臣賞」を受賞 ~
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この度、神戸製鋼グループとTLVが共同開発したスクリュ式小型蒸気発電機
M.S.E.G.が、
日刊工業新聞社選定「第37回日本産業技術大賞」の「内閣総理大臣賞」
を受賞いたしました。
2008年4月9日に東京で授賞式が行われ、賞状と楯を授与されました。

日本産業技術大賞は我が国産業社会の発展に貢献した技術開発成
果が毎年選ばれ、開発・実用化した企業・グループが表彰されるものです。
スクリュ式小型蒸気発電機M.S.E.G.は、従来困難とされていた低圧力・少量
の蒸気を用いて高効率の発電を実現したことで、省エネルギーと二酸化炭素
発生量削減に貢献できる点が高く評価されました。

------>>ホームページではこちらでご紹介しています↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news76j.html


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★ トピックス
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☆FAQ よくあるご質問&ご回答集に質問を追加しました。

実践的な内容を中心に掲載しておりますので、課題解決のヒントとしてもご
活用ください。
http://www.tlv.com/product_v2/product_faq.html

☆雑誌投稿記事一覧に2つの記事を追加しました。

『スクリュ技術が100kW級の発電を可能に』と
『スチームコンプレッサシステムによる省エネルギー 』 です。
http://www.tlv.com/ja/articles/articles_index.html


☆ホームページのスチーム・アカデミー・クイズに問題を追加しました。

今回は「蒸気の入門コース」、「蒸気利用実践コース」の各コース第5回です。
http://www.tlv.com/ja/quiz/index.html


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

PB10A/PB10B和文取扱説明書を修正して公開しました
SR-3/SR-8和文取扱説明書を修正して公開しました
EF73和文取扱説明書を修正して公開しました
BE1L/BE3L/BE6和文・英文取扱説明書を新規公開しました
G8和文取扱説明書を修正して公開しました
VA1/VA2/VA3/VA4/VA5和文取扱説明書を修正して公開しました
VC2/VC3/VC4和文取扱説明書を修正して公開しました
VAS和文取扱説明書を修正して公開しました

BE1L CAD外観図を新規公開いたしました
※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウンロー
ドができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきましてありがとうございます。

4月最終火曜日は連休直前となることから、第56弾メールマガジンは1週間早
めて配信させていただきました。
春の大型連休を指す「ゴールデンウィーク」はもちろん日本だけで通用する
言葉ですが、日本語を勉強している外国人の友人から「もうすぐ黄金週です
ね!」とメールをもらいました。わざわさ漢字に直してくれたようですが、
読んだ私はしばらく意味がわかりませんでした。

次号は5月27日に配信予定です。

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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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