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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2008/06/24 Vol.58

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.58
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2008年06月24日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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2000円札が登場した年の沖縄サミットから8年、まもなく洞爺湖サミットが
開催されますね。今年のサミットは環境問題に重点が置かれると言うことで、
サミットを目前に控えて、地球環境に関する話題がメディアでも連日のよう
に取り上げられています。当面の環境対策として省エネルギーは非常に重要
な位置にあります。一人一人が改めて意識を高めていかねばなりませんね。

では今月のメールマガジンをお届けいたします。

▼ INDEX ▼
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■□ 【連 載】
もっと知りたい蒸気のお話
~ スチームトラップ周辺の機器-前編 ~

■□ 【連 載】
蒸気の省エネ入門講座 第四回
~ エネルギーフローの作成・・・エネルギーの「視える化」 ~

■□ 【ご案内】
取扱説明書をご活用ください!
~ 故障かな?と思ったら ~

■□ 【開催のお礼】
多くのご参加ありがとうございました!
~ ロール設備革新技術セミナーのご報告 ~

★ トピックス
★ ダウンロードサイトデータ更新情報
★ 編集後記

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このメールは、TLVメールマガジンをご希望の方に無料で配信しております。
配信停止の方はお手数ですが以下またはccc@tlv.comまでお願い致します。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=S002

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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ スチームトラップ周辺の機器-前編 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第46話━━


前回は、『トラップの選定手順』について説明しましたが、今回はトラップ
を配管設置する時のトラップ周辺の機器について解説いたします。
前編では「作動・保護のために必要な機器」と「作動確認のために必要な機器」
を取り上げます。

------>>スチームトラップ周辺の機器-前編についての図説はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0806equipment_1st.html

▼ スチームトラップ周辺の機器
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トラップを使用するためには、トラップを効果的に機能させ、また必要に応
じて作動を確認し、メンテナンスを容易にするために、トラップの周辺には
下記のような機器の設置が必要です。

●作動・保護のために必要な機器
逆止弁・自動凍結防止弁

●作動確認するために必要な機器
サイトグラス・テストバルブ

●メンテナンスのために必要な機器
入口バルブ・出口バルブ・バイパスバルブ・ストレーナー


▼ 逆止弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トラップは逆流防止の機能を持っていませんので、ドレン回収等のためにト
ラップの出口を集合する場合や、高い位置のドレン配管に接続する場合には、
トラップの出口には逆止弁の設置が必要になります。


▼ 自動凍結防止弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
寒冷地においてトラップの休止時に入口配管やトラップ内に残留・滞留する
ドレンが凍結することで稀に起こる蒸気使用機器やトラップなどの破損を防
止するためには、トラップに自動凍結防止弁を設置することが有効です。
自動凍結防止弁は、ばねと弁の組み合わせで構成されており、圧力が低くな
ると開弁し、圧力が高くなると閉弁する仕組みです。自動凍結防止弁開弁時
に機器内のドレンが自然流下で排出されます。強制排除するわけではありま
せんので、自動凍結防止弁は機器の最も低い箇所に設置する必要があります。


▼ サイトグラス
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トラップの作動を目視で確認できるようにしておくためには、サイトグラス
をトラップの出口に設置します。トラップ出口がすぐ近くで大気に開放され
ている場合には必要ありませんが、出口が集合されている場合や、ドレンを
回収するためにドレン配管に接続されている場合には、サイトグラスを設置
することで、トラップの作動を一目で確認することができます。


▼ テストバルブ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トラップの出口がドレン回収配管に接続されている場合に、サイトグラスに
よる確認だけでなく、トラップからの実際のドレンの排出状態や蒸気漏れの
有無を目視で確認できるようにテストバルブを設置することもあります。
テストバルブを使用する際には、トラップの出口バルブを閉じてからテスト
バルブを開き、ドレンの排出状態等を確認します。しかし、テストバルブの
使用は、テストバルブの出口配管を、近くの排水ピットでドレンブローでき
る場合に限られます。

「メンテナンスのために必要な機器」は次号後編で紹介いたします。

------>>スチームトラップ周辺の機器-前編についての図説はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0806equipment_1st.html


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■【連載】『蒸気の省エネ入門講座』第四回
┃ ~ エネルギーフローの作成・・・エネルギーの「視える化」 ~
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今回の『蒸気の省エネ入門講座』では、エネルギーフローの作成について
解説いたします。

◆エネルギーフローの作成

エネルギーフローとは、工場のエネルギーの「入熱」と「出熱」の関係を図
に表したもので、工場の省エネを進めるために最初に現状調査をした結果を
数値化、用途別に整理して、実際に各用途別の省エネ活動を進めていくため
に不可欠なものです。
つまり工場で、どんな種類のエネルギーを、社外からどれだけ購入し、その
エネルギーがどんな用途(設備)で、どれだけ使用されているのかを一目で判
るように表したものです。

まず、エネルギーフローを作成するためには、最初に捉えるべきエネルギー
の種類を再確認することから始まります。この点については初回の現状把握
の章で説明した通りです。
次に、そのエネルギーの購入量(年間)を調べます。電力会社から購入する
電力量、ボイラや炉などの燃料購入量等について漏れなく調査します。
ここまでは全体量ですから比較的簡単に調査できるはずです。

次に必要なことは、このエネルギーの使用内訳の把握です。具体的には、
各エネルギーについて、建屋・用途・工程・設備別の使用量を把握しなけれ
ばなりません。多くの工場はこの段階で大きな課題にぶつかります。内訳が
把握できるまで計量が行なわれておらず、行き詰まってしまうことが多いの
です。


◆『エネルギーの「視える化」』の重要性

例えて言えば、これは省エネというダイエットを始めようとしているのに
現状の体重や体脂肪率が正確に判らないということです。ですから、省エネ
に取り組む工場では、電力・蒸気・その他燃料については、普段から最低限
として建屋別の使用量程度までは計量できるように電力積算計や蒸気流量計
等を設置しておくべきです。

しかし、『理屈では、エネルギー使用量の計量の意義は判るが、計量のため
に流量計等を設置しただけで省エネが出来る訳ではない』という声を聞くこ
ともあります。この意見に対する答えは、代表的な設備でまずテストしてみ
ることです。

代表的な設備とは、待機時間が長い設備や、放熱・漏れが目に付くなど、
明らかに省エネができそうな設備が理想です。
そのような設備に蒸気流量計等の計器を設置し、改善前のエネルギー使用量
と生産量の関係を時間帯別に正確に把握すれば、多くのことが見えてきます。
例えば、同じ大きさの別の設備なのにエネルギー使用量に大きな差があると
か、生産量とエネルギー使用量との関係が正の関係にないとか、生産をして
いない時間帯のエネルギー使用量が想像以上に大きい・・などです。

しかし、どうしても事前に計測できない場合は、計測できている範囲から
残りの部分を明らかにし、按分する方法で推定します。但し、単に経験から
推定するのではなく、実際に対象となる設備について、その設備の仕様や
稼動時間を調べて、計算根拠を明らかにした上で、年間のエネルギー使用量
を推定します。そして、実際の計量箇所が増えてきた段階で、さらに按分・
推定の精度を上げていけばよいのです。

エネルギーフローを作成するためには、計測できてない場合であっても、
根拠のある推定で数値化することが大切です。

------>>『蒸気の省エネ入門講座』は下記からどうぞ
http://www.tlv.com/ja/introduction_lecture/introduction_lecture4.html


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■【ご案内】故障かな?と思ったら
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◆ トラブルシューティングの活用を!
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故障には様々な要因があります。部品の摩耗や破損の場合もあれば、スケー
ルやゴミ詰まりもあります。各製品の取扱説明書には大まかに要因分析を行
い、それぞれの要因に対する対処法が書かれた「トラブルシューティング」
が記載されています。まずこれに従って原因の絞り込みを行い処置を行って
ください。
「トラブルシューティング」のサンプルは下記ページでご参照ください。
http://www.tlv.com/news/newsj/news82j.html

お手元に取扱説明書が無い場合は、TLVホームページからダウンロード可能で
す。ダウンロードは下記ページからどうぞ。
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


◆ 念のためこんな項目もご確認ください
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
思い込みや勘違いで誤った使い方になっていたり、トラブルと見誤ったりす
ることが意外に多く報告されています。

・入出口のバルブは開いていますか
・バイパスバルブは閉じていますか
・製品の流れ方向指示と実際の流れ方向は一致していますか
・最高使用圧力や最高使用温度を超えていませんか
・最低作動圧力差は確保されていますか
・均圧管など必要な配管は確実に施工されていますか

トラップの正しい設置方法は『トラッピング間違い探し』も参考になります。
http://www.tlv.com/ja/search_mistake/search_mistake.html


◆ こんな場合はTLVへご相談を!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・短期間に同じ部品が故障する
・短期間に同じ機器が故障する
・短期間で本体に穴が開く
・取扱説明書に従って処置したが復旧できない

スチームトラップや減圧弁など蒸気関連の機器はご使用になるお客様の条件
や環境が様々ですので、場合によってはその箇所特有の機器選定や、環境に
合わせた設置方法などの対策が必要になることがあります。
メールでのお問合せは下記フォームをご利用ください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099


◆ 保証期間内の故障について
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
TLV製品は基本的に製品発送後1年間の製品保証がございます。
保証期間内に発生したTLVの責任による故障につきましては、無償修理・無償
交換の対象になりますのでトラブルシューティングに従ったチェックを行っ
た上で、まずはTLVまでご連絡ください。家電製品のような保証書はございま
せんが、製品型式およびシリアルNo.、お求めいただいたルートや時期等をご
連絡ください。速やかに対応させていただきます。


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■【開催のお礼】多くのご参加ありがとうございました
┃ ~ ロール設備革新技術セミナーのご報告 ~
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本メルマガでご案内いたしました、
ロール設備の安定操業・生産性向上のための革新技術セミナーが6月20日
兵庫県のTLV本社で開催されました。

今回のセミナーは、ロール設備にポイントを絞った内容でしたが、鉄鋼や繊
維、製紙など幅広い業界でロール設備をご使用のお客様にご参加いただきま
した。ロール設備に対して新技術を実際に活用されているお客様から有効事
例の紹介を、また、ドイツPRUFTECHNIK社からは海外のメンテナンス動向につ
いてご講演いただきました。興味深い内容に参加の皆様も熱心に聞き入って
おられました。

------>>ロール設備革新技術セミナーの様子はこちらをご覧ください↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news81j.html


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★ トピックス
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☆雑誌投稿記事一覧に記事を追加しました

『最新のスチームトラップと管理のベストプラクティス
(利益を生むスチームトラップの選定と管理)』です
http://www.tlv.com/ja/articles/articles_015.html


☆スチーム・アカデミー・クイズに問題を追加しました

今回は「蒸気利用実践コース 」の第6回と、
「蒸気配管・ドレン回収システム設計コース 」の第6回です
http://www.tlv.com/ja/quiz/index.html


☆CD版製品総合カタログ(STEAM)を2008/06/01版に改訂しました

https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=H101


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

ST-C3(TempFlag)和文取扱説明書を新規作成して公開しました。
VA1/VA2/VA3/VA4/VA5和文取扱説明書を修正して公開しました。
VC2/VC3/VC4和文取扱説明書を修正して公開しました。
VAS和文取扱説明書を修正して公開しました。
VS1A和文取扱説明書を修正して公開しました。
VS1C和文取扱説明書を修正して公開しました。

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウンロー
ドができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきましてありがとうございます。

前任者の出産・育児休暇に伴い、メールマガジン担当を引き継いでから1年が
経過しました。色々大変なこともありましたが、読者の皆様に支えられて配
信を続けることができました。来月からは前任者も復帰しますので新しい体
制で一層パワーアップしたメールマガジンをお届けしていきたいと思います。
これからも引き続きTLVメールマガジンをよろしくお願いいたします。

次号は7月29日に配信予定です。

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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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