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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2010/11/30 Vol.87

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.87
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2010年11月30日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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11月7日~14日、横浜でAPECが開催されたのに合わせて、日本政府により
『APEC JapanExperience~日本の知恵と技術の体験空間~』という展示が
行われました。
この展示の中の、ジェトロ環境ゾーン“GreenInnovations”に、当社の
フリーフロート式スチームトラップも、日本の優れた環境・省エネ技術・
製品の1つとして展示されました。
http://www.tlv.com/news/newsj/news151.html

展示された28社の製品は、いずれも各分野でユニークかつ優れた技術という
観点で選ばれたそうです。TLVも、省エネ分野で“世界に誇れる日本の技術”
と認めていただけるよう、今後も専心努力致します!

さて、今月の蒸気のお話では、「ダブルトラッピング」を取り上げます。
これは、先月の記事「グループトラッピング」(↓)と似ているようですが、
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1010group_trapping.html

誤った設置方法であるという点は共通しているものの、設置の形態、
問題点、対策等は全く異なります。やってはいけないトラップ設置方法として
是非前回のグループトラッピングと合わせてご覧ください。

▼ INDEX ▼
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■□ 【ご案内】
新しくメンテナンス関連のメールマガジンを創刊しました
~ 「保全と検査メールマガジン」創刊のお知らせ ~
    連載記事「コストダウンに繋がるメンテナンス」も移動します

■□ 【蒸気の質向上】
長寿命で分解清掃も簡単!
~ セパレーターフィルターSF1 ~
    作動アニメーションとビデオ映像でその効果が分かります

■□ 【連 載】
もっと知りたい蒸気のお話
~ ダブルトラッピング ~
    トラップの直列設置が招く問題、その代替策をご説明します


■□ 【ご報告】
多くのご参加ありがとうございました!
~ 大分出張セミナーのご報告 ~
    実際のセミナーの様子を多くの写真でご紹介しています


★ ダウンロードサイトデータ更新情報
★ 編集後記(多忙は盲目)

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このメールは、TLVメールマガジンをご希望の方に無料で配信しております。
配信停止やアドレス等の変更は以下またはccc@tlv.comまでお願い致します。

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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【ご案内】新しくメンテナンス関連のメールマガジンを創刊しました
┃ ~ 「保全と検査メールマガジン」創刊のお知らせ ~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月、蒸気と省エネに関する当メールマガジンから独立して、新しく保全・
メンテナンス専門のメールマガジン【保全と検査】が創刊されました!

グループ会社である有限会社ティティエスとの共同発行で、最新の製品・
サービス、事例、技術動向等を隔月でご紹介していきます。

尚、従来当メルマガに連載しておりました『コストダウンに繋がるメンテナン
ス』記事は、今後【保全と検査】メールマガジンに移動します。
引き続き最新の事例や基本解説等をお届けしていく予定です。

もちろん、当メルマガ同様、「保全と検査メールマガジン」もご登録は無料
です。

創刊号には、工場の省エネ・コストダウンに効果大!エア・ガス漏れ検査の
ご案内と、共同発行元であるティティエスのご紹介を掲載しています。

当メルマガの兄弟分とも言える、保全と検査メールマガジン。
「まだ届いていない」という方は、お手数ですが以下からご登録ください。


------>>保全と検査メールマガジン創刊号はこちらからご覧いただけます
http://www.tlv.com/ja/mail_magazine/m_tts_magazine101118.html

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■【蒸気の質向上】長寿命で分解清掃も簡単!
┃ ~ セパレーターフィルター SF1 ~
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セパレーターフィルター SF1は、サイクロン方式のセパレーターを内蔵した
フィルターです。セパレーターの効果でコンパクトながら長期間フィルター
が詰まりにくく、積層焼結金網製フィルターの採用で0.6MPaG 165℃までの蒸
気や空気にご使用いただくことができます。
http://www.tlv.com/news/newsj/news37j.html


▼ 直接加熱用途に多く採用
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ストレーナーが異物から機器を守ることに主眼が置かれるのに対し、
フィルターは流体そのものをきれいにすることが、その使用目的とされる
ことが多いようです。

セパレーターフィルターは、ドレン・ゴミ・スケールを除去するため、
蒸気が製品や原材料に直接触れる用途に数多く採用されています。

◆ 異物除去

食品や医療関係などの異物混入にシビアな用途に採用されています。

◆ 変質防止

目視できないような大きさの異物であっても、例えば配管由来の鉄さび等が
被加熱物の性状を変化させてしまうことがあります。この被加熱物の変質防止
対策として採用されています。


▼ ユーザーが認めた特長
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
セパレーターフィルターには次のような特長がありますが、

 - 洗浄性の高い積層焼結金網フィルター採用で繰り返し使用が可能
 - 積層焼結金網フィルター採用による低圧力損失
 - 分解組み立てが容易な構造

特に以下の点で、実際にご使用されている多くのお客様から、評価いただいて
おります。

◆ 洗浄によりフィルターエレメントの繰り返し使用が可能

焼結金網フィルターを採用しているため、洗浄による回復率が高く繰り返し
使用ができ、経済的です。

例えば、パウダー焼結タイプのフィルターエレメントの場合は、フィルター
エレメントを構成する層全体の厚みを使って異物を捕集するため、層の内部
まで洗浄することは極めて困難です。これに対して焼結金網タイプは、フィ
ルターエレメントの表面層のみで異物を捕集するため容易に洗浄できます。

TLVではSF1のフィルターエレメントを洗浄するサービスを承っています。

◆ メンテナンス周期の長期化

サイクロンセパレーターを内蔵したことにより、大きめの異物はフィルター
エレメントに触れる前に除去され、このことがそもそもフィルターエレメント
を詰まりにくくしています。

更に、焼結金網フィルターは低圧力損失であるため、他のタイプに比べて許容
圧力損失に到達するまでの時間が相対的に長くなります。そのため、同じろ過
粒度であればパウダー焼結フィルターに比べ、メンテナンス周期が大幅に延長
できます。
また、これまで使用できなかった細かなろ過粒度の使用や小型化も可能です。

◆ 分解が容易

本体ボディは2分割できる構造です。固定にはヘルールクランプが採用されて
いて、分解が大変容易です。内部のフィルターエレメントの脱着も容易です。
フィルターエレメントをスパナで緩めることで、共締めされているセパレー
ター共々取り外すことができます。

本体・フィルターエレメントともステンレス製で錆びに強く、洗浄も容易です。

作業要領として、使用のたびに分解清掃が定められているような、頻繁に清掃
する場合も便利です。

◆ 濾過粒度の変更も容易

フィルターエレメントの本体への取り付けは、オプションの濾過粒度のものも
含め共通ですので、用途に合わせて濾過粒度の異なるフィルターエレメント
を取り替えて使用することも容易です。


------>>セパレーターフィルターSF1の作動アニメ・ビデオ映像はこちら
http://www.tlv.com/news/newsj/news37j.html



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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ ダブルトラッピング ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第74話━━

▼ 1つより2つの方が安心?の間違い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップの下流側にもう1つスチームトラップを設置する、
「直列設置」はダブルトラッピング(二重トラッピング)と呼ばれる状態
となり、やってはいけないトラップ設置方法の一つです。

ドレンが上手く排出されず、スチームトラップが詰まった状態と同様になる
恐れがあるからです。


▼ ダブルトラッピングは成功しない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ダブルトラッピングが実施されている理由としては、

・ スチームトラップが蒸気漏れ故障を起こした際のバックアップ
・ フラッシュ蒸気対策

になると、考えられている例があるようです。
確かに、スチームトラップは蒸気を止めてドレンを流すため、一見上手く
いくように見えるかもしれません。しかし、実際にはそうではありません。


▼ ダブルトラッピングが上手くいかない理由
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップが作動するためには、スチームトラップ前後の圧力差が必要
です。つまり、スチームトラップ二次側は一次側よりも常に圧力が低くなる
ため、スチームトラップから排出されたドレンは二次側の低い圧力にさらされ
た瞬間、フラッシュ蒸気を発生させます。

フラッシュ蒸気も「蒸気」です。スチームトラップは蒸気を止めることが役割
なので、1段目のスチームトラップが正常にドレン排出を行っても、2段目のス
チームトラップがフラッシュ蒸気によって閉弁してしまう可能性があります。
2段目が閉弁すれば蒸気もドレンも流れず、正常なドレン排除はできません。
これは、これまでにもご説明したことのある、スチームロッキング現象です。

------>>スチームロッキングについて以下で図解しています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0509steam_rocking.html


1段目と2段目のスチームトラップの間の圧力が上昇していけば、フラッシュ
蒸気の発生は少なくなり、上述のようなスチームロッキング現象が発生する
懸念は小さくなります。

しかし、今度は1段目のスチームトラップにとっては、作動圧力差が小さくな
り、必要な排出能力が得られなくなる恐れが出てきます。十分に能力を発揮
できない1段目のスチームトラップは、ドレンの流れを妨げてしまいます。

この他にも、2つのスチームトラップそれぞれが作動するタイミングとの兼ね
合いなど、スムーズなドレン排出を阻害する様々な要因が考えられます。


▼ 真の解決策は、基本に返る
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
このように、スチームトラップの下流側にもう一つスチームトラップを設置
しても、課題が解決するわけではありません。

基本通りではありますが、スチームトラップが蒸気漏れ故障を起こした際の
対策としては、速やかに交換ができるように、前後弁を整備して、スチーム
トラップの予備品を用意しておくことが重要です。
また、フラッシュ蒸気対策としては廃蒸気熱交換器を設置するなどの適切な
対策を取って、安易なスチームトラップの追加設置は避けましょう。


------>>ダブルトラッピングについて以下で図解しています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1011w_trapping.html

……………………………………(答えは上記リンク先↑の末尾に掲載)・.☆
☆ここで問題 ★ プチ・クイズ

「スチームトラップ直列に設置することがダメなら、並列に設置することは
問題ないでしょうか。」

 A.特に問題ない
 B.直列でも並列でもスチームトラップを2台設置することは問題
 C.スチームトラップのタイプによって異なる
………………………………………………………………………………………☆


☆蒸気についてもっと学ぶなら☆

現場で役立つテクニカルハンドブック
http://www.tlv.com/ja/handbook/s-handbook.html

【Web割引】蒸気セミナー 入門からメンテナンスまで実習中心の全3コース
http://www.tlv.com/ja/seminar/seminar.html


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■【ご報告】多くのご参加ありがとうございました!
┃ ~ 大分出張セミナーのご報告 ~
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近隣の方には本メルマガの号外でご案内した、スチーム・アカデミー・セミ
ナーの【出張セミナー】が、11月5日(金)大分のJX日鉱日石エネルギー株式
会社大分製油所様を会場に開催されましたのでご報告いたします。

大分では昨年に続いて、同会場で出張セミナーを開催させていただきました。
今年も約50名の方にご参加いただき、大変盛況なセミナーとなりました。

スチーム・アカデミー・セミナーの特長である実機を使った実演として、
スチームトラップの作動やドレン回収機器などのデモを行ったほか、トラップ
の分解・組立実習など、参加者自らが体験できるメニューでは、非常に真剣に
取り組んでおられる様子が見られました。

また、レーザー式軸芯出し器やプーリーアライメント器、振動計測器、
エア・ガスリーク診断のデモも行われました。


セミナー参加者からは、以下のような声をいただき大変好評でした。

「ウォーターハンマーの各特性がわかって良かったです。」
「当社に当てはめられるような事例等があり参考になった。また、用途別の
 選定を再度検討してみたい。」
「実際に触れたり体感することで非常に興味を持てた。現場に無い製品にも
 興味を覚えた。」

「まだまだ工場内の廃蒸気利用等ができそうなヒントがあり良かった。」
「改善結果が金額で表示されていて、コスト削減効果が分りやすい。」

「当社では振動測定による回転器の管理を実施しているが、ベアリングの故障
 やメカ洩れが、芯出し不良から繋がっているとは思い至らなかったため興味
 深かった。」

「エア・ガスリーク診断によってかなりのコストが削減できることが理解出来
 た。目先の出費ではなく先を見据えて工場の維持・管理が必要と感じた。」


------>>大分出張セミナーの様子はこちらをご覧ください↓
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r101105.html


TLVでは、今後もお客様のご要望に応じて、全国で出張セミナーを開催してい
きたいと考えています。各地の出張セミナー開催予定は当メルマガやホーム
ページ等で順次お知らせ致します。

「近隣での開催予定は?」「大人数で受講したい」など、出張セミナーに
関するご案内・お問合せはこちらをご覧ください↓
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r.html


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★ トピックス
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☆APEC横浜でTLVフリーフロート式スチームトラップが日本の優れた環境
 ・省エネ技術(製品)として展示紹介されました。
http://www.tlv.com/news/newsj/news151.html


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

今月の更新はありません。

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

明日から12月。毎年11月のうちから街にはクリスマスムードが漂い始めます。
先日、今年はクリスマスの装飾が少ないのでは?と友人に訊いたところ、
「今出た店にもツリーがあったよ」と言われ愕然。
すぐ前を通っていながら、全く気づかなかったようなのです。

周りの子供も、ツリーに下がったオーナメントを見て「サンタさん!」
と言っていたのだとか。

そういえばあの電飾も、ただの照明ではなくクリスマスのデコレーション?
街はクリスマスモードなのに、自分が気づいていなかっただけ?!

バタバタと気忙しく過ごすうちに、色んなものを見過ごしてしまって
いたのかもしれません。もっと心に余裕を持たなければ!と反省しました。

次号のTLVメールマガジンは、12月14日(火)配信の予定です。お楽しみに♪


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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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