2011/11/29 Vol.99 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2011/11/29 Vol.99

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.99
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2011年11月29日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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近頃急に寒くなってきましたが、皆様いかがお過ごしですか?
この時季、蒸気を扱う工場において一層気になるのが「蒸気のモヤモヤ」。

工場に複数点在するスチームトラップの管理。
気になってはいるものの、マンパワーの制約から諦めてはいませんか?

今号では、プロによる“利益を生み出す”診断サービスをご紹介します。
プロの力を借りて、省エネ・コストダウンを達成し、工場の安全・安定操業
を実現してみませんか?

また、毎日多くのお客様からお問い合わせを頂く蒸気の「?」。
今回は、その中でも「スチームトラップ」について「?」の時に役立つリンク
を纏めました。
題して「スチームトラップのことが分かるリンク集」をご紹介します。

連載『もっと知りたい蒸気のお話』では、以前ご紹介した、トラップ自体に
異常は無いのにドレンを上手く排出できなくなる現象「スチームロッキング」
の姉妹現象ともいえる「エアバインディング」について、そのメカニズムと
対策を解説します。


今号は、以上の3つの内容でお届けします。
それでは、今月のメールマガジンも是非ご覧ください。

▼ INDEX ▼
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■□【サービスのご案内】
ここまで進化しています!!
~ スチームトラップ診断 ~
    最新の診断器を駆使したプロによる診断で、省エネを実現します

■□【ホームページ紹介】
スチームトラップのことならお任せください!
~ スチームトラップのことがわかるリンク集 ~
    蒸気・スチームトラップに関する様々な「?」にお答えします

■□【連 載】
もっと知りたい蒸気のお話
~ エアバインディング(空気障害) ~
    用途別(蒸気用/空気・ガス用トラップ)に対策を解説しています


★ トピックス
★ ダウンロードサイトデータ更新情報
★ 編集後記(心も体もホッカホカ)

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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【サービスのご案内】ここまで進化しています!!
┃ ~ スチームトラップ診断 ~
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▼ 進化するスチームトラップ診断
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TLVは創業当初よりスチームトラップの診断サービスを提供してきました。
その長年の積み重ねの中、いかに診断の精度を高めるか、定量的にアウトプッ
トできるか、そして、お客様が継続的にスチームトラップを管理し、省エネを
達成できるか、を追求し続けてきました。

加えて、日々進化し続けるIT技術を駆使し、スチームトラップ診断は今も進化
し続けています。


▼ 最新の診断はここが違います
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◆ 診断技術・ツール

使用するツールは、製品版として販売しているTrapManとは異なる最新の専用
診断器。診断時に合わせて携行するノートPCと無線通信することで、従来
よりも多種多様な情報を収集することが可能になりました。
もちろんTLV製品以外のスチームトラップにも対応し、作動判定や蒸気漏洩量
定量化を自動で行います。

またその診断も、専門のトレーニングを受け、技量を認定された診断員のみが
実施します。

◆ 情報収集・調査

トラップのメーカー・型式はもちろんのこと、シリアルNo.等から設置年
(=使用期間)を割り出しデータを収集します。
これらの情報を正確に収集するため、事前の現場調査を行います。

◆ 現場判断

トラップに加え、バイパスバルブの漏れ、上流バルブの開閉状態、装置の運転
状態も確認し、ノートPCにその場で入力します。
配管状態を含めて不適合箇所があれば写真を撮影し、写真のデータもその場で
ノートPCに記録。診断箇所毎に一連の作業を行うので、抜け漏れや間違いの
ない正確な情報収集が可能になりました。

◆ アウトプット・報告

正確な情報を記載したトラップ点検台帳と配置図を提出します。
更に、蒸気漏洩量を金額換算して損失額を明示。取り替えが必要な箇所
には推奨型式を選定するなど多様な情報が記載されています。

原則として、診断終了日に報告を行います。


▼ スチームトラップ診断をアウトソーシングするメリット
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『スチームトラップの不良を無くせば省エネになる』

理屈ではわかっていても、実践はなかなか難しいという声をお聞きします。

「トラップの数が多くて管理しきれない」
「診断の精度が低い(五感頼り)」
「現状は把握できているが、明確な対策が打てていない」
「省エネ効果が明確でなく達成感がない」

こういった声もお客様から聞こえています。
同様の理由で、トラップがうまく管理できない工場も少なくないのではないで
しょうか。

当社が工場全体のトラップ管理を実施している約15万台のトラップでは、
初回診断時の不良率は27.7%でしたが、当社の管理プログラムを継続的に実施
することにより、4年目には4.7%にまで低減しています。

単なる点検だけではない、スチームトラップ周辺を含めたコンサルティング
と捉えると、アウトソーシングという選択もあるのではないでしょうか。


▼ スチームトラップ診断の流れ
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スチームトラップ診断は、TLVが販売窓口となり、診断とレポート作成・報告
は、グループ会社TTSにより実施します。


------>>スチームトラップ診断の案内はこちら
http://www.tlv.com/ja/st_survey/index.html


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【ホームページ紹介】スチームトラップのことならお任せください!
┃ ~ スチームトラップのことがわかるリンク集 ~
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▼ さまざまな疑問・質問にお答えします
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TLVには日々様々なお問い合わせが寄せられています。
その中には、「スチームトラップは蒸気をドレンに変えるもの」と誤解して
いる方もいらっしゃいました。スチームトラップは弁の一種ですから、スチー
ムトラップが蒸気をドレン化させている訳ではありません。蒸気が配管や
装置で放熱・加熱といった仕事をした結果、ドレンになるのです。

あるいは、「フラッシュ蒸気の出ないトラップはないか?」というお問合せも
いただきました。フラッシュ蒸気は高温のドレンが低圧に曝された時に起こる
自然現象ですから、これもスチームトラップが発生させている訳ではありま
せん。

これらは一例ですが、私たちは全てのお客様の「?」にお答えし、蒸気を身近
に、そして蒸気を好きになって頂けるよう、お問い合わせの対応、ホームペー
ジコンテンツの充実を心掛けています。


▼ そもそもスチームトラップって?『スチームトラップがわかるリンク集』
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数多くあるTLVのホームページの中から、スチームトラップについて知りたい
と思われた時、是非参考にして頂きたい、
『スチームトラップのことがわかるリンク集』をご紹介します。

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1)もっと知りたい蒸気のお話
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当メールマガジンでも連載しご好評頂いている「もっと知りたい蒸気のお話」

スチームトラップの特徴や選定の手順、使用時の注意点など、
スチームトラップを扱う上で遭遇する疑問に27個の記事でお答えします。

「もっと知りたい蒸気のお話」目次はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/index.html

そのなかでも入門編としては、
「1.スチームトラップとは」
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0801steamtrap_1.html

「5.スチームトラップの用途別選定」
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0909st_youtobetu.html
などがおすすめです。

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2)よくあるご質問
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スチームトラップに関するご質問を、Q&A形式で纏めました。

http://www.tlv.com/product_v2/faq/product_faq_st.html

---------------------
3)作動アニメーション
---------------------
スチームトラップの作動シーンを、動画を用いて詳しく解説しています。

http://www.tlv.com/product_v2/operation/

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4)配管間違い探し
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スチームトラップの設置方法をクイズ感覚で楽しく学べます。

http://www.tlv.com/ja/search_mistake/search_mistake.html

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5)蒸気検定
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蒸気やスチームトラップのことがわかってきたらこんな腕試しはいかが
でしょうか?

http://www.tlv.com/ja/kentei/


その他、メールやお電話でもお問い合わせを受付けておりますので、
ご意見、ご質問、ご相談などお気軽にお寄せください!


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ エアバインディング(空気障害) ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第85話━━

▼ エアバインディングとは
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
エアバインディングは空気障害とも呼ばれています。
スチームトラップやエアトラップ、ガストラップ等のドレントラップが空気に
代表される不凝縮ガスによって閉弁し、ドレンを排出できなくなる状態のこと
を言います。

スチームトラップ等のドレントラップは、
「ドレンは速やかに排出する」
一方で、
「蒸気や空気など輸送流体は排出せずにブロックする」
ことを目的とした自動弁です。

気体によってトラップが閉弁してしまうという点では、スチームロッキング
(=蒸気障害)とメカニズムは同じです。異なるのは、空気は蒸気とは違って
放熱による凝縮をしないため、放置していても解消することが無く障害が
継続してしまうということです。

では、このような現象を防ぐ対策としては、どのような方法があるのか、
蒸気用であるスチームトラップと空気やガス用であるエアトラップ・ガス
トラップ等のドレントラップとに分けて考えてみましょう。


※スチームロッキングについては別稿「スチームロッキング<前編・後編>」
 で説明しています。詳細はこちら↓

<前編> 装置の構造自体が原因の場合
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1108steam_rocking_1st.html

<後編> 周辺の配管に原因がある場合
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1109steam_rocking_2nd.html


▼ 対策:蒸気用スチームトラップの場合
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップにおいてはエアバインディングを引き起こす空気などの
不凝縮ガスは輸送流体(または使用目的流体)ではなく“邪魔者”と見做して
構いません。

そこで多くのスチームトラップには空気などの不凝縮ガスを自動的に排出で
きる自動エアブロー機構=エアベント機構が装備されています。

蒸気通気前の配管内は常温であることから、自動エアブロー機構には温度を
利用した原理が多く、低温時に強制開弁して空気を抜いてしまい、蒸気温度に
なると閉弁するなどして蒸気を漏らしません。


▼ 対策:空気用・ガス用のトラップの場合
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
空気用・ガス用のトラップの場合、障害の原因となるのが輸送流体(または
使用目的流体)であるため、蒸気用トラップのように、下流側に逃がしてし
まうという方法をとることはできません。

その代わりに、トラップ内部で障害の原因となっている空気や不凝縮ガスを
十分な容積のある空間へ「戻してやる」ことでドレンが流入できるようになり
ます。この「戻りの配管」は均圧管(=バランスライン)と呼ばれ、
エアバインディングを防止するために非常に有効な配管です。

このとき重要なことは、文字通り均圧が取れているかどうかです。
均圧が取れてはじめて、比重の大きなドレンは下方へ落ち、比重の小さな空気
やガスは均圧管から気相部分へ戻り、ドレンがスムーズに流入できるように
なります。

従って、接続先の圧力の方が高い場合は逆流が生じ、一層事態を悪化させて
しまいます。また、均圧配管が細すぎると、配管抵抗による圧力損失が過大
となり、障害の原因となっている不凝縮ガスが十分に抜けない可能性が
でてきます。

尚、流体が上から下へと流れる垂直配管に設置された空気用・ガス用のトラッ
プでは、トラップ一次側配管の内部で気液置換が行われるため、空気障害が
起こることはないと考えられ、均圧管の敷設も不要とされています。


▼ いずれのトラップの場合も言えること
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
蒸気用スチームトラップ、空気・ガス用トラップのそれぞれについて、対策を
述べてきましたが、いずれにしてもトラップへドレンが流入しやすい配管と
なっていることが前提です。

トラップ手前の立ち上がり配管がNGなのは言うまでもなく、トラップ手前の
配管を極力太く、極力短くすることでエアバインディングは起こりにくく
なるのです。


------>>エアバインディングについて動画を用いて詳しく説明しています
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1111air_binding.html


☆蒸気についてもっと学ぶなら☆

現場で役立つテクニカルハンドブック
http://www.tlv.com/ja/handbook/s-handbook.html

【Web割引】蒸気セミナー 入門からメンテナンスまで実習中心の全3コース
http://www.tlv.com/ja/seminar/seminar.html


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★ トピックス
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☆「出張セミナーのご案内」12/14に山口で蒸気の入門&実践セミナーを
 開催します。会場は、東ソー株式会社南陽事業所様
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r1112nanyou.html

☆「出張セミナーのご案内」11/29に大分で蒸気の入門&実践セミナーを
 開催します。会場は、JX日鉱日石エネルギー株式会社大分製油所様
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r1111ooita.html

☆食品工場での“時間短縮”と“2つの安全”
 蒸気式温水製造ユニットSteamAquaの使用事例を解説しています。
http://www.tlv.com/ja/catalog/news83j.html

☆「スクリュ式小型蒸気発電機」に新機種登場!
 1.9MPaG蒸気の受け入れが可能な中圧機「MSEG160M」を追加しました。
http://www.tlv.com/ja/catalog/news54j.html


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

お鍋の美味しい季節になりましたね!我が家ではこの時期、一品で全ての栄養
が摂れる便利さと、あれこれメニューに頭を悩ませなくてもよいという横着さ
から、毎週のようにお鍋が食卓に上ります。

お鍋というと“体を温める食べ物”の代名詞ですが、温かくしてくれるのは
“体”だけではありません。

“作りながら食べる”というお鍋は、自然とコミュニケーションを生み出し
ます。家族や親しい仲間との食事にはもちろんのこと、初対面同士の集いでも
コミュニケーションツールの一つとして、用いられるケースが多いようです。

また、不思議と表れる役回りもお鍋の面白いところですよね。
皆様ご存じの「鍋奉行」。その他にも、灰汁(アク)取り役の「アク代官」。
美味しくできあがるのを待ち食べるだけの「待ち奉行」に「待ち娘」。
それぞれの性格が垣間見れるところもお鍋の楽しさの一つです。

寒さが深まるこれからの季節。お鍋を囲んで心も体も温まりたいですね!


来月のメールマガジンは、年末年始のお休みを控え、いつもより少し早く
12月20日(火)に発行する予定です。
どうぞお楽しみに♪


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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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