2012/11/27 Vol.111 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2012/11/27 Vol.111

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■■■    TLVメールマガジン  Vol.111
■          ~蒸気を通して省エネ・環境を考える~
■          2012年11月27日  株式会社テイエルブイ  http://www.tlv.com/
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日々冷え込みが厳しくなり、周囲でも風邪を引く人が増えてきています。
年末にかけて多忙になる時期ですので、皆様も体調管理にはお気を付け
ください。

そしてこの時期、工場で一段と目に付いてくるのが、蒸気のモヤモヤ。
今月の連載記事『蒸気のお話』では「スチームトラップの蒸気漏洩量」を
取り上げます。

蒸気漏れはどうして起こるのか、蒸気漏れによるデメリットは何か、
漏れ量はどのようにして測るのか等、「蒸気漏れ」を詳しくご説明します。

そのほか、販売開始から4年、多くのお客様の声を受けて新機能を追加し
更に使いやすくなった蒸気式温水製造ユニットSteamAquaをご紹介します。

▼ INDEX ▼
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■□【製品紹介】
   お客様の声から生まれた4つの新機能で使いやすさ更にアップ!
 ~ 新しくなった蒸気式温水製造ユニットSteamAquaのご案内 ~

■□【連 載】
   もっと知りたい蒸気のお話
 ~ スチームトラップの蒸気漏洩量 ~


★ トピックス
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記(メンテナンステクノショーご報告)

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■【製品紹介】お客様の声から生まれた 4つの新機能で使いやすさアップ!
┃ ~ 蒸気式温水製造ユニットSteamAquaのご案内 ~
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2008年8月の発売以来、蒸気式温水製造ユニットSteamAqua(スチームアクア)
はコンパクトで省スペース、簡単操作で立ち上がりの早い点などが評価され、
食品工場の仕込み・加熱・殺菌、医薬・化学等のプロセス加熱、ビル・病院・
工場の給湯・空調、洗浄・手洗い等、幅広い用途でご使用いただいています。

そしてこの度、SteamAquaをご使用中の多くのお客様から寄せられた様々な
ご意見を元に以下の4つの新機能を加え、 更に使い勝手が向上しました。

 - ステンレス外装を用意

 - 背面パネルの取り付け可能

 - 循環システム対応を強化

 - 制御盤の機能を強化


▼ ステンレス外装を用意
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
水道法基準適合品でクリーンな温水を生成できることから、食品工場で
SteamAquaを採用いただくことも増えてきています。

食品工場と言えば、衛生状態を良好に保つため頻繁に洗浄されている現場で
す。そのため食品工場に設置される機器はさびに強いステンレス製が主流に
なっています。

そこで、SteamAquaも食品工場の現場に設置されることを想定して、ステン
レス製外装パネル仕様が選べるようになりました。
ステンレス外装パネル仕様は、フレームとベースもステンレス製です。


▼ 背面パネルの取り付け可能
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
標準仕様の外装パネルは正面と側面の3面のみで、背面が開放されています
が、オプションで背面にパネルを付けることが可能になりました。

背面パネルは個別オプションですので、標準外装に背面パネルの組み合わせが
可能です。

但し、標準仕様同様、ステンレス製外装仕様・背面パネル仕様ともに防雨・
防水構造ではありませんので、直接水を掛けて洗浄することはできません。


▼ 循環システム対応を強化
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
即時給湯が必要な用途には循環システムが採用されることも多く、SteamAqua
は循環システムの温水生成ユニットとしても採用いただいています。

SteamAquaは本体内に膨張タンクや循環ポンプを備えていないため、外部の
配管径路中にそれらを設置する必要がありますが、従来はそれらを別途お客様
に手配していただいておりました。

しかし今後は、SteamAquaと合せて循環システムに必要な機器一式を全て当社
からお納めできるようになりました。 循環ポンプはSteamAquaと連動させて
運転できます。


▼ 制御盤の機能を強化
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この他にも、お客さまから要望の多かった内容を反映して制御盤の改良を
行い、次のような使い勝手の向上を図りました。

・外部(遠隔)から運転開始/停止可能な運転信号用の外部接点入力を装備

・外部(遠隔)から4-20mAアナログ信号を介して温水の設定温度を変更可能

・「運転信号」「高温異常警報」「低温 異常警報」を外部へ出力可能


尚、設置にあたっては、ストレージタンクなどとは異なり圧力容器に該当
しないため、面倒な届出や法定検査が不要です。

SteamAquaには加熱能力に応じて3つのパッケージがあります。
お客様に最適な加熱能力が分かる仕様チェックシートもありますので、
ご興味がおありの方は是非以下のページをご覧ください。


------>>新しくなった蒸気式温水製造ユニットSteamAquaの詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/news83j.html


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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ スチームトラップの蒸気漏洩量 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第96話━━

▼ 蒸気漏洩量とは
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップの蒸気漏洩量とは、スチームトラップの運転中に、本来
止めるべき蒸気を二次側に流してしまうことでロスする蒸気量のことです。

スチームトラップが蒸気を遮断し、蒸気が凝縮した結果であるドレンを通過
させる機能を持った自動弁であることから見ると、蒸気漏れはあってはなら
ない事態です。

しかし、飽和状態では蒸気とドレンが同じ圧力・同じ温度で共存しており、
蒸気を漏らさずにドレンを排出することは容易ではありません。

そのため、スチームトラップは蒸気を漏らしてしまうことがあります。

蒸気漏洩量は、

 - 正常なスチームトラップの作動に伴って発生するロス
 - 経年劣化や故障によって発生するロス

の2つに大別できます。


▼ 自己消費蒸気量
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップは新品・正常であっても、作動に伴う蒸気漏洩が存在しま
す。この蒸気ロスを当社では「自己消費蒸気」と呼んでいます。

この値は、スチームトラップの作動原理や構造、排出能力によって大きく
異なります。


▼ 経年劣化や故障による漏れ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
経年劣化が進むと蒸気ロスは増加していきます。摩耗などによりシール部分
の性能が低下するほか、部品の摩耗によってシール部分にずれが生じ、
シール性能が低下することもあります。

また突然の故障や異物の混入によって蒸気ロスが増加することもあります。


▼ 蒸気漏洩量の測定方法
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
蒸気漏洩量の測定方法は、ISO7841に規定されています。

ISOに規定されている内容を要約すると、「スチームトラップから排出される
流体の質量と温度を測定して、熱量計算から蒸気漏洩量を求める方法」と言
うことができます。

具体的には、 まず所定量のドレンを生成し、測定対象であるスチームトラップ
にそのドレンを投入して排出させます。

スチームトラップ二次側は、あらかじめ水を張った計量バケツに水没させて
おき、排出されてきたものを全て計量バケツで受け止めます。

全く蒸気漏れが無ければ、スチームトラップから排出されたドレン量分だけ
計量バケツの質量が増加し、温度が上昇するはずですから、それ以上に温度が
上昇した場合は蒸気が漏洩したと考えることができます。

その蒸気漏洩量は、計量バケツの質量増加量と温度上昇を計測し、熱量計算を
行うことによって求めます。


▼ 蒸気漏洩量が小さいと省エネ性能が高い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップの蒸気漏洩量は、何に影響するのでしょうか。

自己蒸気消費量は自動車に例えると燃費性能のようなものです。
同じ機能・同じ走行性能の自動車なら燃費性能の優れたものを使用する方が
省エネになるのと同じで、自己蒸気消費量が少ないスチームトラップを使用
すれば、省エネになります。

省エネ性能に直結するという意味で、蒸気漏洩量はスチームトラップ選定の
際に重要な項目と言えます。

経年劣化や故障によって生じる蒸気漏洩量の大小は、そのスチームトラップ
の修理・交換を計画する場合の判断の拠り所になります。

蒸気漏れの量によって、他のメンテナンスのタイミングに合せて修理・交換
したり、漏れ量の多いものは直ちに処置をします。


------>>ホームページでは画像を用いて分かりやすく説明しています
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1211jyouki_roueiryou.html


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★ トピックス
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☆未使用のフラッシュ蒸気を昇圧し再利用するスクリュ式小型蒸気圧縮機に、
 小容量タイプのMSRC37Lが加わりました。
http://www.tlv.com/ja/catalog/news162j.html


☆11月14~16日に東京でメンテナンステクノショー2012が開催されました。
 TLV・TTSブースにも多数のご来場をいただきありがとうございました。
http://www.tlv.com/news/newsj/news2012_11_01.html


☆11月14日に、あらゆる回転設備のアライメントに必要な機能を全て搭載した
 新製品 ROTALIGN ULTRA iS(ロータラインウルトラアイエス)を発売しま
 した。
http://www.tlv.com/ja/catalog/news23j.html


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

☆取扱説明書(和文)を新規追加しました

 SC スチームコンプレッサーユニット(3種類)

☆取扱説明書(英文)を修正しました

 GT10L/GP10L/GT10M/GP10M


※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
 ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

先月のメールマガジンでご案内した、メンテナンステクノショーが
11月14~16日東京ビッグサイトで開催され、盛況のうちに閉幕しました。

TLV・TTSブースにも多数の方にお越しいただきありがとうございました!

3日間天候にも恵まれ、主催者が発表した来場登録者数は11,221名と、
昨年実績を上回りました。

今年のメンテナンステクノショーは来場者数が多いのに加え、一人ひとりの
来場者も熱心な方が多く、それぞれが「○○を見たい!」という強い目的意識
を持っておられる様子。

TLVブースでも皆さん積極的に質問をされ、活発で濃密なコミュニケーション
を取ることができました。

現場の安全性向上が以前にも増して強く求められているのを背景に、
メンテナンスに対する意識が益々高まっていることを肌で感じる、
非常に熱気溢れる展示会となりました。

TLV・TTSブースの様子はこちらからご覧いただけます。
http://www.tlv.com/news/newsj/news2012_11_01.html


来月のメールマガジンは、年末年始のお休みを控え、いつもより少し早い
12月18日頃発行する予定です。
どうぞお楽しみに♪


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☆TLVのメールマガジンは『蒸気と省エネ』だけではありません!
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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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