2014/03/25 Vol.127 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2014/03/25 Vol.127

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■■■ TLVメールマガジン Vol.127
■   ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■   2014年03月25日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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先日、社員食堂のメニューにタケノコが出てきました。
タケノコ、タラの芽、ふきのとう、ウド・・・。梅や桜もいいのですが、
花より団子派としては、これから出てくる春の味覚が楽しみです。

今月は、高温ドレンのエネルギーを漏らさず直接ボイラーに回収する
ドレン回収ポンプCP-Nをご紹介します。

発売以来約40年、段ボール、食品、飲料、化学工場などに広く導入され、
ボイラー燃料を削減し、蒸気のモヤモヤを消して環境面にも貢献して
きました。未回収のドレンがあるという方、蒸気のモヤモヤが気になる
という方は是非ご一読ください。

そのほか、連載記事では蒸気中のドレンを除去するセパレーターについて、
設置すべき設備や、選定上の注意点などについてご説明します。

では、今月のメールマガジンをご覧ください。


▼ INDEX ▼
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■□【省エネ】
  段ボール、食品、化学工場等のボイラー燃料費を削減して40年!
~ 高温ドレンをボイラーへ直接回収するドレン回収ポンプ CP-N ~

■□【連 載】
  もっと知りたい蒸気のお話
~ セパレーター ~

★ トピックス
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記(消費税増税)

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■【省エネ】段ボール、食品、化学工場等のボイラー燃料費を削減して40年!
┃  ~ 高温ドレンをボイラーへ直接回収するドレン回収ポンプ CP-N ~
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▼ 約40年の実績を持つドレン回収専用ポンプ
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高温ドレンをボイラーへ直接回収するクローズド回収用のポンプとして
『ドレン回収ポンプ CP-N』が開発されたのは、
2度のオイルショックで省エネ機運が高まった1970年代。

その後約40年間、基本性能を引き継ぎ改良をしながら、省エネ性の高い
ドレン回収ポンプとして、今も多くの工場でご使用いただいています。


▼ キャビテーションに強い!
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CP-Nの最大の特長は、キャビテーション(※)を起こさずに180℃までの
高温ドレンを処理できる点です。

高温ドレンを扱うポンプの最大の問題は、揚液温度が高いためポンプ内部で
キャビテーションが発生しやすいことですが、CP-Nはエゼクターを用いて
ポンプに対し押し込み圧をかける構造で、1mの流入水頭があればキャビテー
ションを起こすことはありません。

 ※ キャビテーションとは、ポンプ内に気泡が発生することです。
   キャビテーションが発生すると、ポンプが空回りして圧送できなく
   なったり、ポンプ内部を傷つけたりします。


▼ エネルギーロスの少ないクローズド・ドレン回収
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CP-Nが実現する「クローズド回収」の特長は、ドレンの回収率が高く
高効率でエネルギーロスが少ないことです。

ボイラーで発生した蒸気は、熱交換器などの蒸気使用設備で加熱仕事を行う
と凝縮してドレンになります。このドレンは、ボイラー給水などに広く再利用
されています。

このとき、大気開放の状態で給水タンクに回収すること(「オープン回収」と
呼ばれています)は、設計・施工上容易ですが、大気解放されている給水
タンクの温度の上限が100℃となり、圧力・温度の高いドレンでは、100℃を
超えたその温度差分のロスが発生してしまいます。

このロスを防ぐためには、給水タンクを経由せず、圧力・温度を保った状態で
回収ドレンを直接ボイラーへ給水する方法が有効です。
これが、クローズド回収と呼ばれるドレン回収方法です。


▼ 段ボール工場など蒸気圧力の高い工場に最適
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例えば段ボール製造など、使用する蒸気の圧力が高い工場では、クローズド
回収の効果は特に顕著です。

回収率が高く効率的なクローズド回収にすることで、給水昇温による
ボイラー燃料の削減等大きなメリットが得られます。

クローズド回収は段ボール工場のほかにも、食品、飲料、化学工場などで
多く実施されています。

既にオープン回収を実施していて、給水タンクからの湯気・白煙に悩まされて
いるような工場でも、クローズド回収によって湯気・白煙を消すという環境面
の改善ができる場合があります。


▼ 条件に合った最適なドレン回収方法をご提案
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 「クローズド回収は良さそうだけど全体設計が難しそう」

 「ノウハウも経験もないので導入できるか不安」

 「ボイラーに煙道廃熱を利用して給水予熱を行うエコノマイザーが装備
  されているが、クローズド回収と比べてどちらのメリットが大きい?」

このような不安や疑問も是非ご相談ください。
お客様にとって最も大きなメリットが出るドレン回収方法を、
回収対象の検討からドレン回収配管設計、制御までドレン回収システム
全体でご提案します。

部分的なドレン回収でもメリットが期待できますので、未回収ドレンがある
場合は是非お問合せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=H081


------>>ドレン回収ポンプ CP-Nの使用例、作動原理はこちらをクリック↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/news86j.html


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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ セパレーター ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第110話━━

▼ セパレーターにも色々あります
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世の中にはセパレーターと呼ばれる機器や部品は数多く存在します。
例えば、ボイラーの水位検知に用いる電極が相互に接触しないよう距離を
保つ碍子(がいし)の一種や、気体から粉末等の個体を分離する機器なども
セパレーターと呼ばれます。

このように色々なセパレーターがありますが、ここでは配管中を流れる気体
から液体を分離するセパレーターについて考えます。


▼ セパレーターの役割
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配管内の飽和蒸気は輸送途中の放熱でその一部が凝縮し、ドレンになります。
圧縮空気輸送配管では露点以下の温度になると結露しドレンが発生します。
これらのドレンは、装置の加熱効率の低下や生産物の品質低下、作動トラ
ブルを招く可能性があるため、ただちに排除しなければなりません。

ドレン抜きのために、輸送管にスチームトラップやエアトラップを設置します
が、それだけでは不十分な場合があります。

蒸気や圧縮空気の輸送配管内のドレンは、気相部分と完全に分離して管底を
流れているわけではないからです。その一部は、輸送配管内を毎秒30m程度の
流速で流れる蒸気や圧縮空気に巻き込まれ、飛沫状になって飛んでいます。

トラップには自らドレンを集めたり、飛んでいる水滴を強制的に分離する機能
が無いため、この状態でトラップがドレンを排除するのは困難です。このよう
なドレンを排除するために、ドレンの強制分離を行うのがセパレーターです。


▼ セパレーターの仕組み
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ドレン強制分離のためのセパレーターは、蒸気や空気輸送配管を切り込んで
インラインに設置します。そして蒸気や空気を常時通過させて使用します。

ドレンを分離するメカニズムは様々で、邪魔板やメッシュに気相も液相もぶ
つけて液相部分を滴り落とす方法や、気相と液相の比重量差を利用した遠心
力を用いる方法などが代表的です。

当社製品では、次に説明するメカニズムで遠心力を使って水滴を分離します。

ドレンを含んだ流体がセパレーターを通過する際、円筒+羽根により流体が
らせん旋回を起こします。このとき混在しているドレン水滴に遠心力が働いて
外側に吹き飛ばされ、気相部分とドレン水滴とが強制的に分離されます。

吹き飛ばされた水滴はセパレーターの内壁面を伝って重力で下方へ移動しま
す。一方、水滴と分離された気相部分は、本体中心部から二次側へ流出して
いきます。


▼ セパレーターの用途
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最も代表的な用途としては、水滴分を除去した蒸気や空気を供給するため、
蒸気や空気を直接吹きかけて使用する設備の直前に設置されます。

蒸気分野では、蒸し工程やゴム製品の加硫工程、スチームアイロンなど、
空気分野では塗装用スプレーガンやエアブローなどがあてはまります。

吹きかけではなくても、水滴の有無が大きく影響する用途としては、エゼク
ターの駆動流体としての蒸気や、過熱蒸気を作るヒーター(過熱器)へ投入
する蒸気などがあります。これらの用途では、直前で水滴を分離することで
効率アップや省エネが図れます。

輸送気体によって高速で飛ばされる飛沫ドレン水滴は、配管を傷める原因
にもなります。セパレーターによるドレンの強制分離・除去は配管や装置の
エロージョン対策としても有効です。

また、分離対象を飛沫ドレン水滴に限定して捉える必要はありません。確実
にドレンを分離排除できるため、蒸気輸送配管のウォーターハンマー対策と
しても効果があります。


▼ 選定上の注意
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セパレーターは過大流量で使用すると分離効率が低下します。単純に既設配管
径に合わせず、効率よく分離するための条件を逸脱しないよう、選定すること
が必要です。圧力損失も許容値以内に収まるかどうかチェックしましょう。

セパレーターにはトラップを内蔵したものと、内蔵していないものがありま
す。トラップを内蔵していないものでは、別途トラップを設置しなければなり
ません。

設置場所や用途によっては、かなりドレン量が多い場合もありますので、その
ような場合は内蔵トラップにこだわらず、ドレン量に見合ったトラップを選定
し、別途設置することが重要です。


------>>セパレーターのドレン分離アニメーションはこちらをクリック↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1004separator2.html


☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?

 参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて欲しいなど、
 皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=68


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★ トピックス
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☆4月10日(木)に大分で蒸気の入門&実践の出張セミナーを開催します。
 (会場:JX日鉱日石エネルギー製株式会社 大分製油所様)
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r1404ooita.html


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

☆取扱説明書(和文)を修正しました
 SS3N/SS3V/SS5N/SS5V/SS5NH/SS5VH
 CP-V
 V-COS
 V-COSR

☆取扱説明書(英文)を修正しました
 J3S-X-RV

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
 ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

ご存知の通り、4月から消費税率が5%から8%に変わります。

これに先立ち「増税前の特別セール」を実施しているお店も多いですね。
皆さんも何か、駆け込み消費で買い物はされましたか?

TLVホームページも、消費税増税に伴ない、ホームページ上の価格表示を、
それまでの内税方式から外税方式に変えたり、消費税率変更の注記を追加
するなどの変更をしました。
(但し一部、セミナー料金については外税方式で記載しています)

4月以降に出荷する製品については、8%の税率となります。

切り替わりの時期には、何かと紛らわしいこともあるかと思いますが、
ご不明の点等ございましたらお気軽にお問合せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099

来月のメールマガジンは、いつもよりも少し早い4月22日頃配信予定です。
どうぞお楽しみに。


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