TLV蒸気と省エネメールマガジン
2014/04/22 Vol.128
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■■■ TLVメールマガジン Vol.128
■ ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■ 2014年04月22日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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4月に入社された方、異動された方は、新しい環境にもう慣れましたか?
TLVの新人達も初めの硬さが取れ、毎日張り切って研修を受けています。
本メルマガ連載中の『もっと知りたい蒸気のお話』は、新人教育、社内研修
などにもよく活用いただいています。今回は、100近くある連載記事の中から
特に新人の方にオススメの「バルブの種類と用途」をご紹介します。
「他サイトの説明も呼んだのですがイマイチ理解できず、その後本説明を
見て明瞭に理解できました」
「動く動画でとても参考になりました。大変感謝いたします」
「バルブの仕組み、構造は図面などを見て一応は知っていました。しかし
アニメーションで見ると流体の状況、バルブ内部の動きが分かりやすく、
より一層理解が深まりました。」
などの感想をいただき、他にはあまり無い、内部の動きの動画解説が特に
人気です。新人の方だけでなく、ベテランの方も是非ご覧ください。
そのほか、話題のヒット商品、高機能製品製造の密かな立役者となっている
「蒸気による低温加熱」を行うシステム、バキュマイザーをご紹介します。
設備投資額の最大5%の減税が受けられる制度もあります。
詳しくは本文をご覧ください。
▼ INDEX ▼
===================================================================
■□【製品紹介】
焦げ付く?製品不良が出る?低温蒸気の高精度温度制御がトラブル解決
~ 真空蒸気加熱システム バキュマイザーのご案内 ~
■□【連 載】
もっと知りたい蒸気のお話
~ バルブの種類と用途 ~
★ トピックス(富山出張セミナー)
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (GWの楽しみ)
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■【製品紹介】焦げ付く?製品不良が出る?低温蒸気がトラブル解決
┃ ~ 真空蒸気加熱システム バキュマイザーのご案内 ~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ ヒット商品を支える高精度加熱
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
話題の新薬、高機能素材、誰もが知っているヒット商品・・・。
これらの生産に欠かせないのが高精度な温度制御です。
その温度制御を可能にするのが高精度でスピーディーな加熱が可能な『蒸気』。
「でも、高温加熱なら蒸気でも、
100℃以下の低温加熱では、蒸気は使えないのでは?」
そう思っていませんか?
実は60℃、90℃といった100℃以下の場合でも、反応、濃縮、 晶析、乾燥など
全ての加熱工程で飽和蒸気を使用することができるのです。
『飽和蒸気による100℃以下の低温加熱』
これを可能にするのが、真空蒸気加熱システム バキュマイザーです。
▼ 従来の温水による低温加熱のトラブル
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
加熱工程で使われる熱源は、温度域に応じて以下のように使い分けられて
います。
【100℃以上の高温域】 :直火、燃焼ガス、電力、蒸気など
【常温~100℃の低温域】:温水、電力、(蒸気?)など
「電力」による加熱は幅広い温度域で使用されていますが、コストが高い
というデメリットがあります。
「蒸気(飽和蒸気)」はコストも低く高精度な加熱が可能なため、
100℃から200℃の間の熱源として多く使用されていますが、大気中では
100℃以下で蒸気から水になってしまうので、そのままでは低温域加熱に
利用できません。
そこで、従来は温水が低温域で多く用いられてきました。
しかし、温水による加熱では、次のような問題をよくお聞きします。
- 温度ムラにより製品が焦げ付く
- 品質にバラツキが出る、製品不良が出る
- 不純物が多い
- 突沸現象が起こる
- 加熱に時間がかかり生産性が上がらない
- 温度を安定させるための操作が繁雑
これらの問題を解決するのが、蒸気による低温加熱です。
但し、先程の説明の通り、100℃以下の加熱に蒸気をそのまま利用することは
できません。
そこで登場するのが、真空蒸気加熱システム バキュマイザーです。
▼ 60℃や90℃の飽和蒸気による低温加熱を実現
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バキュマイザーとは、100℃以上の飽和蒸気(正圧の蒸気)を減圧して
100℃以下の飽和蒸気(負圧の蒸気=真空蒸気)を作り出すシステムです。
これにより、60℃や90℃の飽和蒸気による低温加熱が可能になります。
◇ 蒸気の特性を活用した高精度でスピーディーな加熱
◇ 100℃をまたぐ加熱も熱源の切り替えなくシームレスに温度変更可能
◇ 蒸気圧力制御で熱源温度を高精度に制御
などの蒸気加熱の特長が、これまでの温水による低温加熱のトラブルを解消
するだけでなく、生産工程や製品品質の改善にも貢献するかもしれません。
実際に、導入しているユーザー様からは
「バキュマイザー無しでは、○○の生産はできない」
「温度の精度が上がり、ランニングコストを削減できた」
などの声を多数いただいています。
※バキュマイザーの実際の導入事例はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/vm-h_case_01.html
設備投資額の最大5%の減税が受けられる「生産性向上設備投資促進税制」
の申請も可能です。詳細はお問い合わせください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=H081
温水加熱とは全く異なる『飽和蒸気による100℃以下の低温加熱』に
ご興味のある方は以下のリンク先をご覧ください。
------>>バキュマイザーによるお悩み解決例やシステム詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/news53j.html
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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ バルブの種類と用途 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第111話━━
世の中には様々なバルブがありますが、蒸気系の配管に使用される手動バルブ
の代表的なものとしては、玉型弁、ボール弁、仕切弁、バタフライ弁などが
挙げられます。
本稿ではバルブの種類と使い分けについてお話します。
▼ 様々なバルブ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
JISによると、バルブの定義は以下となっています。
「流体を通したり、止めたり、制御したりするため、通路を開閉することの
できる可動機構を持つ機器の総称。」
構造・機構的に分類すると、次のようになります。
・流路に弁体を「回転させて」止めるタイプ →ボール弁、バタフライ弁等
・流路に弁体を「蓋/栓をして」止めるタイプ →玉型弁等
・流路に弁体を「差し込んで」止めるタイプ →仕切弁等
・流路そのものを「外から挟んで」止めるタイプ →ダイヤフラム弁等
仕切弁は水門のような構造でゲート弁とも呼ばれます。全開時の圧力損失が
小さいことが特長ですが、全開時には弁体を流路から全て引き上げるため、
ハンドルの回転数が多くなります。バタフライ弁は面間寸法を極めて短くで
き、圧力損失も小さいことが特長です。水・空気等の用途で多く使われます。
蒸気配管でよく使われるボール弁と玉型弁は、より詳しくみていきましょう。
▼ ボール弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ボール弁は締切性能が非常に高く、ハンドルを90度回転させるだけで開閉が
できるため便利です。流路を配管内径と同じ大きさとするフルボア化が可能
で、圧力損失の小さい弁を作ることができます。また、弁軸も90度回転する
だけであるため、グランドシールからの漏れが極めて起こりにくいという
特長もあります。
注意点としては、全開/全閉以外の途中の開度で流量調整などに使用しない
ことです。
ボールバルブは円環状のソフトシート弁座が使用されているため、途中の開度
で使用すると弁座の一部分だけに力が加わることになり、弁座が変形すること
があります。弁座が変形するとシール性能が低下して漏れてしまいます。
▼ 玉型弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
玉型弁は流量調整から遮断まで広く使用することができる弁です。
弁体が弁座に密着すれば閉弁、離れれば開弁ですから、流量の調整は弁座の
開口面積ではなく弁体のリフト量(弁座からの距離)で行えます。途中の
開度で使用しても、弁座や弁体が流体による損傷を受けにくいのが特長です。
特に流量調整に主眼をおいた玉型弁としてニードル弁があります。
注意点としては、流路がS字状になっているため、他のタイプの弁に比べると
圧力損失が大きくなることや、全閉⇔全開させるには弁軸を何回転もさせな
ければならず、グランドシールから漏れやすいことなどです。また、回転し
ながら「押しつけて」閉弁しますので全閉位置がつかみにくく、締めすぎて
シート面に傷を付けてしまう例が見受けられます。
▼ 補足
 ̄ ̄ ̄ ̄
尚、「外から挟んで」止めるダイヤフラム弁は主に液体用に使用されますが、
蒸気で使用するバルブで似た呼び名を持つものがあります。ダイヤフラム式
のアクチュエーターをもつ自動弁です。これが略されて「ダイヤフラム弁」
と呼ばれることがありますので注意しましょう。
------>>ボール弁、玉型弁などの構造を解説した動画はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0704valve.html
☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?
参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて欲しいなど、
皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=32
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★ トピックス
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆5月28日(水)に富山で蒸気の入門&実践の出張セミナーを開催します。
(会場:三菱レイヨン株式会社 富山事業所様)
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r1405toyama.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。
※今月の更新はありません。
※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php
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★ 編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただきありがとうございます。
もうすぐGWですね。旅行などの計画はもう立てましたか?
TLVのGW休暇は、4月30日(水)~5月6日(火)です。
4月29日は営業しております。また、4月30日、5月1日、2日は営業日という
方が多いかと思いますが、当社はお休みをいただきます。
紛らわしくご不便をお掛けしますが、ご了承のほどよろしくお願い致します。
私個人のGWはというと、毎年実家に帰省することが多かったのですが、
このところバタバタと慌しかったこともあり、今年はゆっくり自宅や近場で
過ごそうと思っています。
そして、今年のGWの楽しみといえば、4月30日~5月2日・・・つまり、子供達
が学校や保育園に通っている間、久々に自分だけの休日を堪能できること!
家族でレジャーも良いのですが、子供抜きの時間というのは、子供が小さい
うちはなかなか無いものなので、何をしようか今から楽しみです。
(といいながら、家の片付けなどで終わりそうな気もしますが・・・)
来月のメールマガジンは5月27日頃配信予定です。
どうぞお楽しみに。
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☆TLVのメールマガジンは『蒸気と省エネ』だけではありません!
『保全と検査メールマガジン』の概要・バックファイル・ご登録はこちら
http://www.tlv.com/ja/mail_magazine/index.html
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TLVの新人達も初めの硬さが取れ、毎日張り切って研修を受けています。
本メルマガ連載中の『もっと知りたい蒸気のお話』は、新人教育、社内研修
などにもよく活用いただいています。今回は、100近くある連載記事の中から
特に新人の方にオススメの「バルブの種類と用途」をご紹介します。
「他サイトの説明も呼んだのですがイマイチ理解できず、その後本説明を
見て明瞭に理解できました」
「動く動画でとても参考になりました。大変感謝いたします」
「バルブの仕組み、構造は図面などを見て一応は知っていました。しかし
アニメーションで見ると流体の状況、バルブ内部の動きが分かりやすく、
より一層理解が深まりました。」
などの感想をいただき、他にはあまり無い、内部の動きの動画解説が特に
人気です。新人の方だけでなく、ベテランの方も是非ご覧ください。
そのほか、話題のヒット商品、高機能製品製造の密かな立役者となっている
「蒸気による低温加熱」を行うシステム、バキュマイザーをご紹介します。
設備投資額の最大5%の減税が受けられる制度もあります。
詳しくは本文をご覧ください。
▼ INDEX ▼
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■□【製品紹介】
焦げ付く?製品不良が出る?低温蒸気の高精度温度制御がトラブル解決
~ 真空蒸気加熱システム バキュマイザーのご案内 ~
■□【連 載】
もっと知りたい蒸気のお話
~ バルブの種類と用途 ~
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■【製品紹介】焦げ付く?製品不良が出る?低温蒸気がトラブル解決
┃ ~ 真空蒸気加熱システム バキュマイザーのご案内 ~
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▼ ヒット商品を支える高精度加熱
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話題の新薬、高機能素材、誰もが知っているヒット商品・・・。
これらの生産に欠かせないのが高精度な温度制御です。
その温度制御を可能にするのが高精度でスピーディーな加熱が可能な『蒸気』。
「でも、高温加熱なら蒸気でも、
100℃以下の低温加熱では、蒸気は使えないのでは?」
そう思っていませんか?
実は60℃、90℃といった100℃以下の場合でも、反応、濃縮、 晶析、乾燥など
全ての加熱工程で飽和蒸気を使用することができるのです。
『飽和蒸気による100℃以下の低温加熱』
これを可能にするのが、真空蒸気加熱システム バキュマイザーです。
▼ 従来の温水による低温加熱のトラブル
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
加熱工程で使われる熱源は、温度域に応じて以下のように使い分けられて
います。
【100℃以上の高温域】 :直火、燃焼ガス、電力、蒸気など
【常温~100℃の低温域】:温水、電力、(蒸気?)など
「電力」による加熱は幅広い温度域で使用されていますが、コストが高い
というデメリットがあります。
「蒸気(飽和蒸気)」はコストも低く高精度な加熱が可能なため、
100℃から200℃の間の熱源として多く使用されていますが、大気中では
100℃以下で蒸気から水になってしまうので、そのままでは低温域加熱に
利用できません。
そこで、従来は温水が低温域で多く用いられてきました。
しかし、温水による加熱では、次のような問題をよくお聞きします。
- 温度ムラにより製品が焦げ付く
- 品質にバラツキが出る、製品不良が出る
- 不純物が多い
- 突沸現象が起こる
- 加熱に時間がかかり生産性が上がらない
- 温度を安定させるための操作が繁雑
これらの問題を解決するのが、蒸気による低温加熱です。
但し、先程の説明の通り、100℃以下の加熱に蒸気をそのまま利用することは
できません。
そこで登場するのが、真空蒸気加熱システム バキュマイザーです。
▼ 60℃や90℃の飽和蒸気による低温加熱を実現
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バキュマイザーとは、100℃以上の飽和蒸気(正圧の蒸気)を減圧して
100℃以下の飽和蒸気(負圧の蒸気=真空蒸気)を作り出すシステムです。
これにより、60℃や90℃の飽和蒸気による低温加熱が可能になります。
◇ 蒸気の特性を活用した高精度でスピーディーな加熱
◇ 100℃をまたぐ加熱も熱源の切り替えなくシームレスに温度変更可能
◇ 蒸気圧力制御で熱源温度を高精度に制御
などの蒸気加熱の特長が、これまでの温水による低温加熱のトラブルを解消
するだけでなく、生産工程や製品品質の改善にも貢献するかもしれません。
実際に、導入しているユーザー様からは
「バキュマイザー無しでは、○○の生産はできない」
「温度の精度が上がり、ランニングコストを削減できた」
などの声を多数いただいています。
※バキュマイザーの実際の導入事例はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/vm-h_case_01.html
設備投資額の最大5%の減税が受けられる「生産性向上設備投資促進税制」
の申請も可能です。詳細はお問い合わせください。
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温水加熱とは全く異なる『飽和蒸気による100℃以下の低温加熱』に
ご興味のある方は以下のリンク先をご覧ください。
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┃ (彡(彡) ~ バルブの種類と用途 ~
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世の中には様々なバルブがありますが、蒸気系の配管に使用される手動バルブ
の代表的なものとしては、玉型弁、ボール弁、仕切弁、バタフライ弁などが
挙げられます。
本稿ではバルブの種類と使い分けについてお話します。
▼ 様々なバルブ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
JISによると、バルブの定義は以下となっています。
「流体を通したり、止めたり、制御したりするため、通路を開閉することの
できる可動機構を持つ機器の総称。」
構造・機構的に分類すると、次のようになります。
・流路に弁体を「回転させて」止めるタイプ →ボール弁、バタフライ弁等
・流路に弁体を「蓋/栓をして」止めるタイプ →玉型弁等
・流路に弁体を「差し込んで」止めるタイプ →仕切弁等
・流路そのものを「外から挟んで」止めるタイプ →ダイヤフラム弁等
仕切弁は水門のような構造でゲート弁とも呼ばれます。全開時の圧力損失が
小さいことが特長ですが、全開時には弁体を流路から全て引き上げるため、
ハンドルの回転数が多くなります。バタフライ弁は面間寸法を極めて短くで
き、圧力損失も小さいことが特長です。水・空気等の用途で多く使われます。
蒸気配管でよく使われるボール弁と玉型弁は、より詳しくみていきましょう。
▼ ボール弁
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ボール弁は締切性能が非常に高く、ハンドルを90度回転させるだけで開閉が
できるため便利です。流路を配管内径と同じ大きさとするフルボア化が可能
で、圧力損失の小さい弁を作ることができます。また、弁軸も90度回転する
だけであるため、グランドシールからの漏れが極めて起こりにくいという
特長もあります。
注意点としては、全開/全閉以外の途中の開度で流量調整などに使用しない
ことです。
ボールバルブは円環状のソフトシート弁座が使用されているため、途中の開度
で使用すると弁座の一部分だけに力が加わることになり、弁座が変形すること
があります。弁座が変形するとシール性能が低下して漏れてしまいます。
▼ 玉型弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
玉型弁は流量調整から遮断まで広く使用することができる弁です。
弁体が弁座に密着すれば閉弁、離れれば開弁ですから、流量の調整は弁座の
開口面積ではなく弁体のリフト量(弁座からの距離)で行えます。途中の
開度で使用しても、弁座や弁体が流体による損傷を受けにくいのが特長です。
特に流量調整に主眼をおいた玉型弁としてニードル弁があります。
注意点としては、流路がS字状になっているため、他のタイプの弁に比べると
圧力損失が大きくなることや、全閉⇔全開させるには弁軸を何回転もさせな
ければならず、グランドシールから漏れやすいことなどです。また、回転し
ながら「押しつけて」閉弁しますので全閉位置がつかみにくく、締めすぎて
シート面に傷を付けてしまう例が見受けられます。
▼ 補足
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尚、「外から挟んで」止めるダイヤフラム弁は主に液体用に使用されますが、
蒸気で使用するバルブで似た呼び名を持つものがあります。ダイヤフラム式
のアクチュエーターをもつ自動弁です。これが略されて「ダイヤフラム弁」
と呼ばれることがありますので注意しましょう。
------>>ボール弁、玉型弁などの構造を解説した動画はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0704valve.html
☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?
参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて欲しいなど、
皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=32
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★ トピックス
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☆5月28日(水)に富山で蒸気の入門&実践の出張セミナーを開催します。
(会場:三菱レイヨン株式会社 富山事業所様)
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※今月の更新はありません。
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★ 編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただきありがとうございます。
もうすぐGWですね。旅行などの計画はもう立てましたか?
TLVのGW休暇は、4月30日(水)~5月6日(火)です。
4月29日は営業しております。また、4月30日、5月1日、2日は営業日という
方が多いかと思いますが、当社はお休みをいただきます。
紛らわしくご不便をお掛けしますが、ご了承のほどよろしくお願い致します。
私個人のGWはというと、毎年実家に帰省することが多かったのですが、
このところバタバタと慌しかったこともあり、今年はゆっくり自宅や近場で
過ごそうと思っています。
そして、今年のGWの楽しみといえば、4月30日~5月2日・・・つまり、子供達
が学校や保育園に通っている間、久々に自分だけの休日を堪能できること!
家族でレジャーも良いのですが、子供抜きの時間というのは、子供が小さい
うちはなかなか無いものなので、何をしようか今から楽しみです。
(といいながら、家の片付けなどで終わりそうな気もしますが・・・)
来月のメールマガジンは5月27日頃配信予定です。
どうぞお楽しみに。
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