TLV蒸気と省エネメールマガジン
2014/07/29 Vol.131
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ TLVメールマガジン Vol.131
■ ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■ 2014年07月29日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当メールマガジンでもお馴染みの『もっと知りたい蒸気のお話』。
各記事の下に「ご感想をお聞かせください」というアンケートフォームへの
リンクがあるのをご存知ですか?ここから多くの貴重なご意見・ご感想を
いただき、それをもとに作成した記事がいくつもあります。
今月の記事「スチームトラップの作動を見る」も、読者の皆さまからの
リクエストを受けて作成した記事の1つ。
「スチームトラップの作動について知りたい」
そのような声を多数いただき、普段は見えない様々なトラップ内部の作動を
リンク先ページではアニメーションで再現して解説しています。
その他、鉄道融雪設備でも採用されている電動/空気動ボールバタフライバルブ
のご紹介やホームページ改訂のご案内もあります。
是非最後までご覧ください。
▼ INDEX ▼
===================================================================
■□【NEW】
ホームページ改訂のご案内
(1)製品カタログへのアクセスが簡単になりました
(2)TLVサイト会員のパスワードを忘れても簡単にログインできます
■□【ヒット商品】
鉄道融雪設備も採用!「漏れずに長持ち」「1秒開閉(空気動式)」の自動弁
~ 電動ボールバタフライバルブ・空気動ボールバタフライバルブ ~
■□【連 載】
もっと知りたい蒸気のお話
~ スチームトラップの作動を見る ~
★ トピックス(福岡出張セミナー開催)
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (インターフェックスのお礼)
==================================================================
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【NEW】ホームページ改訂のご案内
┃ (1)製品カタログへのアクセスが簡単になりました
┃ (2)TLVサイト会員のパスワードを忘れても簡単にログインできます
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当社ホームページの「製品情報」「TLVサイト会員」ページを一部改訂し、
以前よりも使いやすくなりましたのでお知らせします。
【1】製品カタログへのアクセスが簡単になりました
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
製品情報ページの右上に、【カタログ情報はこちら】というボタンを追加。
http://www.tlv.com/product_v2/product_140000.html
このボタンをクリックすると、現在見ている製品の
- Web版カタログ
- 印刷版(PDF)カタログ
に直接アクセスできるようになりました。
【2】TLVサイト会員のパスワードを忘れても簡単にログインできます
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
TLVサイト会員に登録後、パスワードを忘れてしまった場合も、
【パスワード再設定】画面で仮パスワードを発行できるようになりました。
https://www.tlv.com/ja/download/regist.php?cmd=300
1.パスワード再設定画面で、登録アドレス宛に仮パスワードを発行
2.登録アドレスと仮パスワード(24時間有効)でログイン
3.任意のパスワードに変更
以上の流れで、パスワードを忘れてもTLVサイト会員にログインできます。
◇ 更に、自分が会員かどうかの確認も簡単です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「メルマガは届くけど、会員登録はしてたっけ?」という場合も大丈夫。
登録したと思われるメールアドレスをパスワード再設定画面に入力すると、
未登録の場合は「このアドレスは登録されていません」と表示されるため、
そのまま新規会員登録をしてTLVサイト会員機能をご利用いただけます。
他にもホームページの「ここをもっと見やすくしてほしい」「こんなページが
欲しい」などのリクエストがございましたら、お気軽にお寄せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【ヒット商品】「漏れずに長持ち」「1秒開閉(空気動式)」の自動弁
┃ ~ 鉄道融雪設備も採用!電動/空気動ボールバタフライバルブ ~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ ボールバタフライ構造の自動弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「自動弁なんてどれも同じ」と思っていませんか?
自動弁も選定を誤れば、蒸気漏れによって損失が増え、環境が悪化し、メンテ
ナンスの手間ばかり増えて、故障品の交換でコストがかさんでしまいます。
同じ自動弁でも、鉄道融雪設備にも採用されている「漏れずに長持ち」が特長の
ボールバタフライ構造自動弁なら以下を実現。
「漏れない」・・・・・・省エネ
「増し締め要らず」・・・メンテナンスの手間軽減
「長寿命」・・・・・・・コスト削減
つまり、導入した後の手間とコストが大きく違うのです。
ボールバタフライバルブBB1Nをベースに、アクチュエーターを搭載した自動弁
には電動式/空気動式の2種類があり、ラインの供給/遮断、ON-OFF制御用途
として、実際に次のような現場で採用されています。
◆ 電動ボールバタフライバルブ(MB12型、MA1型)
<実績>・鉄道軌道ポイント(分岐器)部の融雪用散水設備
・蒸気輸送配管のドレン排出箇所でのウォーターハンマー対策
(サーモスタットと組み合わせて、低温時に自動開弁する
スチームトラップのバイパス弁として使用)
◆ 空気動ボールバタフライバルブ(PB10型、PB11型)
<実績>・発泡スチロール成形機の蒸気・冷水供給切替弁
・電動弁が使えない防爆域での蒸気ライン・冷却水ラインの
閉止・切り替え用など
このほか、電動式には樹脂製ボディを採用したMT1A型もありますが、MT1Aは
クリーンバルブとして人工透析装置組み込みを想定した特殊な製品ですので、
ここではそれ以外の製品についてご紹介します。
▼ 電動式/空気動式共通「漏れない」「長持ち」のヒミツ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ベースとなっているボールバタフライバルブBB1Nは、
「優れたシール性能」「優れた耐久性能」が特長のロングセラー製品で、
優れた性能は、主に次の3つの構造に由来します。
◇ 高速作動に最適・グランド漏れしづらい
~ 弁軸が弁体のボールを貫通した独自の「ボールバタフライ構造」 ~
:上下の弁体支持で回転が安定するため高速作動に最適。グランドシール
に回転方向以外の力が掛からず、グランド漏れしにくい構造です。
◇ 安定した高いシール性能で漏れない
~ 皿ばねが常に弁座を弁体に押しつけるシール構造 ~
:皿ばねが温度による弁座の膨張収縮を吸収し、安定したシール性能と
操作感をキープ。入出口側の2面シールで高いシール性能を持ちます。
◇ 長期間増し締め不要
~ グランド部はパッキン+弾力性シールを用いた二重シール構造 ~
:二重シール構造がグランド漏れを徹底的に防止するため、
長期にわたって増し締めをする必要はありません。
ボールバタフライバルブBB1Nは、材質(ステンレス製または銅合金製)、
接続(ねじ込みまたはフランジ)、配管接続サイズ(15A(Rc1/2)から50A
(Rc2))から選択でき、使用条件に幅広く対応します。
▼電動式/空気動式の使い分け
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
電動式と空気動式を使い分ける際、動力が異なる以外に、動作上最も異なる
点は作動速度です。
電動式 ・・・・3~5秒程度で開閉
空気動式 ・・・1秒以内で開閉
圧倒的に空気動式が高速作動のため、この高速作動性能を活用した使い方が
可能です。
例えば、高速作動するON-OFF弁といえば電磁弁が一般的ですが、電磁弁に
替えて使用できます。フルボアを生かして電磁弁よりも大流量のON-OFFを
行うことができ、耐久性も電磁弁より優れています。
また、空気動式は作動用空気を絞る『スピードコントローラー』を併用する
ことで開閉速度をある程度遅くすることもできます。
この動作速度を可変できる点は電動ON-OFF弁には無い特長です。
「漏れずに長持ち」に加えて、型式ごとに「高速作動」「小型」「軽量」
などの特性をもつボールバタフライ構造の自動弁シリーズ。
電気か空気かというユーティリティに左右された選定ではなく、
特性を生かした選定で、活用範囲もぐっと広がります。
------>>鉄道融雪設備にも採用されている電動/空気動ボールバタフライバルブの
構造の動画解説、実際の採用例はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/ma1_mb12.html
http://www.tlv.com/ja/catalog/pb10_pb11.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ スチームトラップの作動を見る ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第114話━━
▼ トラップの作動を理解して選定とメンテナンスの達人に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップと一言でいっても様々な種類があり、その特徴や取扱い方法
はそれぞれ異なります。
スチームトラップを安全に、最高のパフォーマンスで長く使用するためには、
それぞれのスチームトラップの構造、作動メカニズムを理解し、そのトラップ
にあった使い方をすることが必要です。
作動を理解してこそ、正常か故障かの確認、トラブルの推定ができ、
メンテナンスの効率も向上します。
そこで今回は、代表的なスチームトラップの作動を実際に見ながら、
スチームトラップに対する理解を深めていきましょう。
▼ 内部の作動はホームページのアニメーションで確認
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップの構造、作動を知るには、内部を直接見ることが一番近道
ですが、金属製のトラップ内部を見ることは通常できません。
当社のショールームには、ボディの一部を透明に特別加工したスチーム
トラップを展示しており、スチーム・アカデミー・セミナー参加者の方に
ご覧いただいています。
セミナー参加者以外の方にも、内部の作動をご確認いただくため、
TLVホームページでは、内部をアニメーションで再現しています。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/
このコーナーでは、スチームトラップ以外にエアベントやメカニカル
ポンプなども掲載しています。初公開以来10年以上にわたって
「見えない動きを見せる」工夫をしてきたコンテンツの1つです。
▼ スチームトラップのタイプ別作動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
作動アニメーションを見ていただくとお分かりのように、
スチームトラップのタイプによって、その作動は様々です。
◇ フリーフロート・スチームトラップ
例えば、浮力を利用することでドレンの有無を直接作動原理に利用している
フリーフロートタイプ。
このタイプの作動について「ドレンが溜まったら開弁する」と誤解している
方も少なくないようです。実際には、溜まるのを待つのではなく、流入して
きたドレン量の分だけ即座に排出しています。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/j-sst-sa.html
◇ サーモスタティック・スチームトラップ
温度の高低を利用するのは、温調トラップなどのサーモスタティックタイプ
です。温度差の利用は一見合理的に思えますが、飽和状態での蒸気とドレン
は同じ温度です。同じ温度ではドレンだけを排出することはできません。
では、どのような作動になるのでしょうか?
飽和温度で排出すると蒸気も一緒に出てしまうため、飽和温度では排出せず、
ドレンが溜まり温度が下がってから排出します。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/j-l21s-sa.html
◇ サーモダイナミック・スチームトラップ
ディスク・スチームトラップを代表格とする、サーモダイナミックタイプは
蒸気の凝縮や運動エネルギーと圧力エネルギーの関係など、複雑な原理で作動
します。シンプルな構造に反して言葉で説明することが困難な作動原理です。
是非アニメーションで確認してください。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/j-a3n-sa.html
▼ 付加機能の作動も合わせて理解
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップには基本の動作以外にも動きがあります。
代表的なものが自動空気ブロー機構です。これにもいくつか方式があり、
動きもそれぞれです。
ドレンを排出する弁を強制開弁して空気を排除する機構もあれば、ドレン
排出用の弁とは別に独立した空気排除用の弁機構を備えたものもあります。
前者には当社のSS1シリーズなどの一部フリーフロートタイプ、ディスク
タイプが該当し、後者にはJX、JHシリーズなどのフリーフロートタイプが
該当します。
実際の作動を見ることにより、構造だけでなく、どのタイミングで自動空気
ブローが作動するのかについても理解できます。
また、このような付加機能の動きと、ドレン排出のための基本の動きは、
区別して理解しておく必要があります。
例えば、同じバイメタルという部品でも、温調トラップではドレン排出機能の
中枢として使われ、ディスク・スチームトラップでは、初期ブローのための
強制開弁に使われており、その役割は大きく異なります。
このようにそれぞれの作動を見て知ることは、各機構、部品の理解に繋がり、
正しい選定や適切なメンテナンスに役立ちます。
------>>実際にトラップ内部の作動を再現したアニメーションはこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1407steamtrap_operation.html
☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?
参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて欲しいなど、
皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=103
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ トピックス
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆8月26日(火)に福岡で蒸気の入門&実践の出張セミナーを開催します。
(会場:三井化学株式会社 大牟田工場様)
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r1408oomuta.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。
☆今月の更新はありません
※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただきありがとうございます。
7月2~4日に東京ビッグサイトで開催された展示会、インターフェックス
ジャパン 医薬品、化粧品、洗剤研究開発・製造技術国際展に、
TLVは今年も出展しました。
会期中の総来場者数は32,974人に上り、会場は化粧品や薬品などの華やかな
展示、各種ロボットや装置のダイナミックな実演で非常に賑わいました。
当社ブースにも多数のご来場をいただきありがとうございました。
当社ブースでは、温水に代わって「100℃以下の蒸気」で加熱を行う
真空蒸気加熱・気化冷却システム VACUUMIZER(バキュマイザー)を
中心にご紹介。
装置の焦げ付きや、バッチ時間を短くしたい、などの具体的なご相談を
多数いただき、温水の課題を解決する「100℃以下の蒸気」の有用性を
多くの方々にお伝えすることができました。
※展示の様子は以下サイトでご紹介しています↓↓↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news2014_07_01.html
来月のメールマガジンは8月26日頃配信予定です。
どうぞお楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆TLVのメールマガジンは『蒸気と省エネ』だけではありません!
『保全と検査メールマガジン』の概要・バックファイル・ご登録はこちら
http://www.tlv.com/rus/?u=mm.idx&c=8&m=232&p=Z
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ TLVメールマガジン Vol.131
■ ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■ 2014年07月29日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当メールマガジンでもお馴染みの『もっと知りたい蒸気のお話』。
各記事の下に「ご感想をお聞かせください」というアンケートフォームへの
リンクがあるのをご存知ですか?ここから多くの貴重なご意見・ご感想を
いただき、それをもとに作成した記事がいくつもあります。
今月の記事「スチームトラップの作動を見る」も、読者の皆さまからの
リクエストを受けて作成した記事の1つ。
「スチームトラップの作動について知りたい」
そのような声を多数いただき、普段は見えない様々なトラップ内部の作動を
リンク先ページではアニメーションで再現して解説しています。
その他、鉄道融雪設備でも採用されている電動/空気動ボールバタフライバルブ
のご紹介やホームページ改訂のご案内もあります。
是非最後までご覧ください。
▼ INDEX ▼
===================================================================
■□【NEW】
ホームページ改訂のご案内
(1)製品カタログへのアクセスが簡単になりました
(2)TLVサイト会員のパスワードを忘れても簡単にログインできます
■□【ヒット商品】
鉄道融雪設備も採用!「漏れずに長持ち」「1秒開閉(空気動式)」の自動弁
~ 電動ボールバタフライバルブ・空気動ボールバタフライバルブ ~
■□【連 載】
もっと知りたい蒸気のお話
~ スチームトラップの作動を見る ~
★ トピックス(福岡出張セミナー開催)
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (インターフェックスのお礼)
==================================================================
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【NEW】ホームページ改訂のご案内
┃ (1)製品カタログへのアクセスが簡単になりました
┃ (2)TLVサイト会員のパスワードを忘れても簡単にログインできます
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
当社ホームページの「製品情報」「TLVサイト会員」ページを一部改訂し、
以前よりも使いやすくなりましたのでお知らせします。
【1】製品カタログへのアクセスが簡単になりました
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
製品情報ページの右上に、【カタログ情報はこちら】というボタンを追加。
http://www.tlv.com/product_v2/product_140000.html
このボタンをクリックすると、現在見ている製品の
- Web版カタログ
- 印刷版(PDF)カタログ
に直接アクセスできるようになりました。
【2】TLVサイト会員のパスワードを忘れても簡単にログインできます
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
TLVサイト会員に登録後、パスワードを忘れてしまった場合も、
【パスワード再設定】画面で仮パスワードを発行できるようになりました。
https://www.tlv.com/ja/download/regist.php?cmd=300
1.パスワード再設定画面で、登録アドレス宛に仮パスワードを発行
2.登録アドレスと仮パスワード(24時間有効)でログイン
3.任意のパスワードに変更
以上の流れで、パスワードを忘れてもTLVサイト会員にログインできます。
◇ 更に、自分が会員かどうかの確認も簡単です
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「メルマガは届くけど、会員登録はしてたっけ?」という場合も大丈夫。
登録したと思われるメールアドレスをパスワード再設定画面に入力すると、
未登録の場合は「このアドレスは登録されていません」と表示されるため、
そのまま新規会員登録をしてTLVサイト会員機能をご利用いただけます。
他にもホームページの「ここをもっと見やすくしてほしい」「こんなページが
欲しい」などのリクエストがございましたら、お気軽にお寄せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【ヒット商品】「漏れずに長持ち」「1秒開閉(空気動式)」の自動弁
┃ ~ 鉄道融雪設備も採用!電動/空気動ボールバタフライバルブ ~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ ボールバタフライ構造の自動弁
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「自動弁なんてどれも同じ」と思っていませんか?
自動弁も選定を誤れば、蒸気漏れによって損失が増え、環境が悪化し、メンテ
ナンスの手間ばかり増えて、故障品の交換でコストがかさんでしまいます。
同じ自動弁でも、鉄道融雪設備にも採用されている「漏れずに長持ち」が特長の
ボールバタフライ構造自動弁なら以下を実現。
「漏れない」・・・・・・省エネ
「増し締め要らず」・・・メンテナンスの手間軽減
「長寿命」・・・・・・・コスト削減
つまり、導入した後の手間とコストが大きく違うのです。
ボールバタフライバルブBB1Nをベースに、アクチュエーターを搭載した自動弁
には電動式/空気動式の2種類があり、ラインの供給/遮断、ON-OFF制御用途
として、実際に次のような現場で採用されています。
◆ 電動ボールバタフライバルブ(MB12型、MA1型)
<実績>・鉄道軌道ポイント(分岐器)部の融雪用散水設備
・蒸気輸送配管のドレン排出箇所でのウォーターハンマー対策
(サーモスタットと組み合わせて、低温時に自動開弁する
スチームトラップのバイパス弁として使用)
◆ 空気動ボールバタフライバルブ(PB10型、PB11型)
<実績>・発泡スチロール成形機の蒸気・冷水供給切替弁
・電動弁が使えない防爆域での蒸気ライン・冷却水ラインの
閉止・切り替え用など
このほか、電動式には樹脂製ボディを採用したMT1A型もありますが、MT1Aは
クリーンバルブとして人工透析装置組み込みを想定した特殊な製品ですので、
ここではそれ以外の製品についてご紹介します。
▼ 電動式/空気動式共通「漏れない」「長持ち」のヒミツ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ベースとなっているボールバタフライバルブBB1Nは、
「優れたシール性能」「優れた耐久性能」が特長のロングセラー製品で、
優れた性能は、主に次の3つの構造に由来します。
◇ 高速作動に最適・グランド漏れしづらい
~ 弁軸が弁体のボールを貫通した独自の「ボールバタフライ構造」 ~
:上下の弁体支持で回転が安定するため高速作動に最適。グランドシール
に回転方向以外の力が掛からず、グランド漏れしにくい構造です。
◇ 安定した高いシール性能で漏れない
~ 皿ばねが常に弁座を弁体に押しつけるシール構造 ~
:皿ばねが温度による弁座の膨張収縮を吸収し、安定したシール性能と
操作感をキープ。入出口側の2面シールで高いシール性能を持ちます。
◇ 長期間増し締め不要
~ グランド部はパッキン+弾力性シールを用いた二重シール構造 ~
:二重シール構造がグランド漏れを徹底的に防止するため、
長期にわたって増し締めをする必要はありません。
ボールバタフライバルブBB1Nは、材質(ステンレス製または銅合金製)、
接続(ねじ込みまたはフランジ)、配管接続サイズ(15A(Rc1/2)から50A
(Rc2))から選択でき、使用条件に幅広く対応します。
▼電動式/空気動式の使い分け
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
電動式と空気動式を使い分ける際、動力が異なる以外に、動作上最も異なる
点は作動速度です。
電動式 ・・・・3~5秒程度で開閉
空気動式 ・・・1秒以内で開閉
圧倒的に空気動式が高速作動のため、この高速作動性能を活用した使い方が
可能です。
例えば、高速作動するON-OFF弁といえば電磁弁が一般的ですが、電磁弁に
替えて使用できます。フルボアを生かして電磁弁よりも大流量のON-OFFを
行うことができ、耐久性も電磁弁より優れています。
また、空気動式は作動用空気を絞る『スピードコントローラー』を併用する
ことで開閉速度をある程度遅くすることもできます。
この動作速度を可変できる点は電動ON-OFF弁には無い特長です。
「漏れずに長持ち」に加えて、型式ごとに「高速作動」「小型」「軽量」
などの特性をもつボールバタフライ構造の自動弁シリーズ。
電気か空気かというユーティリティに左右された選定ではなく、
特性を生かした選定で、活用範囲もぐっと広がります。
------>>鉄道融雪設備にも採用されている電動/空気動ボールバタフライバルブの
構造の動画解説、実際の採用例はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/ma1_mb12.html
http://www.tlv.com/ja/catalog/pb10_pb11.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ スチームトラップの作動を見る ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第114話━━
▼ トラップの作動を理解して選定とメンテナンスの達人に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップと一言でいっても様々な種類があり、その特徴や取扱い方法
はそれぞれ異なります。
スチームトラップを安全に、最高のパフォーマンスで長く使用するためには、
それぞれのスチームトラップの構造、作動メカニズムを理解し、そのトラップ
にあった使い方をすることが必要です。
作動を理解してこそ、正常か故障かの確認、トラブルの推定ができ、
メンテナンスの効率も向上します。
そこで今回は、代表的なスチームトラップの作動を実際に見ながら、
スチームトラップに対する理解を深めていきましょう。
▼ 内部の作動はホームページのアニメーションで確認
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップの構造、作動を知るには、内部を直接見ることが一番近道
ですが、金属製のトラップ内部を見ることは通常できません。
当社のショールームには、ボディの一部を透明に特別加工したスチーム
トラップを展示しており、スチーム・アカデミー・セミナー参加者の方に
ご覧いただいています。
セミナー参加者以外の方にも、内部の作動をご確認いただくため、
TLVホームページでは、内部をアニメーションで再現しています。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/
このコーナーでは、スチームトラップ以外にエアベントやメカニカル
ポンプなども掲載しています。初公開以来10年以上にわたって
「見えない動きを見せる」工夫をしてきたコンテンツの1つです。
▼ スチームトラップのタイプ別作動
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
作動アニメーションを見ていただくとお分かりのように、
スチームトラップのタイプによって、その作動は様々です。
◇ フリーフロート・スチームトラップ
例えば、浮力を利用することでドレンの有無を直接作動原理に利用している
フリーフロートタイプ。
このタイプの作動について「ドレンが溜まったら開弁する」と誤解している
方も少なくないようです。実際には、溜まるのを待つのではなく、流入して
きたドレン量の分だけ即座に排出しています。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/j-sst-sa.html
◇ サーモスタティック・スチームトラップ
温度の高低を利用するのは、温調トラップなどのサーモスタティックタイプ
です。温度差の利用は一見合理的に思えますが、飽和状態での蒸気とドレン
は同じ温度です。同じ温度ではドレンだけを排出することはできません。
では、どのような作動になるのでしょうか?
飽和温度で排出すると蒸気も一緒に出てしまうため、飽和温度では排出せず、
ドレンが溜まり温度が下がってから排出します。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/j-l21s-sa.html
◇ サーモダイナミック・スチームトラップ
ディスク・スチームトラップを代表格とする、サーモダイナミックタイプは
蒸気の凝縮や運動エネルギーと圧力エネルギーの関係など、複雑な原理で作動
します。シンプルな構造に反して言葉で説明することが困難な作動原理です。
是非アニメーションで確認してください。
http://www.tlv.com/product_v2/operation/j-a3n-sa.html
▼ 付加機能の作動も合わせて理解
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップには基本の動作以外にも動きがあります。
代表的なものが自動空気ブロー機構です。これにもいくつか方式があり、
動きもそれぞれです。
ドレンを排出する弁を強制開弁して空気を排除する機構もあれば、ドレン
排出用の弁とは別に独立した空気排除用の弁機構を備えたものもあります。
前者には当社のSS1シリーズなどの一部フリーフロートタイプ、ディスク
タイプが該当し、後者にはJX、JHシリーズなどのフリーフロートタイプが
該当します。
実際の作動を見ることにより、構造だけでなく、どのタイミングで自動空気
ブローが作動するのかについても理解できます。
また、このような付加機能の動きと、ドレン排出のための基本の動きは、
区別して理解しておく必要があります。
例えば、同じバイメタルという部品でも、温調トラップではドレン排出機能の
中枢として使われ、ディスク・スチームトラップでは、初期ブローのための
強制開弁に使われており、その役割は大きく異なります。
このようにそれぞれの作動を見て知ることは、各機構、部品の理解に繋がり、
正しい選定や適切なメンテナンスに役立ちます。
------>>実際にトラップ内部の作動を再現したアニメーションはこちら↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1407steamtrap_operation.html
☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?
参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて欲しいなど、
皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=103
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ トピックス
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆8月26日(火)に福岡で蒸気の入門&実践の出張セミナーを開催します。
(会場:三井化学株式会社 大牟田工場様)
http://www.tlv.com/ja/seminar/s-s1-r1408oomuta.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。
☆今月の更新はありません
※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最後までお読みいただきありがとうございます。
7月2~4日に東京ビッグサイトで開催された展示会、インターフェックス
ジャパン 医薬品、化粧品、洗剤研究開発・製造技術国際展に、
TLVは今年も出展しました。
会期中の総来場者数は32,974人に上り、会場は化粧品や薬品などの華やかな
展示、各種ロボットや装置のダイナミックな実演で非常に賑わいました。
当社ブースにも多数のご来場をいただきありがとうございました。
当社ブースでは、温水に代わって「100℃以下の蒸気」で加熱を行う
真空蒸気加熱・気化冷却システム VACUUMIZER(バキュマイザー)を
中心にご紹介。
装置の焦げ付きや、バッチ時間を短くしたい、などの具体的なご相談を
多数いただき、温水の課題を解決する「100℃以下の蒸気」の有用性を
多くの方々にお伝えすることができました。
※展示の様子は以下サイトでご紹介しています↓↓↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news2014_07_01.html
来月のメールマガジンは8月26日頃配信予定です。
どうぞお楽しみに。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆TLVのメールマガジンは『蒸気と省エネ』だけではありません!
『保全と検査メールマガジン』の概要・バックファイル・ご登録はこちら
http://www.tlv.com/rus/?u=mm.idx&c=8&m=232&p=Z
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━