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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2015/06/30 Vol.142

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■■■ TLVメールマガジン Vol.142
■   ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■   2015年06月30日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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読者の方のリクエストから生まれた、前回の連載記事「蒸気の送気開始・
停止時の注意点 前編」に大きな反響をいただきました。
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1505send_steam_1st.html

「ウォーターハンマーについて理解できた」「教育にぜひ活用したい」
といったご感想や、新たな記事のリクエストなどを多数いただきましたので、
今後の記事制作の参考にさせていただきます。ありがとうございました!

今月はその続きである後編をお届けします。 送気開始時にバルブを徐々に
開くのは、ウォーターハンマーを防ぐ以外にも理由があります。
その理由とは何か、停止時の注意点も合わせてご説明しますので、前後編
合わせてご覧ください。

もう一つの記事では、改正省エネ法施行に伴うトップランナーモータ
(プレミアム効率電動機)の採用についてお知らせしています。
では、今月のメールマガジンをお届けします。


▼ INDEX ▼
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■□【省エネ製品】
  改正省エネ法施行に伴いトップランナーモータ採用を開始しました!
~ 省エネ効率の高いトップランナーモータ(プレミアム効率電動機) ~

■□【連 載】
  もっと知りたい蒸気のお話
~ 蒸気の送気開始・停止時の注意点 後編 ~


★ トピックス(インターフェックス、プラントメンテナンスショー出展)
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (はやにえの謎)

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━【巻頭ニュース】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ホームページの製品情報から各種資料に簡単アクセス!
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TLVサイトの製品情報ページで、[カタログ・改善事例・補修用部品など]
と書かれた青いボタンをクリックすると、その製品の以下資料に直接アクセス
できるようになりました。

 - Web版カタログ
 - 印刷版カタログ(PDF)
 - 選定のポイント
 - 改善事例
 - 補修用部品
 - 作動アニメーション

▼ページサンプル(廃蒸気熱交換器)
 ↓[カタログ・改善事例・補修用部品など]と書かれた青いボタンを
  クリックしてください
http://www.tlv.com/product_v2/product_160300.html
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■【省エネ製品】改正省エネ法施行に伴いトップランナーモータ採用開始!
┃ ~省エネ性能向上!ドレン回収ポンプ、真空用ドレン回収ポンプで採用~
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▼ トップランナーモータに切り替わりました
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
改正省エネ法の施行により、2015年4月以降、三相誘導電動機にも
トップランナー制度が適用されることとなりました。

各電動機メーカーの製品は、2015年4月1日出荷分から
IEC規格 効率クラス(IEコード)でIE3クラス(プレミアム効率)
であることが原則となります。

これに伴い、TLVのドレン回収ポンプに使用しているモーターも、
より省エネ効率の高いトップランナーモータ(プレミアム効率電動機)に
切り替わりました。

TLV製品で三相誘導電動機を使用しているものは、ドレン回収ポンプ、
真空発生ユニットで、具体的に対象となる製品は以下です。

- ドレン回収ポンプ CP-Nシリーズ
- 真空用ドレン回収ポンプ CP-Vシリーズ
- 真空蒸気加熱・気化冷却システム バキュマイザー VM-H/VM-HCシリーズ


▼ トップランナーモータ採用の高性能ポンプ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
トップランナーモータに切り替わったこれらのポンプは、いずれもエゼクター
を使用した高性能ポンプです。それぞれに以下の特徴を備えています。


◇ ドレン回収ポンプ CP-Nシリーズ
http://www.tlv.com/ja/catalog/news86j.html

高温ドレンをボイラーへ直接回収する「クローズド回収」に適した高温対応
の高揚程ドレン回収ポンプです。循環ループに備えたエゼクターで押し込み
水頭を確保し、高温ドレンでもキャビテーションを起こしません。


◇ 真空用ドレン回収ポンプ CP-Vシリーズ
http://www.tlv.com/ja/catalog/cp-v.html

低圧低温ドレン回収に適した真空ポンプで、国土交通省仕様なので公共工事
にも最適です。
循環ループに備えたエゼクターで真空を発生させ、循環水の温度を調整する
ことで任意の真空度にすることが可能です。


◇ 真空蒸気加熱・気化冷却システム バキュマイザーVM-H/VM-HCシリーズ
 (真空発生ユニットVG)
http://www.tlv.com/ja/catalog/news53j.html

バキュマイザーのポンプ部分である真空発生ユニットVGは、CP-Vシリーズと
同様、エゼクターで真空を発生させます。
循環水の温度を調整することで任意の真空度を発生させ、大気圧以下の
真空蒸気を熱源として使用することを可能にします。
「真空引き」に主眼をおき、気体を回収する排気能力に優れたシリーズです。


▼ モーター切り替えに当たっての変更点(型式名・仕様・寸法)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
CP-Nシリーズはポンプとモーターが別体のため、ポンプ型式には変更がなく、
組み合わせられるモーター型式が変更になります。

CP-Vシリーズとバキュマイザー用ポンプは、ポンプとモーターが一体となった
タイプのポンプを採用しているため、ポンプ型式が変更になります。

いずれも、最高使用圧力、最高使用温度、揚程、揚量などに変更は
ありません。

また、配管取り合いサイズや取り合い位置、設置のためのアンカーボルトの
位置などにも変更はありません。


▼ リプレイス時の注意点
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポンプのみ、またはモーターのみのリプレイスを希望される場合には、
以下の点にご注意ください。

2015年4月1日以前に出荷された製品では、ポンプのみまたはモーターのみの
リプレイスはできず、ポンプとモーターがセットの状態でIE3クラスの製品
に交換していただく必要があります。

2015年4月1日以降に出荷されたIE3クラス対応済み製品、及び2015年4月1日
以前に出荷された製品でモーターとポンプをセットでIE3クラス版に交換済み
の製品では、ポンプのみまたはモーターのみのリプレイスが可能です。

 - 2015年4月1日以前出荷製品(IE3クラス未対応)
    :ポンプ・モーターセットでのリプレイスが必要

 - 2015年4月1日以前出荷製品(IE3クラス対応版に取り換え済み)
    :ポンプまたはモーターのみのリプレイスが可能

 - 2015年4月1日以降出荷製品(IE3クラス対応済み)
    :ポンプまたはモーターのみのリプレイスが可能


何かご不明の点がございましたら以下のフォームからお問合せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=H081


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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ 蒸気の送気開始・停止時の注意点 後編 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第121話━━

「蒸気の送気開始・停止時の注意点」として、装置や配管で安全に蒸気を使用
するため、蒸気系の運転開始・終了時に注意すべき点をご説明しています。

前編では、送気開始時にバルブを徐々に開く理由について、大量の蒸気を急激
に流さず、ウォーターハンマーを防ぐためという話をしました。
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1505send_steam_1st.html

引き続き後編では残りの理由と、他の注意すべき点をご説明します。


▼ バルブ急開を避ける理由3:急激な温度上昇
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
蒸気を送気することによって、配管は常温から蒸気温度まで短時間で昇温し
ます。

前編で触れた通り、蒸気輸送配管に限れば、温度上昇のスピードはドレン瞬時
流量との兼ね合いを考えればよく、昇温スピードが速いことによって管が傷む
心配はありません。

例えば調理器具のフライパンは、多くの場合よく熱してから使われますが、
ガスコンロの直火と鉄製(鋼製や鋳鉄製)フライパンの関係に比べると、
蒸気と配管の温度差ははるかに小さなものです。

とはいえ、速く昇温してもゆっくり昇温しても温度差分だけ管は膨張する
ため、特に長さ方向への伸び(縮み)対策は入念に行う必要があります。

これに対して、蒸気使用装置や蒸気使用設備では、昇温スピード自体に
注意が必要です。

特に、伝熱部分やその周辺に異なる材質を組み合わせた構造の設備は、
熱膨張率の違いから急激な温度変化で変形したり、接合部が分離したりする
恐れがあります。

例えば、表面にめっきや溶射などのコーティングが施されたロール設備など
では、昇温速度が制限されている場合があります。

昇温速度について注意書きがある設備はその指示に従ってください。


▼ 蒸気の送気開始時は系内の空気排除にも注意
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
蒸気の送気開始時に注意すべき点は、バルブの急開だけではありません。
系内の空気排除にも気を付けなければなりません。

空気排除の速度は、昇温時間や到達温度に大きく影響します。
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0505bunatu_3rd.html

空気が抜けなければ蒸気は入っていくことができません。
多くのスチームトラップには、空気を自動的に排気する自動ブロー機構が
備わっていますが、ドレン排除で最大の負荷がかかっているスチームトラップ
からは、効率的に空気を排除することができません。

蒸気輸送配管のドレン抜きトラップのバイパスバルブを開けたとき、送気開始
時に出てくるのは、ドレンではなく空気です。従って、空気をうまく排除しな
ければ、スチームトラップ本来の排出能力が発揮できなくなります。

空気を速く排出することで、蒸気が流れすぎるのではないかと心配する方も
おられるかもしれません。しかし、蒸気量はバルブ操作で開度を適正にする
ことでカバーできるため問題ありません。

空気排除は、昇温時間の短縮や正確な温度設定をする上で非常に効果的です。
可能な限り様々な場所から、短時間で排気することが理想です。


▼ 蒸気の送気停止時の注意点
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蒸気の送気を停止する際は、できるだけドレンを残さずに排出させることが
重要です。

バイパスバルブによってピットなど大気圧の箇所へ解放できる場合は、
ある程度残圧がある時点でバイパスバルブを開けることが有効です。

残圧によってドレンをブローでき、管内やスチームトラップ内に残ったドレン
も圧力が急激に下がって再蒸発(フラッシュ)するため、残留ドレンの量を
減らすことができます。


------>>「蒸気の送気開始・停止時の注意点 後編」については、
     以下で図解しています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1506send_steam_2nd.html


☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?

 参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて欲しいなど、
 皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=106


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★ トピックス
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☆7月1~3日に東京ビッグサイトで開催される、医薬・化粧品業界の
 専門技術展、インターフェックス ジャパンに出展します
http://www.tlv.com/news/newsj/news2015_06_01.html

☆7月22~24日に東京ビッグサイトで開催される、工場の設備管理・保全技術
 に関する専門展示会、プラントメンテナンスショーに出展します
http://www.tlv.com/news/newsj/news2015_06_03.html


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

☆取扱説明書(和文)を新規公開しました
 オプタライン スマート RS5
 SQ10

☆取扱説明書(和文)を修正しました
 SQ2/SQ4/SQ6

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
 ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

先日、庭でモズの「はやにえ」を見つけました。

庭に時々モズがやって来るのは知っていたのですが、
こうして木の枝に刺さっているのを見つけるのはこれで3度目で、
何度見てもギョッとしてしまいます。

はやにえが多く見られるのは秋で、冬の積雪量を占うことができるという説も
あるとのこと。初夏のはやにえには何の意味があるのでしょう・・・?

理由も含めて不明な点が多いはやにえ。 毎回ターゲットにされているカエル
は可哀想ですが、自然の不思議に触れた貴重な経験でした。


来月のメールマガジンは7月28日頃配信の予定です。どうぞお楽しみに。


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http://www.tlv.com/ja/mail_magazine/index.html
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