2015/07/28 Vol.143 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2015/07/28 Vol.143

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■■■ TLVメールマガジン Vol.143
■   ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■   2015年07月28日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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普段何気なく使用している蒸気の、質について意識されたことはありますか?
食品、電子材料、医薬品・・・といった生産物によって、

「目に見える異物の混入が無ければいい」
「純粋なH2O(水)のみの蒸気でなければならない」

など、求められる質のレベルは異なることでしょう。

異物混入防止に始まり、水に含まれるガスやイオン、薬剤の除去などを行った
純粋なH2Oのみの蒸気は、クリーンスチームやピュアスチームと呼ばれます。
今月は「蒸気の質」に着目し、これら純粋な蒸気についてご説明します。

そのほか、パワートラップに加わった高圧対応の新ラインナップ、
「ドレン回収ポンプ GP14L」「ポンプ機能内蔵スチームトラップ GT14L」
をご紹介します。


▼ INDEX ▼
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■□【新発売】
  最高使用圧力1.4MPaG!低流入水頭でコンパクトな高圧ポンプ
~ 電気不要ドレン回収ポンプ GP14L/ポンプ機能内蔵トラップ GT14L ~

■□【連 載】
  もっと知りたい蒸気のお話
~ クリーンスチームとピュアスチーム ~
 ↓異物除去だけじゃない!純水、超純水を使った蒸気とは?


★ トピックス(インターフェックス、プラントメンテナンスショー報告)
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (プラントメンテナンスショーを取材しました)

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━【セミナー開催のご案内】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

蒸気の省エネ、回転機の芯出しに関するセミナーの開催日程をご案内します。

蒸気の基礎から実演を交えて学ぶ
【スチーム・アカデミー・セミナー アカデミー・コース】~入門編
:10月13~14日、11月9~10日、12月7~8日(加古川・東京両会場で同日開催)

蒸気システム、蒸気配管の設計を演習を交えて学ぶ
【スチーム・アカデミー・セミナー エンジニアリング・コース】~設計編
:10月15日(東京会場)、12月9日(加古川・東京両会場で同日開催)

芯出しの基礎からレーザーアライメントまで実習中心で学ぶ
【トレーニング・セミナー レーザー式軸芯出し】
:9月9日(加古川本社会場)、12月10日(東京会場)

TLV加古川本社(兵庫県加古川市)、TLV東京CESセンター(千葉県市川市)の
2箇所で開催中です。お早目にお申込みください。
http://www.tlv.com/ja/seminar/seminar.html

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■【新発売】最高使用圧力1.4MPaG!低流入水頭でコンパクトな高圧ポンプ
┃ ~電気不要ドレン回収ポンプ GP14L/ポンプ機能内蔵トラップ GT14L~
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▼ 最高使用圧力1.4MPaGの高圧対応で、300mmの低流入水頭
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電気不要で工事がカンタンなドレン回収ポンプ GPシリーズ。

ヒーターの破損、熱交換器の温度ムラをドレン滞留の解消によって防ぐ
ポンプ機能内蔵スチームトラップ GTシリーズ。

大好評のこれら『パワートラップ』に、最高使用圧力が1.4MPaGの
高圧対応機種 GP14L、GT14Lが新登場しました。

昨年発売の同ラインナップ GP14M、GT14Mも同じ最高使用圧力1.4MPaGですが
これらに比べてGP14L、GT14Lは最大圧送流量が約2.4t/hと小さく、本体も
コンパクト。最低流入水頭も更に低い300mmと、設置しやすい仕様です。

最低流入水頭も更に低い300mmと、設置しやすい仕様です(装置のドレン出口
がポンプの最低流入水頭よりも低いと、設置を諦めなければならないケースも
ありますが、ポンプの流入水頭が低ければ設置の自由度が高まります)。

※GP14L、GT14L新発売に伴い、最大圧送流量、最低流入水頭、外形寸法が同一
 の従来機種 GP10M、GT10Mは廃止します。GP10M、GT10M導入をご検討されて
 いた方は、後継機種のGP14L、GT14Lを引き続きご検討ください。


▼ 高圧対応だからより多くのドレンを圧送
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では、高圧仕様のパワートラップには、どのようなメリットがあるのでしょう
か。メリットを一言でまとめると、次のように言うことができます。

 「より高圧な圧送用蒸気が使用できるため、より高揚程にドレンを押し上げ
  より多くのドレンを圧送することが可能」

つまり、これまでは1台で圧送できず、複数のポンプを使っていたような場合
も、高圧対応のパワートラップなら1台でカバーできる可能性があります。


▼ 近頃こんな使われ方が増えています!
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 「従来はクローズド回収していた装置だが、運転条件が変わり
  圧力を下げたため、クローズド回収とは切り離している」

という箇所はありませんか?

このような場合の多くは、クローズド回収できないドレンを給水タンクへ
オープン回収していますが、給水タンクからの湯気が問題となることが
よくあります。

ここにパワートラップを使えば、湯気の問題を解消でき、大気中へ逃がして
いた熱を減らすことができるため省エネになります。

パワートラップをブースターポンプとして使い、低圧ドレンをクローズド
回収ラインへ押し込むのです。

 「給水タンクの湯気、白煙が気になる」
 「ドレンをクローズド回収して省エネ効率を上げたい」
 「省エネ性の高いドレン回収方法について相談したい」

という方は、是非一度ご相談ください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=H081


---->>高圧対応!電気不要のドレン回収ポンプ GP14Lの詳細はこちら
http://www.tlv.com/ja/catalog/news93j.html

---->>高圧対応!ポンプ機能内蔵スチームトラップ GT14Lの詳細はこちら
http://www.tlv.com/ja/catalog/news92j.html


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こちらもオススメ!! ▼▼ドレン回収ポンプGPのお客様事例▼▼

【お悩み】段ボール工場で熱板温度を最適化すると湯気増加し漏電の心配も
【解決策】クローズドドレン回収をした結果、品質が向上し燃料費も削減!
http://www.tlv.com/ja/success_story/case_10.html
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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ クリーンスチームとピュアスチーム ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第122話━━

▼ 蒸気の質とは?
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「蒸気の質」について考えてみたことはありますか?食品、電子材料、医薬品
等生産物によっては、使用する蒸気に一定の質が求められる場合があります。

蒸気の質への取り組みとは、ゴミなどの異物やドレン水滴などが含まれて
いない「きれいな蒸気」を理想として、どれだけその状態に近づけられるか
という取り組みであると言えます。

そもそも蒸気は水が蒸発したものであるため、凝縮ドレンはともかく、
純粋なH2O(水)の気体であれば、H2O以外の異物は何も混じっていないはず
なのですが、実際にはそれほど簡単な話ではないようです。

※蒸気の質については、以下の専用ページでも詳しくご説明しています。
http://www.tlv.com/ja/catalog/news73j.html


▼ 蒸気の質を左右する要素
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
蒸気の質を左右する要素として、以下が挙げられます。

 - 水とその処理方法
 - 蒸気発生装置
 - 蒸気輸送過程

順番に詳しく見ていきましょう。


【水とその処理方法】

通常、蒸気は軟水化処理した水を沸騰させて発生させます。

ボイラーへの給水として用いられる軟水は、目に見えるような大きな異物は
もちろん、水中に多く含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンを
規定値以下まで除去しています。

それでも、規定値以下のイオンや除去対象以外のイオンが含まれます。また、
脱気の程度によっては、酸素や二酸化炭素などのガスが混在しています。

更に、一般のボイラーではボイラー缶体(ドラムや伝熱管など)保護のための
清缶剤や、配管保護のための復水処理剤などの薬剤がしばしば注入されます。

ガスは蒸気と共にボイラーや蒸気発生器から流れていきます。
イオンや薬剤などは、蒸気発生器内の水の一部が蒸気にならずに水のまま
飛び出すと、それらと一緒に使用先に向かって流れていきます。

その結果、蒸気使用先ではH2O以外のガスやイオン、薬剤などが混じった蒸気
を使用することになります。

従って、蒸気の質を成分のレベルまで掘り下げて考える場合には、蒸気の元
である水に、何がどの程度混じっているのかという点が重要になります。


【蒸気発生装置、蒸気輸送過程】

液体の水を気体である蒸気に変えるボイラーや、蒸気発生装置については
どうでしょうか。

ボイラーや蒸気発生装置の伝熱面は、水や蒸気に直接触れます。そのため、
伝熱面から成分が溶出するようなことがあると、いくら給水の質にこだわって
も蒸気の質が低下してしまう可能性があります。

蒸気輸送過程も同様で、溶出などによって蒸気の質を低下させる恐れがあり
ます。


▼ 蒸気の質に応じて求められるシステム
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用途によって求められる蒸気の質は異なり、求められる蒸気の質に応じて
次のようなシステムを用意する必要があります。

◇ 間接加熱の熱源として使用するため、異物などが多少混在していても
  問題ない場合

   →通常の蒸気システム

◇ 目視できるレベルで異物の混入がなければよい場合

   →通常の蒸気発生、蒸気輸送の設備を用いて、
    蒸気を使用する直前にフィルターを通す

◇ 純粋なH2Oのみの蒸気でなければならない場合

   →元の水から異物除去を行い、発生及び輸送の過程でも混入がない
    設備を用いる


▼ 純粋な蒸気(クリーンスチーム/ピュアスチーム)のための条件
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最も条件が厳しい、純粋なH2Oのみの蒸気でなければならない場合には、
蒸気の元となる水の段階から、徹底して異物除去を行う必要があります。
そのため純粋な蒸気を得るためにはRo水などの純水が使用されます。

蒸気発生装置も接液部からの成分溶出を抑えるため、ステンレス製の伝熱面
を持ったものが用いられます。

そのため、蒸気発生器はボイラー用に直火を熱源とするのではなく、ボイ
ラーで発生させた一般蒸気を熱源として、ステンレス製の熱交換器で蒸気を
発生させるリボイラーの様式が採られます。

もちろん、輸送配管やバルブ類もステンレス製が使用されます。

このようにして生成され、輸送される蒸気は、クリーンスチームや
ピュアスチームと呼ばれます。


▼ 純水を超えた水「超純水」
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純粋を超えた水として、「超純水」というものが存在します。

JIS規格では「TOC値(有機物中の炭素量)が非常に少ない」
「抵抗率が18MΩ/cm以上」などと定義されていますが、
成分ごとの量などで明確な規定があるわけではないようです。

純水(Ro水)と超純水は以下のように区別されます。

◇ 純水  :(Ro水の場合)逆浸透膜を通して不純物を除去した水

◇ 超純水 :純水をベースに、用途にとって有害な成分を更に減らす
       処理(活性炭処理、紫外線処理、限外ろ過膜処理など)
       を施した水

  ※医薬・医療の分野では、精製水・滅菌精製水・注射用水などと
   分類されることもあります。

超純水を使用する工程では、原料や製品に触れる蒸気、原料や製品が流れる
配管に触れる蒸気も、全て超純水から発生させた蒸気が使用されます。

具体的には、輸液製剤や注射液、注射剤などの原料や製品が流れるラインを
殺菌消毒するSIP(定置殺菌)用蒸気などです。


------>>「クリーンスチームとピュアスチーム」について、以下では
     分かりやすく比較表にまとめています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/1507pure_steam.html

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こちらもオススメ!! ▼▼クリーンスチーム・ピュアスチーム用製品▼▼

▽クリーンスチーム用直動式減圧弁 DR8
 http://www.tlv.com/ja/catalog/st_other14.html
▽クリーンスチームトラップ LV6、SS5-P
 http://www.tlv.com/ja/catalog/st_trap8.html
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☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?

 参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて欲しいなど、
 皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=107


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★ トピックス
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☆7月1~3日に東京ビッグサイトで開催された、医薬・化粧品業界の
 専門技術展、インターフェックス ジャパンに出展しました
http://www.tlv.com/news/newsj/news2015_07_01.html

☆7月22~24日に東京ビッグサイトで開催された、工場の設備管理・保全技術
 に関する専門展示会、プラントメンテナンスショーに出展しました
http://www.tlv.com/news/newsj/news2015_07_02.html

※両展示会ともTLVブースへ多数のご来場をいただきありがとうございました


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

☆取扱説明書(和文)を修正しました
 SA3

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
 ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

『トピックス』でもご紹介している通り、今月TLVは2つの展示会に出展。
そのうちの「プラントメンテナンスショー」を取材してきました。

会場に一歩入ると、デモ用の装置や配管、各種ロボット、輸送用のコンベアや
点検・検査用の車両、クレーン車など大型の展示物が所狭しと並んでいます。
実際に補修の実演をしているブースなどもあり、会場は大変な賑わいを見せて
いました。

当社ブースでは、圧縮エア・ガスのリーク診断、金属腐食検査、
ロール平行度検査、レーザー式平坦度診断器、レーザー式軸芯出し器
などのデモを行いましたが、

 「カップリングのアライメントをしているから興味があって」
 「ロール設備を持っているので、ロール平行度検査のデモが見たい」

など、具体的な目的をもって訪れる方が多く、実際に計測したデータが
映し出された画面を熱心に見つめる姿が印象的でした。

今年もドイツの計測器メーカー、プルーフテクニックとの共同出展でしたが、
同社と協力しながら、レーザー等を使った最新の計測技術について広く
お伝えすることができました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!


来月のメールマガジンは8月28日頃配信の予定です。どうぞお楽しみに。


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