1. ホーム
  2. メールマガジン
  3. 2015年のTLV蒸気と省エネメールマガジン
  4. 2015/11/25 Vol.147

TLV蒸気と省エネメールマガジン

2015/11/25 Vol.147

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■■■ TLVメールマガジン Vol.147
■   ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■   2015年11月25日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今月は、100℃以下の温度帯も蒸気で加熱し、急速加熱、均一加熱が可能な
真空蒸気加熱システム バキュマイザーの新モデル VM2HUをご紹介します。

コンパクトで低コストなVM2HUは、食品・飲料工場に多い70~90℃の加熱に
最適。焦げ付き、加熱ムラをなくし、加熱時間の短縮が図れます。

連載記事では、フラッシュ蒸気についてご説明します。
スチームトラップからの蒸気漏れと混同されやすいフラッシュ蒸気。

知っているようで知らない発生原理や再利用の方法などを、アニメーション
で再現しながら分かりやすく解説します。

では、今月のメールマガジンをご覧ください。


▼ INDEX ▼
===================================================================

■□【連 載】
  もっと知りたい蒸気のお話
~ フラッシュ蒸気 ~
 ↓発生原理、フラッシュ率算出方法、再利用方法をアニメーションで解説

■□【新製品】
  食品機械・飲料機械に最適!70~90℃加熱の焦げ付き、ムラをなくす
~ <小型>真空蒸気加熱システム VM2HUのご案内 ~
 ↓400Lまでの加熱釜・反応槽に対応し、温水加熱に比べて約30%節電!


★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (今年も秋祭りが終わりました)

==================================================================


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ フラッシュ蒸気 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第126話━━

▼ フラッシュ蒸気・再蒸発蒸気
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「フラッシュ蒸気」とは何かご存知ですか?

フラッシュ蒸気は再蒸発蒸気とも呼ばれます。
高圧高温のドレンが低圧の雰囲気に晒されたときにドレンの一部が蒸気になる
現象をフラッシュまたは再蒸発と呼び、このようにして発生した蒸気がフラッ
シュ蒸気や再蒸発蒸気と呼ばれます。

蒸気システムや蒸気輸送配管周辺で身近なフラッシュ蒸気と言えば、スチーム
トラップから排出されたドレンから発生するフラッシュ蒸気が挙げられます。
このフラッシュ蒸気を目にするとき、多くの場合、空気中で凝縮して湯気の
形になっています。

この詳細及び蒸気と湯気の違い等については、蒸気のお話「トラップからの
湯気」でも取り上げています。
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0502flash_steam.html

▼ フラッシュ蒸気はなぜ発生する?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
フラッシュ蒸気が発生する理由は蒸気表をよく見ると理解できます。
通常私たちが加熱に使用する圧力域では、高圧ドレン(高圧の飽和水)は
低圧ドレン(低圧の飽和水)よりも保有熱量(エンタルピー)が大きいこと
を蒸気表から読み取ることができます。

例えば、大気圧で180℃というドレン(熱水)は存在しません。

大気圧下では水は100℃で沸騰してしまいます。大気圧下で水が液体で存在
できる温度の上限は100℃です。180℃の熱水が突然大気圧に晒されたら
どうなるでしょうか?

当然ながら、180℃のままでは大気圧下で存在できませんので温度が下がる
必要があります。このときにフラッシュ蒸気が発生します。


▼ 具体例で考えてみます
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
飽和温度よりも高い温度のドレン(熱水)は、飽和温度まで温度が下がら
なければなりません。温度が下がるのであれば、同時に保有熱量も小さく
なるはずですが、何もしないで瞬時に熱量が小さくなることはありません。

そこで、その差分の熱量を使って熱水が自分自身を一部蒸発させることで、
熱量を小さくします。これがフラッシュ蒸気発生の原理です。


▼ フラッシュ蒸気は悪者?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
スチームトラップのドレンから発生するフラッシュ蒸気による湯気は、できる
だけ少ない方が好まれますが、物理現象であるフラッシュ現象を無くすことは
できません。無くすことができないなら、利用する方法は無いでしょうか?

フラッシュ現象によって発生したフラッシュ蒸気は、ボイラーで発生させる
通常の蒸気と同じ蒸気です。

そのため、当然フラッシュ蒸気は蒸気として熱量を保有しています。
これを積極的に利用しようというのが、フラッシュタンクを用いた廃熱回収
システムです。

高圧蒸気と低圧蒸気それぞれの用途があるプラントでは、高圧系統のドレン
から発生するフラッシュ蒸気を低圧系統で利用することにより、大きな省エネ
効果が得られる場合があります。

実際の廃熱回収では、フラッシュ蒸気の利用だけでなくドレンの再利用と
セットで検討されるケースがほとんどです。


------>>「フラッシュ蒸気」について、以下ではアニメーションを用いて
     分かりやすく説明しています↓
http://www.tlv.com/ja/steam_story/0708flash_steam2.html


☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?

 今回の記事について、やはり全文掲載の方がよい/メールには全文掲載の
 必要はない、、参考になった/ならなかった、今後こんな内容を取り上げて
 欲しいなど、皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=36

----------------------------------------------------------------------
こちらもオススメ!! ▼▼フラッシュタンクでフラッシュ蒸気を回収▼▼

▽フラッシュ蒸気を低圧蒸気で再使用するフラッシュタンク FVシリーズ
 http://www.tlv.com/ja/catalog/news100j.html
----------------------------------------------------------------------


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■【新製品】食品機械・飲料機械に最適!70~90℃加熱の焦げ、ムラをなくす
┃  ~ <小型>真空蒸気加熱システム VM2HUのご案内 ~
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▼ 食品・飲料工場に多い70℃~90℃の加熱を改善!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「70℃~90℃」

これは、食品を加熱する際、風味や栄養価が損なわれにくく、
美味しく調理できると言われている温度域です。

実際に、食品や飲料を製造するプロセスでも、70℃~90℃が多用されており、
抽出、調合、熟成(エイジング)、火入れなど多くの工程があてはまります。

この温度域の加熱に、100℃以上の温度の正圧蒸気をそのまま使うと・・・
「焦げ」「濁り」「変色」の発生、「香り」「風味」が飛ぶ、
「食感」「発色」の悪化など、様々な問題が生じます。

正圧蒸気で蒸気温度以下の加熱を行うと・・・
蒸気本来の均一加熱を行うことが難しく、加熱ムラを起こしやすくなります。

温水を熱源として加熱を行うと・・・
工程自体に時間がかかる、温度変更に時間がかかる、蒸気ほどの均一加熱が
行えない、という問題が生じます。

これらの課題を解決するのが、
真空蒸気加熱システム VACUUMIZER(バキュマイザー)です。
導入されたお客様は、実際に次のような効果を上げられています。

 - 濃縮工程において、30%~50%の時間短縮を実現

 - 品種ごとに温度変更する際の待ち時間が減少し、
   1日当たりの生産量20%アップ

 - 焦げ付く、香りが飛ぶということがなくなり、歩留まりが大きく向上

更に、新発売の小型のバキュマイザー『VM2HU』は、食品や飲料工場に多い
400Lまでの加熱釜・反応槽に対応。
http://www.tlv.com/ja/catalog/vm2hu.html

コンパクト化と低コスト化を実現した新バキュマイザー VM2HUなら
70℃~90℃の加熱を、焦げや加熱ムラなくスピーディーに行えます。


▼ 100℃以下でも蒸気の「急速加熱」「均一加熱」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
真空蒸気加熱システム バキュマイザーは蒸気を負圧域まで減圧することで、
温水循環では不可能な「急速加熱」「均一加熱」を実現するシステムです。

例えば130℃や150℃の加熱の多くは、熱源に蒸気が使用されますが、
目標温度が100℃以下になると、途端に蒸気は使用されなくなります。

その理由は、減圧弁で減圧するだけでは100℃以下の温度の蒸気が得られない
ためです。100℃以下の蒸気を手に入れるためには、蒸気の圧力を大気圧以下
に減圧する必要があり、これがハードルとなっています。

「できれば温水よりも蒸気で加熱したいが、
 100℃以下の加熱は他に方法がないため温水で加熱している」

そんな皆様に使っていただきたいのが、真空蒸気加熱システム
バキュマイザーです。

100℃以下の加熱にも蒸気を使えるから「急速加熱」「均一加熱」が
当たり前!蒸気の常識が100℃以下でも通用します。

蒸気を熱源とし、ジャケット構造をもつ従来の装置に適用可能。
二重釜、ジャケットタンク(抽出タンク、調合タンク、濃縮タンクなど)
に導入された実績が多数あります。


▼ <新発売>食品・飲料機械に最適な小型バキュマイザー VM2HU
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
真空蒸気加熱システム バキュマイザーをコンパクトにユニット化した製品が
VM-Hシリーズです。

熱源蒸気、制御弁を駆動するための圧縮空気、真空度調節ユニット制御のため
の冷却水、及び電源を供給し、対象装置への蒸気の供給とドレンラインを接続
すれば使用することができます。

VM-Hシリーズに新たに加わった『VM2HU』は、食品機械・飲料機械に最適な
小型のバキュマイザーです。設置の面でも、操作の面でも簡単に導入でき、
次のような特長を持っています。

 - 400Lまでの加熱釜・反応槽に対応
 - 設定温度プラスマイナス1℃以内の熱源供給
 - タッチパネル式制御盤だから直感的な操作で、運転状態も分かりやすい
 - 約30%消費電力削減(加熱能力が同等の温水加熱システムと比較)
 - 外装などを簡素化したユニット内に制御盤も内蔵し工事の手間無し
 - コンパクト化と低コスト化を実現

VM2HUでは、従来機種では30℃だった蒸気温度の下限を70℃に制限することで
コンパクト化と低コスト化を実現。

また、対象を100~400Lクラスの小~中容量のジャケット釜、最大供給可能
蒸気量を約390kg/hとすることで、真空発生ユニットの設計を最適化。
従来機種との比較では、必要ポンプ動力をVM3HPの0.75kWから0.4kWへ小型化し
省動力・省電力化を図っています。


------>>食品・飲料機械に最適な小型バキュマイザーVM2HUの詳細はこちら
http://www.tlv.com/ja/catalog/vm2hu.html


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

☆取扱説明書(和文・英文)を修正しました
 GP5C
 GT5C
 RK8/RK9/RK10/RK11/RK12

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
 ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 編集後記
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

最後までお読みいただきありがとうございます。

皆さんお住まいの地域で、秋祭りは開催されましたか?

TLV本社のある兵庫県でもこの秋、「灘のけんか祭り」に代表される
播州の秋祭りが多くの神社で盛大に行われました。

ただ、最近では神輿や屋台の担ぎ手が減ってきて、色々と苦労もある様子。

TLVでも毎年多くの社員が秋祭りに参加し、仕事以上に(?)熱くなって
いますが、ヘルニアを押して参加する人、腰痛のため泣く泣く担ぎ手を辞退
する人など、悲喜こもごもあるようです。

地域の人々が毎年楽しみにしている伝統行事。
若い人も取り込みながら、長く継承していきたいものですね。


来月のメールマガジンは、いつもより早い12月15日頃配信の予定です。
どうぞお楽しみに。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆TLVのメールマガジンは『蒸気と省エネ』だけではありません!
『保全と検査メールマガジン』の概要・バックファイル・ご登録はこちら
http://www.tlv.com/ja/mail_magazine/index.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━