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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2017/09/26 Vol.169

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■■■ TLVメールマガジン Vol.169
■   ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■   2017年09月26日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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今月は、久しぶりに「エロージョン」を取り上げます。

配管や機器の様々なトラブルの原因となりながら、 あまりよく知られて
いないエロージョン。蒸気配管内を高速で流れるドレンの水滴が、
配管に穴を開けることもある、そのメカニズムと対策方法は必見です!

もう一つの記事では、廃熱回収の手段の1つとして、フラッシュタンクで
ドレンを再蒸発させて、低圧蒸気として再利用する方法をご紹介します。

フラッシュタンクには「設計が難しい」というイメージがあるかもしれま
せんが、選定が簡単で設計しやすいフラッシュタンクもご紹介しています
ので最後までご覧ください。


▼ INDEX ▼
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■□【廃熱回収】
  ドレンのフラッシュ蒸気を低圧蒸気として再利用
~ ドレンタンク(ホットウェルタンク)から出る湯気も低減 ~
↓ドレン量・フラッシュ蒸気量で選ぶだけ!設計しやすいフラッシュタンク

■□【連 載】
  もっと知りたい蒸気のお話
~ エロージョン ~
↓エロージョンによる配管損傷のメカニズムとその対策を解説

★ トピックス(新製品情報/出展情報)
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (蒸気用は白管?黒管?読者様からのご質問)

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■【廃熱回収】ドレンのフラッシュ蒸気を低圧蒸気として再利用
┃ ~ ドレンタンク(ホットウェルタンク)から出る湯気も低減 ~
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▼ ドレンの廃熱を“蒸気”として利用する
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蒸気ドレンの廃熱を回収する方法の一つに、フラッシュ蒸気(再蒸発蒸気)の
利用があります。

これは高圧のドレンをフラッシュタンク内でフラッシュ(再蒸発)させること
により、低圧の蒸気(フラッシュ蒸気)と低圧のドレンに分離させ、
フラッシュ蒸気を低圧系統で蒸気として使用するものです。

ドレンの廃熱回収方法の中でも、蒸気の形で再利用をする点に特長があり、
蒸気として利用するので用途の自由度が高く、ボイラーの発生蒸気量の削減
にも直接効果があります。加えて、ドレンタンク(ホットウェルタンク)
から出る湯気の低減も図れます。


▼ フラッシュタンクはセパレーター?
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フラッシュという現象は、ドレンの圧力が低下することで発生しますので、
フラッシュタンクの中だけで起きているわけではありません。

フラッシュは、蒸気凝縮ドレンがスチームトラップから排出された瞬間から
始まっています。そのため、ドレン回収配管にはフラッシュ蒸気とフラッシュ
した残りのドレンが混じり合った気液二相混合流が流れています。

ここから蒸気だけを取り出して、質のよい状態で低圧蒸気として利用するため
に、気液分離の“セパレーター”の役割を果たすのがフラッシュタンクです。

ドレン回収配管よりも径が大きいタンク内で十分に流速を遅くして、比重の
異なる蒸気とドレンを重力で分離します。そして、タンクの上方から蒸気を
取り出すことで、ドレンが混じっていない質の良い蒸気を得ます。


▼ “簡単選定”で設計しやすいフラッシュタンク
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
TLVでは、容量の異なる4機種のフラッシュタンクをラインアップしています。
https://www.tlv.com/ja/catalog/news100j.html

「フラッシュタンクは設計が難しい」

と思われている方も大丈夫。
以下のように選定が簡単で、設計する上で便利な特長を持っています。

- ドレン量とフラッシュ蒸気量さえ分かれば、選定チャートによって
  簡単に選定可能。

- 機種が決まれば、使用圧力によって「第一種圧力容器」「小型圧力容器」
  「圧力容器の適用外」のいずれに該当するか判明。

- 寸法がわかっているため、配管や配置の設計を事前に進めることが可能

ご要望に応じて、フラッシュタンクには必須の安全弁やスチームトラップの
選定もTLVで行います。もちろん、4機種の範囲に収まらない条件では、特注品
として設計製作します。


▼ 選定も活用提案もお任せください
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「簡単選定と言われてもフラッシュ蒸気発生量の計算が厄介」

「そもそも現在放流しているドレンが回収可能なのかどうかわからない」

「フラッシュ蒸気の利用先がない」

などのお悩みもTLVにご相談ください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=H081

現状を調査させていただき、現状に即した投資採算性の良い改善内容を
提案させていただきます。


------>>フラッシュタンク FVシリーズのラインアップ等詳細はこちら↓
https://www.tlv.com/ja/catalog/news100j.html


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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ エロージョン ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第140話━━

知らない間に配管が減肉して、亀裂が入ったり穴が開いたりする。
これは「エロージョン」が原因かもしれません。

エロージョンとは機械的な浸食作用です。エロージョンの多くは固体により
侵食されるものですが、固形物を流すわけではない蒸気配管でも起こり、
「液滴衝撃エロージョン」と呼ばれることもあります。

エロージョンが起こると、極めて短時間で減肉が発生します。

液滴の衝撃力は相当大きいとの報告もあり、蒸気配管の場合はドレンが配管を
直接損傷させるのに加え、表面の安定な層が削り取られてしまうことにより
腐食が促進され、短時間で減肉を進行させてしまいます。

以下のページでは、エロージョンの進行する様子をアニメーションを使って
説明しながら、その対策方法を解説しています。


・・・詳細は【Web】でご覧ください!
   エロージョンが発生・進行するメカニズムと対策をご説明しています↓
https://www.tlv.com/ja/steam_story/1006erosion.html

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こちらもオススメ!!▼▼98%のドレンを強制的に分離するセパレーター▼▼

▽ドレン混入による加熱効率低下や作動トラブル、生産物の品質低下を防ぐ
 https://www.tlv.com/ja/catalog/news114j.html
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☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?

 今回の記事について、参考になった/ならなかった、今後こんな内容を
 取り上げて欲しいなど、皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=70


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★ トピックス
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☆新発売!潤滑油内金属摩耗粉モニタリングシステム ウェアスキャナー。
 振動では測定できないギア、ベアリングの損傷、破損の僅かな兆候を発見。
https://www.tlv.com/ja/catalog/wearscanner.html

☆9月28日~29日グランフロント大阪にて「エネルギーイノベーションジャパン
 2017」へ出展します。
http://www.tlv.com/news/newsj/news2017_09_01.html


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

☆取扱説明書(和文)を修正しました
 GP10L/GT10L/GP14M/GT14M/GP14L/GT14L

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
 ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

先日、『もっと知りたい蒸気のお話』
https://www.tlv.com/ja/steam_story/index.html
にご質問をいただきましたので、この場でご紹介させていただきます。

【ご質問】

:当業界では蒸気を使用していますが、配管は白管を使用しています。
 設備業者では、蒸気管は黒管を使用しています。
 業界によって違うのはなぜなのかわかりません。
 蒸気管は、黒管を使用して設備するのが正しいと思いますが
 なぜなのでしょうか。

【ご回答】

:同じ蒸気輸送配管であれば、業界によって異なるということはありません。
 業界を問わず、蒸気輸送配管には白管は使わず、黒管を使います。

 白管(白ガス管)は亜鉛めっきが施された管で、表面にめっきされている
 亜鉛が剥離して、ストレーナーを詰まらせたり、減圧弁や制御弁の内部を
 詰まらせてしまったりする危険性があります。

 蒸気輸送配管に白管を使用することは適切ではありませんので、
 めっき処理がされていない黒管(黒ガス管)を使用しましょう。

 ※以下「配管の種類」でも詳しくご説明しています。
 https://www.tlv.com/ja/steam_story/0605haikan_syurui.html


もっと知りたい蒸気のお話には、現在100話以上の記事が掲載されています。

もっと知りたい蒸気のお話やメールマガジンの記事などを見て、
何かご質問やご要望がございましたら、以下からお気軽にお寄せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M099

※尚、もっと知りたい蒸気のお話の「ご感想フォーム」は
 無記名式のため、ご質問をいただいてもご回答できません。
 ご質問は上記の「お問い合わせフォーム」からお寄せください。


次回のメールマガジンは10月24日頃の予定です。どうぞお楽しみに。


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