2018/07/31 Vol.179 | 蒸気のことならテイエルブイ
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TLV蒸気と省エネメールマガジン

2018/07/31 Vol.179

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■■■ TLVメールマガジン Vol.179
■   ~ 蒸気を通して省エネ・環境を考える ~
■   2018年07月31日 株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/
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今月の連載記事では『減圧弁の基礎知識』と名付けたシリーズの最終回
として、「減圧弁の外部圧力検出」をお届けします。
パイロット式減圧弁が二次側圧力を検出する方法には、内部検出方式と
外部検出方式の2種類があります。両方式の違いや使い分け方とは?
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1804-pressure-reducing-valves-4th/

是非、同シリーズの前回までの記事と合わせてご覧ください。

※「減圧弁の定格流量」
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1801-pressure-reducing-valves-1st/
※「減圧弁の締切昇圧」
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1802-pressure-reducing-valves-2nd/
※「減圧弁二次側の安全弁トラブル」
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1803-pressure-reducing-valves-3rd/

その他、液体配管の残留空気による配管振動・破損等トラブルを防ぐ
液体用エアベントのご紹介などをお届けします。


▼ INDEX ▼
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■□【連 載】
  もっと知りたい蒸気のお話
~ 減圧弁の外部圧力検出 ~
↓減圧弁の「内部検出方式」と「外部検出方式」とは何?その違いは?

■□【製品紹介】
  液体配管の残留空気によるトラブルを防ぐ
~ 液体用エアベント 初期急速排気弁&自動排気弁 ~
↓2種類の液体用エアベントの構造の違いを知って、賢く使い分ける

■□【ご案内】
  製品価格改定のお願い

★ トピックス(プラントメンテナンスショーレポート)
★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
★ 編集後記 (減圧弁シリーズまとめ)

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┃(彡(彡)彡)【連載】もっと知りたい蒸気のお話
┃ (彡(彡) ~ 減圧弁の外部圧力検出 ~
┗━(彡)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━第147話━━

自力式減圧弁とは設定した二次側圧力が維持されるよう、自動的に弁開度を
調整する弁です。何らかの形で二次側圧力を検出しフィードバックして
圧力調整動作を行っています。

自力式減圧弁の一種であるパイロット式減圧弁では、その圧力検出方法に
内部検出と呼ばれる方法と、外部検出と呼ばれる方法の二種類があります。

「内部検出方式」とは、減圧弁内部の経路を用いて二次側圧力を検出する
方式です。

「外部検出方式」とは、減圧弁よりも下流側に圧力検出ポイントを設け、
そこから導圧用の外部配管を使用して圧力を検出する方式です。

多くの減圧弁は内部検出方式をとっていますが、内部検出と外部検出を選択
できる減圧弁も存在します。

では、内部検出と外部検出の違いは何でしょう?
どのように使い分ければよいでしょうか?

以下のページでは、両方式の違いや、外部検出を使う場合のメリットを
分かりやすく図解してご説明しています。


・・・減圧弁の内部検出と外部検出の方式の違い、使い分け方を解説!
   詳細は以下をご参照ください
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1804-pressure-reducing-valves-4th/

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安定した圧力制御と理想的な蒸気供給で長寿命 ▼▼究極の減圧弁▼▼

▽従来の減圧弁の課題を解決!セパレーター・トラップ内蔵減圧弁COSPECT
 https://www.tlv.com/ja/products/010000/p010100/
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☆今月の蒸気のお話はいかがでしたか?

 今回の記事について、参考になった/ならなかった、今後こんな内容を
 取り上げて欲しいなど、皆様のご感想をお待ちしております!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=121


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■【製品紹介】液体配管の残留空気によるトラブルを防ぐ
┃  ~ 液体用エアベント 初期急速排気弁&自動排気弁 ~
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▼ 配管内の残留空気を取り除くエアベント
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蒸気や液体を輸送する配管内に空気が残留していると、流体をうまく送る
ことができずに配管の振動や、最悪の場合は配管破損に繋がります。
タンクに液体を注入している場合、空気の残留により所定レベルまで液を
注入できないこともあります。

この配管中に溜まった空気などの気体を排出する自動弁が、
「エアベント(排気弁)」です。

TLVの液体用エアベントには、「初期急速排気弁」と「自動排気弁」の
2つのシリーズがあります。

どちらもフリーフロートスチームトラップ同様、フロートと弁口を組み合わせ
た構造で、気体と液体の比重差=浮力を利用して作動します。弁口が下方に
あるスチームトラップとは逆で、弁口が上部にあるため、エアベント内に
液体が流入し、浮力によってフロートが浮上して閉弁し排気を終了します。

では、初期急速排気弁と自動排気弁の違いは何でしょう?
以下に、ご質問いただくことの多い相違点と使い分け方をご説明します。


▼ 初期急速排気弁 ~ 排気能力が大きく、通水始めの空気抜きに
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
初期急速排気弁シリーズは弁口が大きく、短時間に大量の気体を排出する
ことが可能で、送水配管や貯水タンクなどの通水始めの空気抜きに適して
います。

大きな弁口による短時間での排気が可能な反面、一旦閉弁すると圧力差が
ある限りは再開弁しないという特徴もあります。運転中にも排気を行う
必要がある場合は、別途自動排気弁を併用ください。

------>>液体用エアベント 初期急速排気弁シリーズ
https://www.tlv.com/ja/products/120000/p120100/


▼ 自動排気弁 ~ 運転中も排気し、送水トラブル対策に
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
自動排気弁シリーズは運転中の排気が可能な自動排気弁です。
運転中に空気が溜まってしまう箇所に設置することで、送水トラブルの原因
となる空気を排除できます。

構造は初期急速排気弁と同じですが、弁口径を小さくすることで、運転中の
排気を可能にしています。

自動排気弁は排気能力が小さいため、通水始めに短時間で大量の排気が必要
な場合は、初期急速排気弁を併用ください。

------>>液体用エアベント 自動排気弁シリーズ
https://www.tlv.com/ja/products/120000/p120200/


▼ 閉弁力が違う理由
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両者の違いをまとめると、以下になります。

・初期急速排気弁:排気能力は大きいが、一度閉弁すると圧力差がある限り
         開弁不可

・自動排気弁:  排気能力は小さいが、運転中も排気可能

この閉弁動作の違いはどこから生まれるのでしょうか。

前述の説明では、閉弁の仕組みを浮力と液位変化によるフロートの動きだけ
で説明しました。しかし実際には、加圧されている管の内側と管の外側には
圧力差があり、それによって生じる力が大きく影響しています。

また、それに加えてフロートに下向きにかかる開弁させようとする力
(閉弁力とは逆向きの力)として、地球の重力も関わっています。


▼ ピンポン玉で説明すると・・・
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分かりやすい例で考えてみます。
家庭用の掃除機の吸い込み口を床に置いたピンポン球に近づけると、簡単に
吸い付きます。しかし、同じ大きさでも鉄球なら無理かもしれません。

ピンポン球は軽く、鉄球は重いからでしょうか?部分的に正解です。

“軽い”ピンポン球と言っても、必ず掃除機に吸い付くわけではありません。
ピンポン球が吸い付いている掃除機のホースの先端径を小さくしていくと、
ある径でピンポン球を吸い付けることができなくなります。

掃除機が吸い付ける「力」よりも重力が勝るからです。
同じ圧力でもホースの先端を細くすることで、圧力がかかる面積が小さく
なります。

(力)=(圧力)×(圧力がかかる面積)

この式から分かるように、同じ圧力でも面積が小さいと「力」が弱くなり、
吸い付くかどうかは吸い付けようとする力と引き剥がそうとする力(重さ
=重力)の勝ち負けで決まります。


▼ 初期急速排気弁と自動排気弁の構造上の違い
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
この関係が初期急速排気弁と自動排気弁にも言えます。ピンポン球の例えは
そのままエアベント内のフロートに置き換えて説明することができます。

・初期急速排気弁:弁口径が大きいので、水による浮力が無くても圧力差
         による閉弁力だけでフロートが落ちずに閉弁を維持

・自動排気弁  :弁口径が小さいので圧力差による閉弁力だけではフロート
         が落ちてしまうため、水による浮力の助けがないと閉弁を
         維持できない

これらの特徴を理解して使い分けることで、的確なエア抜きができます。


------>>液体用エアベント 初期急速排気弁シリーズ
https://www.tlv.com/ja/products/120000/p120100/

------>>液体用エアベント 自動排気弁シリーズ
https://www.tlv.com/ja/products/120000/p120200/


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■【ご案内】製品価格改定のお願い
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昨今の当社を取り巻く環境は、原材料・部品・物流費用の高騰並びに、素材
の安定調達体制の維持等、コスト面において厳しい状況が続いております。

当社としては生産効率の向上等、企業努力をもって価格への転嫁を極力抑えて
まいりましたが、当社の企業努力のみでは価格を維持することが困難な状況
となってまいりました。

つきましては、下記の通り2013年9月以来の製品納入価格の改定をさせて
いただくこととなりました。

より一層の製品品質の向上・納期遵守を含む、安定供給を第一に、
『お客様ご満足の実現』に邁進する当社取組みをご賢察いただき、
ここに『製品納入価格の改定』をお願いいたします。

【価格改定率】

 平均+5.3%

 ※+5%を基本とし一部製品では価格据え置き、+10%、+20%と致します。
 ※部品・技術者派遣料金・図書料金・検査料は据え置きと致します。
 ※端数処理を行う関係上、上記以上の改定率となる場合がございます。
 ※価格については別途お見積りにてご確認くださるようお願いいたします。
 ※見積価格の有効期限は、見積書に記載通りとさせていただきます。
  有効期限未記載の場合は、発行日より30日間とさせていただきます。

【実施時期】

 2018年9月3日(月) 当社ご注文受付分より


------>>価格改定に関するご案内はこちら↓
https://www.tlv.com/ja/news/newsj/news2018_07_01/


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★ トピックス
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☆7月18日~20日に開催されたプラントメンテナンスショーの当社ブースへ
 多数のご来場をいただきありがとうございました。
https://www.tlv.com/ja/news/newsj/news2018_07_02/


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★ TLVサイト会員ページ・ダウンロードデータ更新情報
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TLVサイト会員ページで公開しているCADデータ(外観図)、取扱説明書の
更新情報をお知らせ致します。

☆今月の更新はありません

※TLVサイト会員ページでは、CADデータ(外観図)・取扱説明書のダウン
 ロードができます。会員登録・ご利用は無料です。ログインはこちら↓
https://www.tlv.com/ja/download/login.php


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★ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

今月の連載記事「減圧弁の外部圧力検出」で、もっと知りたい蒸気のお話の
『減圧弁の基礎知識』シリーズが一旦完結しました。
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1804-pressure-reducing-valves-4th/

今年1月にシリーズ1回目の「減圧弁の定格流量」記事を公開して以来、
減圧弁を選定・設計・設置する上でポイントとなる内容を不定期で掲載し、
もともとあった「蒸気用減圧弁」記事と合わせて
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/0705genatuben/
多くの方から参照され、ご感想等の反響も多い人気シリーズとなりました。

※「減圧弁の定格流量」
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1801-pressure-reducing-valves-1st/
※「減圧弁の締切昇圧」
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1802-pressure-reducing-valves-2nd/
※「減圧弁二次側の安全弁トラブル」
https://www.tlv.com/ja/steam-info/steam-theory/other/1803-pressure-reducing-valves-3rd/

今回で一度区切りは付けますが、今後も補足したい内容や、繰り返しご質問
いただく内容等が出てきた時には、復活の可能性もあります!
今後も引き続き『もっと知りたい蒸気のお話』をよろしくお願い致します。

※『もっと知りたい蒸気のお話』では、こんな内容を解説して欲しい、
 こんな記事が欲しいといったリクエストも募集中です!
https://www.tlv.com/ja/enquete/enquete_form.php?id=S001&ss_topic=121


次回のメールマガジンは8月28日頃の予定です。どうぞお楽しみに。


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