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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2013/05/14 Vol.11

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□□□  TLV・TTSメールマガジン Vol.11
□ ~ 保全と検査に革新を ~ 2013年5月14日
株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/ 
有限会社ティティエス http://www.tts-inspection.com/
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ゴールデンウィークも終わりましたね。工場が停止するこの機会に、メンテ
ナンスや診断・検査をされたという方もおられたのではないでしょうか?

診断・検査をする際に、思いのほか頭が痛いのが、付帯工事にかかる
手間や費用がかさむことです。

「付帯工事無しにそのまま検査したい!」

設備や機器の被覆・カバーを解体、復旧したり、足場を施工したり。
時には、付帯工事の方が検査そのものよりも費用が高かったり、
工期の大半を付帯工事が占めることもあります。

そこで、注目されているのが、スクリーニング検査です。

保温カバーや防火被覆などの上からでも腐食箇所を特定でき、大幅なコスト
削減・工期短縮を可能にするスクリーニング検査。
今月は、このスクリーニング検査を取り上げ、実際に球形タンクの脚柱検査に
適用してコスト1/4、工期1/5になった事例もご紹介します。

またもう一つの記事では、一度使ったら手放せない!
芯出しの現場で今引っ張りだこの便利なツールをご紹介します。


▽ INDEX ▽
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□■【芯出し】
  作業効率アップでリピーター続出!一度使うと手放せない
 ~ 成形シム パーマブロック ~

□■【連 載】
  コストダウンに繋がるメンテナンス<その25>
  従来法のコスト1/4、工期1/5に短縮するスクリーニング技術
 ~ 高圧ガスを貯蔵する球形タンクの脚柱検査 ~

☆ トピックス
☆ 編集後記(ホームページのココをリニューアルしました)

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□【芯出しの必需品】作業効率向上でリピーター続出!一度使うと手放せない
┃ ~ 成形シム パーマブロック ~
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▽ 芯出し作業の2/3がシムライナー製作時間?
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芯出し作業にすぐ使える、プレカットされた便利なシムライナー
「パーマブロック」が、お客様の間で今隠れたブームとなっています。
http://www.tlv.com/ja/catalog/permabloc.html

回転機の芯出し作業をする際、シムライナーが必要となります。
一般的には、芯出し作業時に、大きな板やシムフォイル(真鍮製、銅製、燐青
銅製など)から現物合わせでシムライナーを切り出して使用されています。

実は、芯出し作業時間の多くを、そのシムライナー製作・整備作業が占めて
おり、大型回転機であれば2/3の時間を占める場合もあります。

業務の効率化が求められる昨今、シムライナーの見直しは、非常に大きな
メリットを生む金の卵とも言えます。


▽ 作業しやすく環境にも優しいプレカットシムライナー
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パーマブロックは、サイズ・厚さごとにパッケージ化されています。
材質はステンレス製で、変形しにくいため繰り返し使用できます。

面取りもされたプレカット製品なので、切れ端も出ず環境に優しい製品と
言えます。

また、形状や厚みがバラバラなシムを使うと、ボルトの締め方によって位置が
変わることもありますが、同じ形状・正確な厚みのパーマブロックなら、その
ようなこともなく、芯出しの修正作業自体の質も向上します。

収納ボックス内では厚さごとに整理され、シムライナー表面にも厚さがレー
ザー刻印されているため、直感的に間違いの無い作業を行うことができます。
使って減った分は、必要な厚さの分だけ20枚単位で補充発注することも可能
です。


▽ お客様の声
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
実際に活用しているお客様からは、

「一度使うとこれ無しでは作業したくない」

「定期修理の前には必ず補充する」

「レーザー式軸芯出し器とパーマブロックのお陰で、芯出し作業の時間が
 一気に短くなった」

「残業が減った」

と評判です。

詳細を知りたい、実物が見てみたいというお客様には、
0.2mmのサンプルが1枚が付いた製品カタログをご提供しております。
以下のページ内からお申込みください。


------>>成形シム パーマブロックの詳細はこちら↓
     ◆◆サンプル付き製品カタログ差し上げます◆◆
http://www.tlv.com/ja/catalog/permabloc.html


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□【連 載】コストダウンに繋がるメンテナンス <その25>
┃ コストを従来法の1/4、工期を1/5に短縮するスクリーニング技術
┃ ~ 高圧ガスを貯蔵する球形タンクの脚柱検査 ~
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▽ 球形タンクの脚柱が危ない?
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化学プラントには円筒形、角形、球形などさまざまな形状のタンクが設置され
ています。特に高圧ガスを取り扱うプラントでは、球形タンクが数多く見られ
ます。

球形タンク本体には、安全のため定期的な検査が実施されていますが、その
タンクを支える脚柱などは検査の対象とされないことが多く、近年、プラント
の老朽化とともに、その安全性が問題視されるようになってきました。


▽ 球形タンク脚柱の腐食メカニズム
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
球形タンクの脚柱には、耐火被覆が施工されています。
万が一火災が発生した場合、脚柱が損傷を受けるとタンクが倒壊する危険が
あるため、脚柱の損傷を防止する目的で付けられています。

日本国内では、耐火被覆は耐火モルタルや耐火ボード+板金施工が一般的
です。耐火被覆の上部には、レインキャップが施工され、雨水が浸入しない
ように封じられています。

しかし、長年設備を運転していると、その部分が劣化して隙間ができたり、
耐火モルタルにひび割れが発生したり、ひどい場合には、レインキャップ
そのものが腐食し、穴が開いてきたりします。

そのような箇所から耐火被覆と脚柱の間に雨水が浸入し、その結果、脚柱本体
が腐食します。

特に夏場などは、タンク本体の温度を下げるために散水することもあるため、
水の浸入が助長されることもあります。
また、低温のタンクでは、結露についても考慮しなければなりません。


▽ なぜ脚柱の腐食が問題なのか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
脚柱そのものは、内部に高圧ガス等がある訳ではないため、穴開きが発生し
ても、ガス漏れやタンクの破裂などのトラブルは発生しません。
しかし、大きな損傷によって脚柱の強度が低下した場合には注意が必要です。

海外の例では、タンク開放点検の際に実施される水圧テストで、注入した水
の重量に脚柱が耐えられず、タンクが倒壊する事故が発生しています。

脚柱を一度も検査したことが無かったため、腐食により強度が低下している
ことに気がつかなかったのです。設計時の強度が維持できているかどうか、
脚柱の健全性を正しく検査しておくことは非常に重要です。


▽ 従来の脚柱検査の課題
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
前述の通り、球形タンクの脚柱には耐火被覆が施工され、長いもので地面から
8mもの高さになります。

このため従来の検査方法では、脚柱全面にアクセスできるような足場を施工し
耐火被覆を全解体した後に、目視検査や超音波検査を実施していました。
その結果、球形タンクの脚柱検査には、多大なコストと時間がかかりました。

更に、従来法では運転中に検査できないため、6年、12年といった開放点検の
タイミングに合せる必要があり、検査までの期間が空いてしまうという問題、
開放点検中に補修が必要な腐食が発見されると、更に工期が伸びるという
問題もありました。

また、耐火被覆にひび割れなどが多く、腐食の進行が予想される脚柱でも、
被覆をはがして検査すると、実際には腐食が少なかったり、
耐火被覆が健全そうに見えても、解体してみると腐食が多かったりと、
外観から腐食の状況が判断できず、全面検査は避けられません。

そこで、低コストで腐食箇所の絞り込みを行う、スクリーニング検査技術が
望まれていました。


▽ PECで球形タンク脚柱を検査するメリット
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このような背景の下、パルス渦流探傷検査 PEC(Pulsed Eddy Current)を
球形タンクに適用する事例が増えてきています。

PECによる検査には、以下のようなメリットがあります。

 - 耐火被覆を剥離解体せず、耐火被覆の上から脚柱の板厚を測定可能

 - 延長ポールを活用すれば、6mの高さまで足場の施工不要
   6m以上の場合も、低床の足場を施工すれば全体検査が可能

 - 運転中でも検査可能

 - その場でデータが確認できるため、緊急対応の要否をその場で判断可能

つまり、開放点検前に腐食検査を実施し、開放点検のタイミングで補修を
行うといったことも可能です。

※PECの測定原理はこちら↓
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/pec02.html


▽ コスト1/4、工期1/5に短縮したPEC導入事例
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ある石油化学工場様で球形タンク10基、94本の脚柱検査を計画していました。

従来の検査方法(全面足場施工、耐火被覆解体、目視・UT検査、耐火被覆
復旧等)では、総予算は億単位。6年周期の開放点検に合せて順番に検査
していき、その年対象となる設備の検査自体は1年がかりで実施予定でした。

実際に予算申請をしたものの、近年の厳しい経営環境の中、予算は凍結されて
しまいました。

しかし、過去に脚柱検査をしたことがないタンクでは、健全性の確認が
安全のために避けて通れないと考えたご担当者は、PECに目を付けました。

以前、同工場内でタワースカート部検査にPECを採用し、精度も検証済み
だったことから、脚柱へも適用可能と判断。

検査費用は3,500万円に抑えられ、一部6m以上の高さを持つ脚柱への
低床足場施工を含めても、総費用は従来法の1/4にダウンしました。

タンクを開放しないため、6年周期の開放点検のタイミングや
生産スケジュールに影響されることがなく、1年がかりだった工期も
1/5にあたる2.5ヶ月に短縮されました。

低コスト、短い工期が94本全ての脚柱のスクリーニング検査を可能にし、
補修が必要な腐食箇所の特定を完了することができました。

※PEC導入事例の詳細はこちら↓
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/pec07.html


---->>コストダウンに繋がるメンテナンスはこちらからどうぞ↓
http://www.tts-inspection.com/ja/maintenance/1305maintenance_25j.html


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☆ トピックス
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★ホームページをリニューアルしました。
http://www.tts-inspection.com/ja/index.html


★よくあるご質問(FAQ)の内容を拡充しました。
http://www.tts-inspection.com/ja/faq/index.html


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☆ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

『保全と検査』メールマガジンとしては、久しぶりの発行となりました。
その間に、前述のトピックスでもご紹介した通り、TTSホームページを
リニューアルしています。もう、ご覧いただけましたか?
http://www.tts-inspection.com/ja/index.html

イメージカラーを鮮やかなイエローに統一(TTS作業服と同じ色です)。

メルマガにも連載している『コストダウンに繋がるメンテナンス』や、
『レーザー式軸芯出し検定』といった教育に役立つコンテンツも充実して
います。
http://www.tts-inspection.com/ja/oyakudachi/

また、様々な検査・診断サービスの事例も見やすくまとめました。
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/inspection_case.html

リニューアルしたホームページをご覧いただいてのご感想、
ここをもっとこうしたらいい、こんな情報が欲しいといったご要望も
お待ちしております。是非お気軽にお寄せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=TTSJ


次回の『保全と検査』メールマガジンは7月頃に配信の予定です。
どうぞお楽しみに♪


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☆リンク先をご覧いただけない環境の方には、同内容の資料をお送りして
おります。ご希望の資料を明記の上、ccc@tlv.comまでご連絡下さい。
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