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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2015/02/10 Vol.19

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□□□  TLV・TTSメールマガジン Vol.19
□ ~ 保全と検査に革新を ~ 2015年02月10日
株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/ 
有限会社ティティエス http://www.tts-inspection.com/
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今号では、新商品と新技術の情報をお届けします。
まずご紹介する新商品は、レーザー式軸芯出し器のミドルレンジモデル
オプタラインシリーズの最新機種 オプタラインスマートRS5です。

大きな芯ずれ・中間軸にも対応でき、従来オプションだった新機能も加えて
価格はそのまま!存在感を増したオプタラインの最新情報をご覧ください。

続いて、ガイド波配管検査では、最新のセンサーについてお伝えします。

配管内面/外面腐食の全面スクリーニング検査で14年の実績を持つガイド波
配管検査に、新開発のセンサーが加わりました。
保温・コーティング配管、防油堤貫通配管、長距離配管など、様々な配管の
短期間・低コスト検査が可能なガイド波配管検査の詳細は本文をご覧下さい。


▽ INDEX ▽
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□■【新製品】
  アライメント測定力強化し中間軸もOK!最新のミドルレンジモデル登場
 ~ レーザー式軸芯出し器 オプタラインスマートRS5 ~
  ↓大きな芯ずれ、中間軸のある回転機も芯出ししやすくなりました

□■【診断】
  長距離配管の内/外面を、短期間・低コストで全面スクリーニング
 ~ ガイド波による配管スクリーニング検査の最新技術 ~
  ↓新センサーで高温配管、液体配管、肉厚配管、モニタリング用途に強い

☆ 編集後記(現場で迎えた新年)

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□【新製品】アライメント測定力強化し中間軸もOK!最新ミドルレンジモデル
┃  ~ レーザー式軸芯出し器 オプタラインスマートRS5 ~
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▽ レーザー式軸芯出し器のラインアップ
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高精度な芯出しと作業効率化に欠かせないレーザー式軸芯出し器に
アライメント測定能力を強化し、レーザーも明るく見やすい最新ミドルレンジ
モデル『オプタラインスマートRS5(アールエス5)』が登場しました。
http://www.tlv.com/ja/catalog/optalign_smart.html

レーザー式軸芯出し器には次の3つの機種があり、オプタラインスマートRS5は
その中でも価格と性能のバランスが良い中堅クラスの機種です。

■ハイエンド[ローターラインウルトラiS(アイエス)]

:数百kWの電動機やガスタービン、蒸気タービンで駆動されるターボ圧縮機、
 発電機などの大型機械、3メートルを越えるような長い中間軸を持つ冷却塔
 や送風機、数台の機械が一列に並んだ機械列など、複雑なアライメント作業
 までカバーするオールマイティー芯出し器。

■ミドルレンジ[オプタラインスマートRS5]【NEW】

:シャフタラインとローターラインウルトラiSの中間的位置付け。
 ポンプ、送風機などの小型・中型機の芯出しに必要な基本機能を装備。
 更に、新モデルとなり冷却塔などの中間軸のあるものにも対応可能に。

■エントリーレベル[シャフタラインOS3]

:15kW程度までの比較的小型の電動機とカップリングで直結されるポンプや
 ファンなど、シンプルで汎用的な回転機を対象とした芯出し器。


▽ オプタラインスマートRS5の新機能
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新しいオプタラインスマートRS5では、測定レーザーとセンサーが最新の電子
部品により改良されました。
また“価格据え置き”のまま、従来器ではオプション機能だったいくつかの
ソフトウェアが標準化され、実質大幅値下げといえる内容になりました。

以下に、搭載された新機能をご紹介します。

◆センサーの大型化で大きな芯ずれ測定もカンタンに

センサーの測定面積が50%増大し、センサーがレーザーを受光できる角度範囲
が広くなったことで、ミスアライメントが大きい設備でも事前の粗芯出し無し
で測定できるようになりました。

◆明るいレーザー&外部の光に強いセンサーで屋外作業の効率アップ

レーザー光線がより明るく見やすくなったため、冷却塔などの屋外作業でも
レーザーの調整が容易になりました。
また、新型センサーは外部の光に強いため、太陽光線などがセンサーに入り
込むような場面でも光線の影響を受けにくく、データの取得が可能です。

◆最新のCPUと角度センサーでスピード&精度アップ

センサー内部には最新のCPUや角度センサーを使用。CPUは従来より10~20倍
処理速度が速く、一度の計測で1,000点以上のデータが取得できるように
なり、より高精度な測定が可能となりました(連続計測モード時)。

◆測定機能“ムーブ機能”の強化

リアルタイムでモニターしながら水平・垂直方向を修正できる“ムーブ機能”
が、センサーの設置角度に関係なく使用できるようになりました。
更に、水平・垂直方向の同時測定が可能となり、機械の状況をより正確に
つかむことができるようになりました。

◆“固定脚の変更”にも標準で対応

従来オプションだった“固定脚の変更”機能が標準になりました。

実際の現場では、横方向の修正をしているとボルト穴とボルトが干渉したり、
周囲の機器や構造物が邪魔でそれ以上動かせなくなったりして、修正側の
機械だけでは調整できなくなることがあります。

このような場合、通常は基準の設備を一旦大きく動かして、一から修正側で
アライメントをやり直すため時間も手間もかかりますが、“固定脚の変更”
機能を使えば、基準の脚を選択し直すだけで、他の脚の修正量が表示され、
そのまま引き続きアライメント作業を継続できます。

◆縦型機械のアライメントにも標準で対応

従来オプションだった、縦型機械のアライメントも標準になりました。
縦型ポンプなど、レーザーアライメントの活用の幅が広がります。

◆単3電池の採用、バッテリーの残量確認可能&ロングライフ化

レーザー発射機の電源が、9V角形乾電池から単3形乾電池に変更になり、
交換時の電池入手が容易になりました。

また、レーザー光線を測定だけでなく情報伝達にも使用し、レーザーのバッ
テリーステイタスをコンピューターで確認することが可能になりました。
電子部品の刷新によりレーザーのバッテリーライフは2倍、センサーの
バッテリーライフ(Bluetoothモジュール使用時)は25%長くなりました。


▽ その他の基本機能
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この他従来品同様、オプタラインスマートRS5は以下のような基本機能も備え
ています。

◆連続測定
 :カップリングを繋いだ共回しによる最も正確な芯出し測定モード

◆ソフトフット測定機能
 :芯ずれ測定開始前に脚のガタ状態を調べる機能

他にも多彩なオプション機能が用意されており、必要に応じて随時追加する
ことができます。


▽ 旧製品「オプタラインスマートRS」からのアップグレード
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旧製品オプタラインスマート、オプタラインスマートRSをご使用中のお客様は
『RS5アップグレードパッケージ』を購入することにより、最小限のコストで
新しいRS5同等の機能にグレードアップすることができます。

オプタラインスマートRS5や、旧製品からのアップグレードに関する
お問合せ、デモンストレーションのご依頼等、お気軽にお寄せください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=TTSJ&em=&rus=1


------>>新発売 オプタラインスマートRS5の詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/optalign_smart.html


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□【診断】長距離配管の内/外面を、短期間に低コストで全面スクリーニング
┃  ~ ガイド波による配管スクリーニング検査の最新技術 ~
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▽ 長距離配管を全面スクリーニングできるガイド波配管検査
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プラントの老朽化が進んだ結果、引き起こされるトラブル、事故。

特に配管の腐食は十分な検査がされず、手つかずとなっているケースが多く
見られます。その理由としては、次のようなものが挙げられます。

  - 配管総延長距離が長い

  - 保温やコーティングが施工されているため直接検査できない
    (保温脱着工事が必要。 アスベストが問題になるケースも)

  - 防油堤貫通管や埋設配管、垂直配管など直接アクセスができない
    (足場の施工が必要)

このように難題の多い配管の腐食検査には、配管全体の内面/外面を迅速に
検査できる、配管スクリーニング(広域の粗診断)が適しています。
配管全体のコンディションが掴めるため、本当に危険な異常箇所に対策を
施すことができ、漏えいリスクを低減します。

スクリーニングで特定された異常箇所に限定して、従来手法による詳細な評価
や補修を行えば、トータルでの検査・メンテナンス費用も抑制できます。

TTSでは、広範囲・迅速なスクリーニング検査を可能にする、
ガイド波配管検査を14年間にわたって提供しています。
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/haikan_sindan01.html


▽ ガイド波配管検査の実績
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ガイド波配管検査では、配管を全て露出させる必要がないため、保温材の取り
外しや掘削、足場等の準備費用が削減できます。一箇所から広範囲まで適用可
能で、TTSではこれまでに、以下のような様々な配管の検査を実施しています。

[ガイド波配管検査の実績]

  ◇ 配管表面が露出していない配管

    - 長距離保温・保冷配管
    - 重防食塗装配管
    - 耐火モルタル巻き構造物脚柱(球形タンク脚柱)

  ◇ アクセスが難しい配管

    - タワーオーバーヘッド配管
    - ラック配管(サポート接触部、CUI)
    - 配管の立ち上がり部(道路横断部)
    - カルバート、トレンチ配管
    - 桟橋配管

  ◇ 埋設・貫通されている配管

    - 防油堤貫通配管
    - 埋設配管(地面境界部)
    - 建屋壁面貫通配管


▽ 適用範囲が広がる新開発のセンサー
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この度、ガイド波配管検査の適用範囲をこれまで以上に広げるため、
以下の3種類のセンサーが新開発されました。

  ◆ 240℃対応高温センサー
  ◆ 固定型センサー
  ◆ 5リングセンサー(Tモード)

これらの新センサーについて詳しくご説明します。


◆ 高温配管も運転中検査が可能
  【240℃対応高温センサー】

効率よくスクリーニングとその後の詳細検査が行えるよう、ガイド波検査は
運転中に実施され、検査の結果発見された異常箇所の詳細検査や補修は、
その後のメンテナンス期間中に行われるという方法が一般的です。

しかし、蒸気配管や高温プロセス配管などは、従来のガイド波が適用できる
温度帯の-25~125℃よりも高温のため、従来のセンサーでは運転中にガイド波
検査を先行実施することができませんでした。

この度、配管表面温度240℃まで対応可能なセンサーが開発されたことにより
これまで不可能だった高温配管の運転中検査が可能となりました。
(検査にあたって一部配管の保温解体工事は必要です)


◆ 同一箇所の定期モニタリングに便利
  【固定型センサー Permamount(パーママウント)】

近年、数年ごとに同一箇所を検査する腐食モニタリングにガイド波配管検査
が利用されるケースが増えています。

ガイド波検査では長距離の配管検査を実施する場合、測定対象箇所に対して
順次、センサー取り付け、検査データ取得、取り外し、移動を繰り返す必要
があります。

その際、センサー取付箇所が高所や埋設、保温・保冷の断熱施工がされている
場合等は、その都度最小限の付帯工事も伴うことになります。

これらの問題を解決する方法として、測定箇所ごとにセンサーを設置したまま
にする、固定型センサー Permamountが開発されました。

Permamountでは、センサーを配管に永久的に固定し、人がアクセスしやすい
箇所にケーブルを伸ばしておくことにより、以下のように低コストで高精度な
定期モニタリング検査を可能にします。

 - 一度取り付けると、二回目以降の検査では付帯工事不要

 - 長距離配管でもセンサーの取り付け/取り外し不要で、検査時間短縮

 - センサーを固定することで、取り付け/取り外し時の位置変化による
   データのバラツキがなくなり、配管の微少なコンディション変化・
   腐食進行もキャッチしやすい

Permamountを使えば、重要配管を低コストで高頻度にモニタリングし、
異常の兆候を早期に掴むことが可能です。


◆ 肉厚配管、液体配管の長距離検査が可能
  【5リングセンサー(Tモード) Torsional(トーショナル)】

TTSがガイド波配管検査で使用しているシステム、Teletest(テレテスト)は
配管の状況に応じてモードをL/Tモードの2種類から選択可能な、マルチモード
センサーを採用する唯一のシステムです。

 ・Lモード:減衰に強いが、液体配管の一部ではノイズが発生
 ・Tモード:減衰に弱いが、規格外の肉厚配管や液体配管も少ないノイズで
       検査可能

配管のコンディションに合わせて、一方または双方のモードを使い分けて測定
します。それにより、効率よく多くの情報を取得することができ、より正確に
配管のコンディションを掴むことが可能です。

マルチモードセンサーに搭載されたTモードのセンサーは、一般的に使用され
ている2リングタイプのみでしたが、今回、より強力なガイド波を入射できる
5リングTorsionalセンサーが開発されました(Tモードのみ)。

2リングのTモードセンサーは減衰に弱いのが難点でしたが、強力なガイド波
が入射可能な5リングセンサーは減衰を少なくできるため、液体配管や様々な
肉厚の配管でも長距離の検査が可能です。

実際に、ライニング配管などでも、従来タイプより検査範囲が広くなったこと
が確認されており、防食テープ配管や埋設配管など、従来減衰が大きく検査
範囲が狭かった配管への適用が期待されます。

TTSでは、順次テストを実施し、適用範囲の明確化を進めています。
結果については、またメールマガジンやホームページでご報告します。


------>>ガイド波配管検査の詳細はこちら
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/haikan_sindan01.html


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☆ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

今冬も雪が多いですね。

TLV本社は兵庫県の太平洋側にあるため、滅多に雪が降らずあまり実感が
ありませんが、北海道に住む友人は、連日雪かきや屋根の雪下ろしに
追われて雪はもう懲りごり、とこぼしていました。

TTSの診断員も、昨年末から年明けにかけて、カップリングのアライメント
診断のスーパーバイザーとして北海道のお客様を訪問していました。

電力需要の関係からその時期の作業となり、新年も現場で迎えたそうです。

現場で多くの方々がお正月も関係なく家族と離れて働く様子を見ながら、
「日本のインフラはこういった人々に支えられて、安定供給されているん
だな」と改めて思ったとのこと。貴重な年越しの経験ができたようです。

では、次号の『保全と検査』メールマガジンもどうぞお楽しみに。


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