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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2015/11/10 Vol.23

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□□□  TLV・TTSメールマガジン Vol.23
□ ~ 保全と検査に革新を ~ 2015年11月10日
株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/ 
有限会社ティティエス http://www.tts-inspection.com/
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朝晩冷え込むようになり、暖房器具の手放せない季節となってきました。
冬のプラントで目につくのが、バルブから立ち上がる白い「モヤモヤ」。

モヤモヤの原因である蒸気漏れは、省エネの面でも蒸気損失額からも無視
できません。工場全体の蒸気漏れのうち約8割を占めるというバルブからの
漏れ。プラント内に多数あるバルブの蒸気漏れをどうやってなくしていけば
いいのか。頭の痛い問題ですね。

今月は、この厄介な問題を解決し「蒸気漏れゼロ」を達成された石油精製
プラント様の事例をご紹介します。

もう一つの記事では、レーザー式軸芯出し器の用途が広がる各種治具を
ご案内します。

回転機の軸芯出しが「誰でも」「素早く」「精度良く」行えるレーザー式
軸芯出し器。しかし、その特長はそれだけではありません。
今まで芯出しが難しかった、細い軸、太い軸、大きなカップリング、狭所
などでもオプションの取り付け用治具を使えば、簡単に幅広く測定が可能!

詳しくは本文をご覧ください。


▽ INDEX ▽
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□■【診断事例】
  バルブグランドからの蒸気漏れゼロを達成!
 ~ エア・ガスリーク検査で漏れ発見&不良分をベローズバルブに交換 ~
  ↓半数以上のバルブから年間4万円以上の蒸気漏れ?漏れ撲滅の方法とは

□■【製品紹介】
  小径、大径、狭所など様々なカップリングに使用拡大!
 ~ レーザー式軸芯出し器用オプション 取り付け治具のご紹介 ~
  ↓1.5mチェーン、マグネット式、狭所用等であらゆる機器の芯出し可能

☆ 編集後記(カナダ旅行記)

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□【診断事例】バルブグランドからの蒸気漏れゼロを達成!
┃~ エア・ガスリーク検査で漏れ発見&不良分をベローズバルブに交換 ~
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▽ 半分以上のバルブから年間4万円以上の蒸気漏れ損失?
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工場にあるバルブのグランド部分から、白くモヤモヤと立ち上がる湯気・・。

寒くなるとより一層目につくこの光景。
皆さんも目にしたことがあるのではないでしょうか?

白いモヤモヤは「蒸気漏れ」が原因です。

バルブの構造によっては増し締めをすれば、一時的に漏れが止まる場合も
ありますが、開閉操作の頻度が高いバルブでは短期間で再び漏れやすくなり、
そのままの状態で放置されてしまっているバルブも時々見かけます。

また、グランド部分から漏れていても見えにくい過熱蒸気ラインでは、
潜在的にもっと多くの蒸気漏れが存在していると考えられます。

この蒸気漏れを金額に直すと、年間いくら位になるかご存知ですか?

TTSが提供するエア・ガスのリーク診断サービスに、ソニックマンサーベイ
があります。

このソニックマンサーベイが過去に蒸気漏れを診断した実績のうち、
バルブグランド部が蒸気漏れを起こしている約1300箇所のバルブを分析
した結果、年間4万円以上に相当する蒸気漏れを発生させているバルブが、
実に半数以上もあることがわかりました。

年間数万円単位の漏れと言えば、場合によっては新品のバルブに交換しても
すぐに元が取れる計算になります。

当然そのままの状態で放置しておくと、蒸気の漏れ金額は2年で倍、3年で3倍
と積み上がっていきます。


▽ 蒸気漏れ量を定量化、金額算出できる蒸気漏れ診断
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ソニックマンサーベイによる蒸気漏れ診断で使用しているSonicMan
(ソニックマン)は、TLVが開発した超音波リーク検出器です。

ソニックマンは、圧力を持ったガス体が低圧雰囲気に流出する際に発生する
超音波を検出します。そのため、以下のような特長があります。

 - 検出するガス体の種類を問わない
 - 短期間・広範囲に検査可能
 - 騒音の大きい稼働中の工場でも検査可能
 - 超音波の大きさから漏れ量、漏れ金額を定量化可能
 - 目視確認しにくい過熱蒸気も検査可能

蒸気の外漏れは湯気が上がるので、発見すること自体は難しいことではあり
ませんが、ソニックマンサーベイは漏れを発見するだけでなく、金額換算
できることがポイントです。

これにより、修理または交換にかかる費用等との比較検討が可能になり、
次の保全アクションに繋げやすくなります。


▽【お客様事例】年間80万円の蒸気漏れがゼロになった石油精製プラント様
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実際に蒸気漏れ診断を実施し、不良バルブを蒸気漏れしにくいバルブに
交換していった結果、蒸気漏れゼロを達成された事例をご紹介します。

・診断で年間80万円分の蒸気漏れ発見

ある石油精製プラント様で、ソニックマンによるリーク診断を実施されまし
た。その結果、バルブのグランド部からの蒸気漏れを工場全体で18箇所発見。
金額で見ると、年間約80万円の蒸気漏れによる損失が発生していました。

この結果を受け、石油精製プラント様ではバルブのグランド部からの蒸気漏れ
対策を検討。漏れの状況を定量化して金額換算し、バルブ交換時の費用と比較
したところ、交換した方が経済的であるという結論に至りました。


・不良バルブを蒸気漏れしにくいベローズバルブに交換

交換するバルブには、蒸気漏れのしにくいベローズバルブ BE1を採用。
http://www.tlv.com/ja/catalog/news61j.html

このバルブは、ステム、グランド部を完全に覆う「ベローズ」を採用すること
により、グランド漏れの恒久対策として非常に有効なバルブです。

その後、年に1回継続して蒸気漏れ診断を実施し、新たに発生した蒸気漏れに
ついてもベローズバルブ BE1への交換を進めました。


・診断の継続&ベローズバルブで蒸気漏れゼロ達成

その結果、5年後の診断ではバルブグランドからの蒸気漏れゼロを達成。

ソニックマンによるリーク診断、ベローズバルブ BE1ともに高い評価を
いただき、現在は診断結果で不良バルブが見つかった場合に加えて、
改良工事等により新規でバルブを設置する場合もベローズバルブ BE1を
積極的にご採用いただいております。


------>>石油精製プラント様の蒸気漏れ診断&ベローズバルブ事例の
     詳細はこちらをご参照ください
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/sonic_man08.html


※エア・ガスリーク診断 ソニックマンサーベイの詳細はこちら↓
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/sonic_man01.html

※漏れゼロ!ハンドルが固着しないベローズバルブ BE1の詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/news61j.html

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□【製品紹介】小径、大径、狭所など様々なカップリングに使用拡大!
┃  ~ レーザー式軸芯出し器用オプション 取り付け治具のご紹介 ~
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▽ 様々な大きさ、形状の機器でレーザー式軸芯出し器を使いたい
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レーザー式軸芯出し器を、当初は重要機器など特定の機器の芯出し作業用と
して導入されたお客様も、実際に使ってみて作業が簡単で素早く終わること
から、他の機器の芯出しにも広く使いたいと希望されることが多いようです。

その際、ちょっとした問題が発生することがあります。

 「軸径が大きくてチェーンの長さが足りない」
 「取り付けはできるが配管と干渉して回転させられない」

などのように、他の機器で使おうとすると、機器の形状によっては標準装備
されている取り付け用治具(ブラケット)では、レーザー発射器やレーザー
検出器を取り付けられないケースが出てくるのです。

そこで、様々な形状の機器にも取り付けられるよう、 オプションで
各種取り付け用治具(ブラケット)が用意されていますので、
以下では主なものをご紹介します。


▽ 主な取り付け用治具(ブラケット)
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◆ 1.5mチェーン <軸が太い場合>

最も多いのは、軸が太い機器の芯出しにも適用したいというニーズです。

レーザー式軸芯出し器に標準で付属しているチェーンブラケットの長さは
300mmまたは600mmであり、取り付け可能な軸径は約200mmまでです。
従って、そのままではそれ以上太い軸に取り付けることはできません。

そこで、太い軸にも取り付けられるよう、オプションとして1.5mチェーンを
用意しています。ブラケットの本体部分は標準付属品をそのまま使用し、
チェーンを1.5m長に入れ替えることで、大径の軸にも取り付け可能。
最大軸径約480mmまで対応します。


◆ コンパクトマグネットブラケット
  <軸が細い場合、太い場合、カップリングが大きい場合>

軸が細すぎたり太すぎたり、カップリングが大きすぎたりして、
標準のチェーンではブラケットを取り付けられない場合に便利なのが、
コンパクトマグネットブラケットです。

カップリングが磁石のつく材質でできており、50×90mm程度の平らな面が
あれば、コンパクトマグネットブラケットが使用できます。

4個の強力な磁石で、パチっと素早く簡単に取り付け可能。

このブラケットは軸自体に取り付けないため、 軸が細すぎて標準のチェーン
ではブラケットが安定しない場合や、逆に軸が太すぎてチェーンの長さが
足りない場合、カップリングが大きい場合などに有効です。
(但し、角度計内蔵の発射器/検出器を設置する際には、取り付け角度に
注意が必要です)


◆ カップリングボルトホールブラケット
  <周囲が狭い場合、カップリングが大きい場合>

コンパクトマグネットブラケット同様、強力な磁石で取り付けるブラケット
です。カップリングの外径より内側に発射器と検出器を取り付けることも
可能です。

カップリングに開けられているボルトを通すための穴を利用してレーザーを
発射・検出。タービンなどのように、カップリングの外周にスペースがない
場合に有効です。

また、磁石設置面と発射器/検出器の取り付け面がオフセットしているため、
標準のブラケットやコンパクトマグネットブラケットが使えないような構造
でも、このブラケットによって取り付けが可能になる場合があります。
(但し、角度計内蔵の発射器/検出器を設置する際には、取り付け角度に
注意が必要です)


◆ 狭所用ブラケット <ブラケット設置面が狭い場合>

標準付属のチェーンブラケットが、厚さ20mmであるのに対して、狭所用ブラ
ケットはたった8mmの厚さしかない極薄のブラケットです。

小型のポンプなどのように、カップリングとポンプケーシングや、カップリン
グと電動機の距離が近く、軸がほとんど露出していないような機器で標準の
チェーンブラケットが取り付けられないものも、このブラケットなら取り付け
可能な場合があります(但し、最大軸径は100mmです)。


◆ Zアダプター <障害物があって回転できない場合>

標準ブラケットやコンパクトマグネットブラケット、狭所用ブラケットでは
発射器/検出器をまっすぐな支持棒で固定します。

ブラケットを取り付けできてもその周方向に障害物があり、支持棒が引っか
かってしまうと測定することはできません。
そこで、障害物にぶつからず測定できるよう、棒状の支持棒をZ字状のものに
変え、オフセットさせるためのものが、Zアダプターです。


▽ 装置への取り付け可否はお気軽にご相談ください
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このように、治具を活用することで、レーザー式芯出し器の活用範囲を
大幅に広げることができます。

治具の使用例や機器との適合、オプションの治具でも対応できそうにない
形状の装置の場合などございましたら遠慮なくご相談ください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=TTSJ


------>>レーザー式軸芯出し器オプション 取り付け治具の詳細はこちら↓
http://www.tlv.com/ja/catalog/alignment_comparison_table.html#cont02

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レーザー式軸芯出し器の適用事例やユーザーの声も掲載しています
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=M019
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☆ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

先日TTSスタッフの1人が、新技術導入に向けて、カナダに出張しました。
カナダの公用語は、ご存知の通り英語とフランス語です。

訪問直前に、訪問先の一つがフランス語圏であることを知り、
フランス語が全くできない彼はかなり焦ったそうですが、
何とか英語だけで乗り切れたとのこと。
(但し、スーパーでの買い物等はフランス語だけで、英語が通じなかった
ようですが・・・)

カナダでは、いくつか皆様のお役に立てそうな新技術を見つけてきた
そうです!

できるだけ早く、日本の皆様に新しいサービスを提供できるよう
準備を進めて参りますので、楽しみにお待ちください。


では、次号の『保全と検査』メールマガジンもどうぞお楽しみに。


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