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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2016/07/12 Vol.28

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□□□  TLV・TTSメールマガジン Vol.28
□ ~ 保全と検査に革新を ~ 2016年07月12日
株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/ 
有限会社ティティエス http://www.tts-inspection.com/
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暑さが厳しくなり、保全・メンテナンス作業にはつらい季節となりました。

あまりに暑いと作業効率も下がりがち・・・。
そんな時にこそ活躍するのが、作業効率の良いレーザー式の計測器です。
今月は、誰でも素早く高精度な平面度(平坦度)計測が行える、
レーザー平面度計測器の新モデルをご紹介します。

2つ目の記事では、ポリエチレン被覆(ライニング)配管検査の事例を
ご紹介します。これまでライニング配管では、被覆をはがして検査する
必要がありましたが、新開発のガイド波センサーは減衰が少ないため、
被覆の上から腐食や減肉を検査できます。

詳細は本文をご覧ください。


▽ INDEX ▽
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□■【診断事例】
  ライニング配管の全面検査に!被覆をはがさない配管検査
 ~ ポリエチレン被覆(ライニング)配管のガイド波検査 ~
  ↓一箇所の測定で75m間のデータ取得!埋設配管の全面検査にも最適

□■【新製品】
  レーザー式だから平面度(平坦度)計測が誰でも素早く高精度
 ~ センサーが新しくなった!レーザー平面度計測器 レバライン ~
  ↓新モデル追加し「大型建造物用」「高精度測定用」など用途で選べる


☆ トピックス(プラントメンテナンスショー2016出展ほか)
☆ 編集後記 (昨年の一番人気は?)

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□【診断事例】ライニング配管の全面検査に!被覆をはがさない配管検査
┃ ~ ポリエチレン被覆(ライニング)配管のガイド波検査 ~
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▽ 検査が難しい被覆配管
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近年、埋設配管や環境の悪い場所の配管に、ポリエチレン被覆鋼管が使用され
ることが多くなっています。

ポリエチレン被覆配管は、防食性能が優れている一方、
検査の際に被覆によって管の金属部分に直接アクセスできないため、
従来の方法では被覆をはがす必要があり、配管の全面検査が難しい対象でも
あります。

被覆を全てはがす全面検査が困難であるのに加え、被覆の一部をはがす場合
も、剥離の際に配管を傷つけてしまったり、ライニングの復旧に失敗して
被覆に隙間やピンホールなどが発生してしまう可能性があり、かえって腐食の
リスクを高める恐れがありました。


▽ 被覆の上からでも検査可能な新開発センサー
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これまでにもご紹介してきた通り、配管の広域診断にはガイド波を用いた
スクリーニング検査が非常に有効です。
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/haikan_sindan01.html

しかし、このガイド波検査でも、ポリエチレン被覆配管が対象の場合は
被覆が検査の妨げとなるため、これまではセンサー取付箇所の被覆の剥離を
する必要がありました。

そこで新たに開発されたのが、システムの出力が上がり、減衰の少なくなった
新ガイド波センサーです。

新ガイド波センサーが、ポリエチレン被覆鋼管の検査にどの程度効果がある
のかを検証するため、2つの現場で実際に被覆の上からセンサーを取り付けて
検査を実施しました。以下ではこの検証結果2例をご紹介します。

 ◆ お客様の現場で検証:24インチガス配管の検査事例
 ◆ サンプル配管で検証:6インチサンプル配管の検査事例


▽【検証1】24インチガス配管の検査事例
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対象は、海外にあるガス田で実際に使用されている24インチの埋設配管です。
配管内を通して検査するピグが使用できないエリアに対して、ガイド波による
検査が検討されました。

対象の配管には、外面に3層ラミネートのポリエチレン被覆が施工されている
ため、ガイド波による検査を実施する場合、通常はセンサー設置箇所の被覆を
剥離して行います。

しかし今回は、お客様が剥離作業を希望されなかったため、センサー設置箇所
周辺地面の掘削のみで、被覆は剥がさずその上から検査することとしました。

お客様の当初の希望は、ピグが使用できない範囲の30%程度のエリアを
ガイド波でカバーできればよいというものでした。

実際にガイド波検査を実施した結果、1回の検査でカバーできる範囲が広く、
場所によっては一箇所から75m間もの検査が実施できた箇所もあったため、
ピグが使用できない範囲の90%をカバーすることができました。

当初の計画よりも検査できた範囲が大幅に広がり、お客様も結果に大変満足
されました。


▽【検証2】6インチサンプル配管の検査事例
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検証1の結果を受け、国内でもテスト用に用意した6インチの2層ポリエチレン
被覆配管(6m)を使って、次の手順で被覆の上からガイド波検査を実施しま
した。

(1)最初に健全な状態でデータを取得
(2)被覆層にのみ人工欠陥を作りデータを取得
(3)別の箇所に被覆層+鋼管まで到達する人工欠陥を作りデータを取得

その結果、(2)の被覆層のみの欠陥は検出せず、(3)の鋼管の欠陥については
クリアに検出できました。

このテストにより、ポリエチレン被覆配管の場合、被覆の欠陥は検出できま
せんが、鋼管本体に何らかの腐食や減肉が発生すると、被覆の上に設置した
センサーから検出が可能であることがわかりました。


▽ ポリエチレン被覆配管の検査はご相談ください
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ポリエチレン被覆配管にも色々な種類があるため、今後も様々な種類の被覆
配管でデータを採取し、被覆の上からガイド波検査が可能な種類の確認を
進めます。

ポリエチレン被覆配管の検査に関心をお持ちでしたら、是非お問い合わせ
ください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=TTSJ


---->>ポリエチレン被覆(ライニング)配管のガイド波検査詳細はこちら↓
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/haikan_sindan07.html


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□【新製品】レーザー式だから平面度(平坦度)計測が誰でも素早く高精度
┃  ~ センサーが新しくなった!レーザー平面度計測器 レバライン ~
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熱交換器の接続フランジ、設備基礎、加工機のテーブル、ベッドなどの
平面度(平坦度)測定。

従来のYレベルやピアノ線を使って複数の作業者で測定していたのに比べ、
レーザーを使った平面度計測器レバラインなら高度な技術や職人技がなくても
誰でも短時間で高精度に、機種によっては1人でも平面度(平坦度)、レベルの
測定が可能です。

このレバラインシリーズに、レーザー軸芯出し器ロータラインウルトラiSにも
採用されている高精度センサー センサラインセンサーを搭載したiSモデルが
加わりました。

これにより、レバラインのラインナップは次の3種類となり、

 - レバラインエキスパート
 - レバラインエキスパートiS
 - レバラインウルトラiS

「1人で作業できるもの」「広範囲の測定」「大型建造物の測定」
「より高精度な測定」など、用途に合わせて選定できます。

また、回転器軸芯出し用のロータラインウルトラiSをご使用中のユ-ザーは、
レーザーとアプリケーションの追加のみで、平面度(平坦度)測定が可能に
なる機種もあります。

機種ごとの使い分けの詳細は以下をご参照ください。


◆ レバライン エキスパート
http://www.tlv.com/ja/catalog/levalign_expert.html

【レーザー・センサー】

レーザー自動回転、自動レベリング機能を備え、
測定可能な範囲が直径200mのエキスパートレーザーと
レーザー検出面の高さが70mmのエキスパートセンサーを搭載しています。

【特徴・用途】

広範囲のレベルや平面度(平坦度)を、素早く測定する作業に最適。
計測作業が1人で行えます。

レーザー検出面の高さが70mmあるため、測定面内に段差があるような場合も
センサーの高さ調整不要という特長も備えています。


◆ レバライン エキスパートiS
http://www.tlv.com/ja/catalog/levalign_expert.html

【レーザー・センサー】

エキスパートレーザーと、高精度でレーザー検出面の高さが25mmの
センサラインセンサーを搭載しています。

【特徴・用途】

広範囲のレベルや平面度(平坦度)を、より高精度に測定する作業に最適。
計測作業が1人で行えます。

回転器軸芯出し用のロータラインウルトラiSをご使用中のユ-ザー様は、
センサーが共通のため、レーザーとアプリケーションの追加のみで、
平面度(平坦度)の測定が可能になります。

レーザー検出面の高さは25mmでエキスパートセンサーよりも小型ですが、
センサーの検出精度はエキスパートセンサーよりも向上します。


◆ レバライン ウルトラiS
http://www.tlv.com/ja/catalog/levalign.html

【レーザー・センサー】

オフセットエラー、コニカルエラーといった誤差が小さく、
測定可能な範囲が直径40mのウルトラレーザーと、
センサラインセンサーを搭載しています。

【特徴・用途】

シリーズの中で最も高精度な平面度(平坦度)測定が可能です。

回転器軸芯出し用のロータラインウルトラiSをご使用中のユ-ザー様は、
センサーが共通のため、レーザーとアプリケーションの追加のみで、
平面度(平坦度)の測定が可能になります。

ウルトラレーザーには自動回転機能がないため、計測は2人作業となります。


---->>レバラインの測定原理、測定精度はこちら↓
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/levalign01.html

---->>レバラインで様々な装置や設備を測定した具体的な事例はこちら↓
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/levalign07.html


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☆ トピックス
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☆7月20日(水)~22日(金) 東京ビッグサイトで開催される
 「第40回 プラントメンテナンスショー」に出展します。
http://www.tlv.com/news/newsj/news2016_06_01.html


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☆ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

上述の通り、今年のプラントメンテナンスショー開催もいよいよ来週に
迫りました。

昨年の同展で、当社ブース内で最もお客様の関心を集めた展示と言えば、
配管等の金属腐食を耐火材外部から調査(スクリーニング)する検査技術
PECです。
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/pec01.html

これは耐火材の解体費用等、検査のための準備費用を大幅に削減する技術で、
その効果の大きさに対する強い市場ニーズを感じました。

今年も引き続きPECを展示しますが、加えて今年は、配管全体の内外面の
減肉部分を長距離超音波(ロングレンジガイド波)により検出・特定する
スクリーニング技術、配管診断も展示します。
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection/haikan_sindan01.html

保温配管・保冷配管も検査できますので、老朽化するプラントや長尺配管の
腐食等でお悩みの方は是非当社ブースへお立ち寄りください。
多数のご来場をお待ちしております!


では、次号の『保全と検査』メールマガジンもどうぞお楽しみに。


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