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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2017/01/17 Vol.33

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□□□  TLV・TTSメールマガジン Vol.33
□ ~ 保全と検査に革新を ~ 2017年01月17日
株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/ 
有限会社ティティエス http://www.tts-inspection.com/
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今月は定期修理(SDM:Shut Down Maintenance)に合わせたメンテナンス計画
により、検査の精度や効率のアップ、コスト削減が図れた事例を紹介します。
中にはコストが4分の1、工数が5分の2にまで大幅削減できた事例も!
詳細は本文をご覧ください。

もう1つの記事も事例の紹介です。前回の水力発電所に続き、風力発電所で
実施されている計測例をご紹介します。

最新の計測技術を結集し、風車の各種フランジや、増速機、発電機などの
周辺で、軸芯出し、平面度・レベル・変位量などあらゆるデータが測定され
ている風力発電所。自社で行っている検査の参考に、是非ご覧ください。


▽ INDEX ▽
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□■【保守事例】
  費用1/4・工数2/5の例も!検査精度&効率アップ・費用削減
 ~ 定期修理(SDM)を軸としたメンテナンス計画 ~
  ↓定修の塔槽開放時に内部から保温材下腐食(CUI)を検査した事例

□■【計測事例】
  最新のレーザーアライメント、ジオメトリカル計測技術が結集!
 ~ 風力発電のメンテナンスに活用される最新計測技術 ~
  ↓平面度、レベル、軸芯出し、変位量など様々なデータを測定

☆ 編集後記 (日本が誇るものづくり)

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━【ENEX2017に出展します】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ENEX2017 第41回地球環境とエネルギーの調和展にTLV・TTSは今年も出展
します。同展は、省エネやエネルギー管理などに関するあらゆる技術や製品、
システム、サービス、ソリューションが一堂に会する展示会です。

【日時】2017年2月15日(水)~17日(金)
【会場】東京ビッグサイト東1・2ホール
【主催】一般財団法人省エネルギーセンター

詳細はこちらをご覧ください↓
http://www.tlv.com/news/newsj/news2017_01_01.html
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□【保守事例】費用1/4・工数2/5の例も!検査精度&効率アップ・費用削減
┃  ~ 定期修理(SDM)を軸としたメンテナンス計画 ~
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▽ 定期修理を軸としたメンテナンスで効率アップ&コスト削減
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プラントの老朽化に伴うメンテナンスの問題。
これはどのプラントでも取り組んでいる、優先順位の高いテーマでしょう。

各プラントでは定期検査、定期修理(SDM:Shut Down Maintenance)を
一定周期で行っていると思いますが、この定期修理を軸としてメンテナンス
計画を立てることはメンテナンスの効率化、コスト削減に繋がります。

今回は定期修理を軸とした、各種診断の実施例をご紹介します。


▽ 定期修理前 ~ 定期修理時の詳細検査・更新対象の絞り込み
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いざ定期修理で検査を実施しても、悪い所が見つからず空振りに終わったり、
逆に、定期修理で検査しなかったところからトラブルが発生したりすると
いった経験はありませんか?

膨大なプラント設備の中から、詳細検査や修理・更新の必要な対象を絞り込む
ことは容易ではありません。

そのため近年、定期修理の事前準備として、スクリーニング検査のニーズが
高まっています。事前にスクリーニング検査を実施することにより、本当に
処置が必要なものを戦略的に絞り込むことができます。

例えば、配管の金属腐食スクリーニング(PEC:パルス渦流探傷)やガイド波
診断を実施することで、事前に検査対象の健全性を把握します。その結果を
元に、定期修理の補修や詳細検査が必要な対象かどうかが判断できます。

※金属腐食スクリーニング検査(PEC:パルス渦流探傷)
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/pec01/

※配管ガイド波診断
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/haikan_sindan01/


実際に、以下のような設備で定期修理前にスクリーニング検査を実施し、
検査精度の向上、工期短縮、コスト削減に効果を上げています。

・球形タンク脚柱(事例↓)
http://www.tts-inspection.com/ja/case_study/pec07/
・タワースカート(事例↓)
http://www.tts-inspection.com/ja/case_study/pec04/
・桟橋の鋼管杭(事例↓)
http://www.tts-inspection.com/ja/case_study/pec08/
・保温・保冷配管
・熱交換器
・配管サポート部
・タワー立ち上がり配管
・防油堤貫通部

また、エア・ガスの漏れや板金の放熱ロスなどについても、事前に
リーク診断やサーモ画像診断を行って問題箇所を把握しておけば、
効率的に定期修理のタイミングで修理を行うことができます。

※エア・ガスリーク診断
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/sonic_man01/

※放熱ロスを発見するサーモ画像診断
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/samo_seikiki01/


▽ 定期修理中 ~ 工数短縮・検査費用の削減
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定期修理期間は限られているため、検査工期を可能な限り短くし、できるだけ
早く検査結果を知り、そして最良の処置方法を判断していく必要があります。
また、検査の工期短縮だけでなく、付帯工事の最小化による検査コストの削減
も重要なポイントの一つです。

金属腐食スクリーニング検査や配管ガイド波診断は、保温・耐火材の上から
検査でき、足場の施工も不要なことが多いため、タワー補強リング・トップ
ヘッドの事例などでは、検査費用を1/4、工数を2/5に大幅削減できました。
その他にも以下のような多くの設備で採用されています。

・蒸留塔や貯留槽のタワー補強リング・トップヘッド(事例↓)
http://www.tts-inspection.com/ja/case_study/pec09/
・加熱炉チューブ(事例↓)
http://www.tts-inspection.com/ja/case_study/haikan_sindan03/
・エコノマイザーチューブ
・タンクの底板検査
・煙突

エア・ガスリーク診断についても、定期整備前だけでなく、気密試験の
工期短縮方法として多く採用されています。

また、回転機の芯出し(アライメント)作業も、従来のダイヤルゲージから
レーザーを使ったものに置き換えることで、アライメント全体の大幅な時間
短縮が可能となります。

※回転機のレーザーアライメントSV
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/kaitenki_alignment01/


▽ 定期修理後 ~ リスクのモニタリング
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定期修理後は、機器の状態を監視するモニタリングが有効です。

腐食率を精度よくモニタリングしながら、運転条件や中和剤などを変化させ、
腐食率をコントロールできれば、設備の長寿命化を図ることができます。

※板厚モニタリング(PEC:パルス渦流探傷)
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/pec_b_01/

そのほか、機器の振動などの状態を継続的にモニタリングすることにより、
今後の適切なメンテナンス時期を決定することも可能です。

※回転機コンディションモニタリング
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/condition_monitoring01/


▽ 検査に関するお悩みがあればご相談ください!
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このように、同じ検査技術でも定期修理の時期に応じて、様々な異なる目的
のもとに活用されています。

 - 定期修理前: 検査対象の絞り込み
 - 定期修理中: 工期短縮やコスト削減
 - 定期修理後: モニタリング

TTSでは様々な診断サービスを提供していますが、元々は

「このような悩みがあるが、○○の技術は利用できないか?」

といったお客様からの質問を受けて、実用化されてきました。
皆様も日々の検査業務の中で何かお悩みがあればご遠慮なくご相談ください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=TTSJ


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□【計測事例】最新のレーザーアライメント、ジオメトリカル計測技術が結集
┃ ~ 風力発電のメンテナンスで活用される最新計測技術 ~
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▽ 風力発電の据え付け・メンテナンスで活躍する最新の計測技術
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東日本大震災以降、再生可能エネルギーである風力・水力発電に注目が
集まっています。前回お伝えした水力発電の例に続いて、
http://www.tts-inspection.com/ja/case_study/levalign08-01/
今回は風力発電の例をお届けします。

風力発電の本格的な導入は2004年頃から始まり、2014年時点で全国に建設
された風車の数は約2000基。更にその数は増加しています。

これらの風力発電機の建設やメンテナンスを行う様々な場面に、レーザー
アライメントや、平面度、レベル、変位量などを測定する最新のジオメトリ
カル計測技術が活用されています。
以下に、実際に利用されている計測技術をご紹介します。


▽ 風車フランジの平面度測定
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風車は、基礎の上にタワーが建ち、そのタワーの最上部にブレードと発電機
などが設置されます。
風車は、巨大な建造物のため、別々に製作された各種パーツを現地で組み立て
ます。パーツ同士の接続にはフランジが活用されており、その平面度が重要
なため、フランジの平面度測定にレーザー平面度計測器が利用されています。

◆ レーザー平面度計測器 レバライン エキスパート
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/levalign01/

【活用箇所】:基礎のフランジ、タワー本体の接続フランジ(平面度、
       平行度)、ブレードハブ、ナセルカムホイール


▽ 風車の軸芯出し
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風力発電機ではブレードに隣接するナセルと呼ばれる風防状容器の内部
に増速機と発電機が設置されています。増速機と発電機はカップリングで
接続されています。カップリングの芯出し状態は発電機や増速機のコン
ディションを左右しますので、正確な芯出しのためにレーザー軸芯出し器が利
用されています。

◆ レーザー軸芯出し器 ロータラインウルトラiS
http://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/kaitenki_alignment01/

【活用箇所】:増速機・発電機間


▽ 風車の変位量測定
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巨大なブレードから発生する回転力は非常に強力であると同時に風力や風向な
どによって刻々と変化することが特徴です。
それに伴って風車のナセル内部においてカップリングで接続されている増速
機、発電機間のアライメントも変化してしまいます。この変化が大きすぎると
異常振動などの問題を発生させることもあります。

そこで、風の状況とアライメント変化の関係をモニタリングするために、
レーザー変位計測器が利用されています。変化の関係に基づいてアライメント
のオフセットを検討したり、振動が発生しやすい状況での運転を避けたりする
ことができます。

◆ レーザー軸芯出し器 ロータラインウルトラiSライブトレンド
http://www.tlv.com/product_v2/product_070202.html

【活用箇所】:増速機・発電機間


このように、風力発電の据え付けやメンテナンスには、様々な計測技術が
利用されています。

また、同じ計測技術が別の設備では異なった用途に利用されており、
1つの計測技術が工夫次第で様々な違った用途の測定に活用できることを
示しています。

「こういう測定ができる計測器はないか?」など、現在お困りの設備が
ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=TTSJ


---->>最新の計測技術が結集!軸芯出し、平面度・レベル・変位量等
    あらゆるデータを測定する、風力発電の計測例はこちら↓
http://www.tts-inspection.com/ja/case_study/levalign09-01/


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☆ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

最近、メールマガジンやホームページをご覧いただいたお客様から、
風力発電の記事でもご紹介したジオメトリカル計測(平面度・平坦度、
直進性の計測、ボアアライメント)のお問い合わせを多くいただきます。

その内容は特殊な設備や装置の測定に関するものが多く、
今まで見たことも無いようなものの測定だったり、
今まであったものでも、より精度良く測定して差別化を図ろうと
されているものだったり。

日本の産業の生き残りのためには、日本でしか作れないようなものづくり、
製品の差別化が必要であると言われています。

皆様が国際競争の中、まさにそのような取り組みをされている姿を目の当たり
にすると、計測という限られた形とはいえ、そのお手伝いができることを誇り
に思います。


では、次号の『保全と検査』メールマガジンもどうぞお楽しみに。



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