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TLV・TTS保全と検査メールマガジン

2018/10/10 Vol.50

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□□□  TLV・TTSメールマガジン Vol.50
□ ~ 保全と検査に革新を ~ 2018年10月10日
株式会社テイエルブイ http://www.tlv.com/ 
有限会社ティティエス http://www.tts-inspection.com/
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重要な回転設備の突然の故障による停止。これは修理費用に加えて、
生産機会損失も発生し、場合によっては甚大な被害を被ることがあります。
設備の突発故障防止に有効なのが、設備の振動を測定する振動管理ですが、

「初期費用が高くて」
「振動計は買ったけど、続かなくて」
「マンパワーが足りなくて」
「データの分析が難しくて」
「保全計画にどう反映させたら良いかわからない・・」

などの声も聞かれ、振動管理の運用がうまくいかない事業所様が多いのが
実情です。そこで、ご提案するのが「回転機振動管理のアウトソーシング」。

具体的な事例を交えてご紹介していますので、是非ご覧ください。


▽ INDEX ▽
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□■【診断事例】
  初期投資額とマンパワーを抑えた振動管理
 ~ ISO認証を取得したプロの診断員が行う回転機の振動モニタリング ~
 ~ お客様事例◆突発故障を防止/外部委託しながら振動管理を習得 ~

 ↓「簡易診断」「詳細診断」「解析」から選ぶ振動管理のアウトソーシング

☆ 編集後記(新人紹介)

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□【診断事例】初期投資額とマンパワーを抑えた振動管理
┃  ~ プロの診断員が行う回転機の振動モニタリング ~
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▽ 突発故障を防ぐコンディションモニタリング
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プラントでは電動機、ポンプ、ファン、コンプレッサー、発電機、搬送シス
テムなど多種多様な回転機が使用されており、中には生産に直結する重要な
設備も含まれます。

回転機の突発故障を未然に防ぐには、運転中の機械の状態(コンディション)
をモニタリングし、故障の兆候を発見した段階で速やかに適切な処置を施す
ことが効果的です。その際に用いられる測定器が振動計です。


▽ 振動計の購入だけで振動管理はできない
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では、振動計を購入しさえすれば振動管理ができるかと言うと、そう簡単では
ありません。

そもそも目的に応じた振動計を正しく選定できるかどうかが最初の関門です。
次に、対象箇所を定期的かつ正確に測定するマンパワーを確保し、収集した
データを分析して管理するための知識と経験も必要です。実は、これらのこと
は、振動計を購入すること以上にお客様にとっての課題となっています。


▽ 大きな初期投資額が壁に
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まず、目的に応じた振動計の選定とはどのようなことなのでしょうか。
振動計は大きく2種類に分類されます。

 - オフライン振動計(ポータブルタイプ)
 - オンライン振動計(常時監視タイプ)

ポータブル振動計も更に細かく分類されます。例えばオーバーオール値のみを
測定する機器、加速度や速度などパラメーターに特化した機器、FFTやエンベ
ローブなど原因解析が可能な機器など様々です。

この様々な機器から、目的とするパラメーターを測定できることはもちろん、
知識や経験に応じた使い勝手も考慮して機器を選定していきます。
これが目的に応じた振動計の選定です。

そして、成果を出そうと思えば、それなりのスペックの振動計が必要です。
安価な機種は、測定パラメータ数や測定精度、測定可能時間などが不十分な
場合が多く、成果に繋げるには力不足なことがあります。

相応のスペックを持つ振動計は、その購入金額として100万円以上の初期投資
が必要となることが多く、すぐにでも振動管理を実施したいという意欲を
お持ちのお客様には予算確保が大きな壁となってしまいます。

また、無事に予算が通り購入が実現できたとしても、運用についても不安を
持たれるお客様もいらっしゃいます。


▽ 測定に関わるマンパワーが負担に
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振動管理を保全アクションへとうまく繋げられない理由には、次のようなもの
があります。

 - 振動管理を継続するためのマンパワー不足
 - 測定データは収集できても、集めたデータの解析や解析結果を
   保全アクションに繋げるノウハウがない
 - データベースを構築できておらずデータを蓄積していく仕組みがない

マンパワーとは、単純に測定を行う測定員の作業時間だけではありません。
データ蓄積のためのデータベースの準備、振動測定の実施、測定値の解析と
考察、保全アクション方針の決定など、多くのステップが存在します。
これら全てが振動管理に関わるマンパワーといえます。

このような負担に耐え切れず、ステップの途中で挫折してしまい、振動管理
を保全アクションに結び付けて成果を出すというゴールまでたどり着けない
例が多いようです。

マンパワー不足を補うために、必要なデータが定期的かつ自動的に収集できる
オンラインによる振動管理という手法もあります。

但し、しっかりとしたオンラインシステムを組んだ場合、規模にもよりますが
数千万円単位のコストが発生してしまうことが一般的であり、導入への大きな
壁となってしまいます。


▽ 振動管理のアウトソーシングが増加中
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そこで、最近増えているのが「振動管理のアウトソーシング」です。

アウトソーシングでは振動計を購入する必要が無いため、初期投資費用を
抑えて振動管理をスタートすることができます。

最もマンパワーを要する測定、及びノウハウが必要な部分などは外部へ
アウトソースできるため、限られたマンパワーを振動測定・分析結果に基づく
保全計画や設備改善計画等に振り充てることが可能です。このように、
どんな事業所でも無理なく振動管理を継続し突発停止を防止できます。


▽ TTSの振動管理アウトソーシング
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TTSが提供する振動測定サービスは、多くの事業所様でご利用いただいていま
す。
https://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/condition_monitoring01/

最新の振動測定ツールを活用し、ISOの認証「ISO機械状態監視診断技術者
(振動カテゴリーⅡ)」を取得した技術員が測定を担当。
持続的かつ成果を上げられる管理の肝となるデータベースの構築から測定、
運用まで、一貫したサポートを実施します。

お客様の目的に応じて、振動測定と異常値の報告までを行う「簡易版」と、
多点測定による詳細なデータ収集からデータベースの構築、分析、対策方法
の提案までを行う「詳細版」、お客様が測定されたデータに対して弊社にて
要因分析をして推奨対策を提出する「解析」の3種類のサービスを提供して
います。


◆ 簡易診断サービス ~ 多くの回転機を計測

・概要:振動速度と加速度を、対象設備1台あたり4点測定。
    設定した基準値を超えた場合に異常として報告。

・測定可能台数:1日50台程度(但し環境により異なります)。

・特徴:測定するパラメータとポイントを絞り込むことで、点検カバー率を
    上げられる。


◆ 詳細診断サービス ~ 回転機を詳細に計測し分析

・概要:対象設備1台あたり10点程度測定し、PC管理のデータベースを作成。
    設定した基準値を超えた場合に異常を報告することに加え、更に詳細
    データ(FFTやエンベロープ)を取得し、要因分析と推奨対策を提出。

・測定可能台数:1日20台程度(但し環境により異なります)。

・特徴:点検カバー率は低い反面、詳細分析結果が得られるため、中長期的
    なスパンで抜本的な対策を行うための判断材料にも使用可。


◆ 解析サービス ~ ISOの認証を取得した技術員がデータを解析

・概要:振動計を保有し傾向管理をされているお客様から、警告値などの
    基準値を超えた測定データを弊社へ送付頂き、ISO機械状態監視診断
    技術者(振動カテゴリーⅡ)を取得した技術員が要因分析を行った
    上で推奨対策を提出。

・解析可能件数:1回20台程度(但し状況により異なります)。

・特徴:振動に関する知識や経験が無くても不具合要因が明らかになるため、
    具体的な不具合対策が行え、設備のCBM管理化が可能。


全てのサービスで、お客様の要望に合わせたカスタマイズが可能です。
実際に詳細診断サービスを導入されたお客様の事例を、以下にご紹介します。


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┃【お客様事例1】突発停止寸前の大きな損傷を発見
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▽ 自社での振動管理を断念しアウトソース
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定期的にTTSの詳細診断サービスをご利用いただいている、ある化学工場様の
事例です。

そのお客様では、従来は自社で計測器を購入して測定されていましたが、
マンパワーや安全上の問題から理想的な測定データが得られず、振動管理が
頓挫。解決策としてTTSの詳細診断サービスを導入されることとなりました。

プラント全体では、予備機を含めて約200台の重要な回転機を管理されて
おり、このうち約100台の回転機について3日間かけてデータを測定。

振動値の高い箇所については、その場でグリスアップを実施していただき、
振動値が低下する様子を目の前で確認していただくなど、効果を実感して
いただきました。

また、減速機に大きな振動値が検出された際には、原因究明のために詳細解析
を実施。ベアリングの状態がかなり悪いことが疑われたため、お客様は保全
計画を立てて機器を停止させ、ベアリングの状況を調査されました。


▽ 突発停止寸前の大きな損傷を発見
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
その結果、ベアリングに大きな損傷が見つかり、いつ突発停止してもおかしく
ない状況だったことが判明。その機器は重要機器だったため、お客様からは
大きなトラブルに繋がる前に、未然に防ぐことができたことを高く評価して
いただき、「助かりました」と感謝の言葉をいただきました。

その後も定期的に、毎回100台ずつ詳細診断サービスをご利用いただいて
います。


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┃【お客様事例2】アウトソースしながら振動測定・管理方法を習得
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▽ コストとマンパワーの面で振動管理を断念
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2つ目は、振動管理を実施するにあたり、コスト面とマンパワー面で長く実施
に踏み込めなかったお客様の事例です。

このお客様は数百台のポンプを保有されており、一定周期で全てのポンプの
メンテナンスを実施されていましたが、部品寿命を使い切る前に部品を交換
してしまう、しばしば突発故障が発生してしまうなど、様々な課題を持たれて
いました。

そこで、振動管理を検討されましたが、初期導入費用とマンパワー確保が壁と
なり検討が頓挫。

解決策としてTTSの詳細診断サービスを導入されることとなりました。


▽ アウトソースを継続しながら、振動測定・管理方法も習得
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対象機器全数の測定を実施し、その2ヶ月後に再測定を行い、回転機設備の
状態と傾向変化を把握しました。

数台の軸受警告値を超えた回転機については、後日分解して調査した結果
損傷が認められ、振動管理の有効性が確認されました。

その後、継続的な詳細診断サービスを行うことで、状態把握と傾向管理を
実施。更に、お客様のご担当者が随時同行して、測定の方法と管理方法を
学ばれました。


▽ 振動計を購入し測定・管理は自社で、解析をアウトソース
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その結果、測定に関する知識と経験をお伝えすることができ、振動管理を行う
有効性も実証できたことから、振動計購入の予算化が進み、現在ではお客様
ご自身で振動測定を実施。TTS解析サービスを年間契約頂き、サポートさせて
いただいています。

また、このお客様はこれらの経験からISO機械状態監視診断技術者(振動カテ
ゴリーⅡ)の取得を目指され、将来は全ての自社管理を目標とされています。


▽ 振動管理の導入をお手伝いします
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このように振動管理を行うには様々な課題が存在します。

TTSではその課題を解決し、振動管理の促進と導入をサポートします。
過去に導入を検討したものの断念されたお客様、難しそうだからと敬遠して
こられたお客様は是非一度お問い合わせください。
https://www.tlv.com/ja/contactform/contactj_form.php?id=TTSJ


---->>振動管理アウトソーシング(回転機コンディションモニタリング)
    の詳細はこちら↓
https://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/condition_monitoring01/


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☆ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。

今月はいつもと趣向を変えて、今年ティティエスに入社した新人のI君を
ご紹介します。

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前職では製薬工場の空調設備やボイラ設備等のメンテナンスや点検をする
仕事をしていました。

日々の点検結果から様々なトラブルを発見し、対応を繰り返すにつれ
問題を解決していくことにやりがいを感じ、もっと診断業務に専心したい
と思っていたときにTTSを知り入社しました。

入社して4ヶ月目に突入し、現在は製造現場で多く使用される圧縮エアなど
のガス体の漏れを発見・定量化するソニックマンサーベイという診断に主に
携わっています。
https://www.tts-inspection.com/ja/inspection_service/sonic_man01/

今まで製薬工場しか知りませんでしたが、先輩方に同行して様々な現場を
訪れ、その規模の大きさや、エアや蒸気がどのように使われているのかなど
を目の当たりにして、普通ではなかなかできない貴重な体験をさせていただ
いています。

今後はより一層お客様の工場の安全に貢献していけるよう、
お客様に喜んでいただけるような「プロの診断員」を目指して研鑽して
いきます!

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皆さんの現場でエア・ガスのリーク診断を行っている若手がいれば、
それはI君かもしれません。

前職での知見も生かしながら、様々な現場を経験して、多くのお客様が
頼りにするような「プロの診断員」として活躍してほしいですね。


では、次号の『保全と検査』メールマガジンもどうぞお楽しみに。


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