TLV・TTS保全と検査メールマガジン
2019/03/12 Vol.54
■■■ TLV・TTSメールマガジン Vol.54
■ ~ 保全と検査に革新を ~ 2019年3月12日
株式会社テイエルブイ
有限会社ティティエス
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工数短縮やコスト削減、精度向上に貢献するレーザー計測技術。
今月は、1/100mm単位の精度が要求される重要設備の据え付けに
レーザー平面度測定を導入し、工期短縮、残業費削減、人手不足解消を
実現された造船会社様の事例をご紹介します。
現場で実際に使用されているユーザー様のインタビュー動画も掲載していますので、
機械基礎やフランジ、定盤などの平面度(平坦度)測定で
「従来のピアノ線やトランシットによる平面度測定は精密な測定が難しい」
「平面度測定に時間がかかる」
「平面度算出の計算が面倒」
「作業者によって測定結果にバラつきがある」
などのお悩みをお持ちの方も、是非ご参考までにご覧ください。
▽ INDEX ▽
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□■【診断事例】
現場で実際に使用されているユーザー様のインタビュー動画掲載!
~ 船体への原動機据え付け工程に活用 レーザー平面度測定 ~
☆ 編集後記(新人紹介)
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□【診断事例】現場で使用されているユーザー様のインタビュー動画掲載!
┃~ 船体への原動機据え付け工程に活用 レーザー平面度測定 ~
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▽ 発電機の据え付け作業の工数を3分の1に短縮、人手不足も解消できた事例
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多くの造船会社様では、レーザーアライメント技術を主機とフライホイールの
芯出しやスタンチューブの芯出しなどの軸芯出し工程で活用し、工数削減や
時間短縮に繋げています。
更に、時間のかかる船体への重要設備の据え付け作業に、レーザー平面度測定
を活用する例も増えています。
以下事例では、青森県の北日本造船株式会社様が、船体への発電機据え付け
作業にレーザー平面度計測器 レバラインエキスパートを導入。
レーザーの直進性と精度の再現性から、工数は従来の3分の1に短縮、残業費も
大幅削減し、作業者の人数を削減して人手不足も解消できた事例です。
---->>インタビュー動画掲載!
北日本造船株式会社様のレーザー平面度測定事例の詳細はこちら
◆課題:据え付け精度を上げるために、繰り返し調整作業をする必要がある
北日本造船株式会社様では従来、発電機などの重要設備据え付け時の平面度
調整にピアノ線やトランシットを使用していました。
据え付け時の平面度には1/100mm単位の精度が求められますが、従来の手法では
以下のような問題がありました。
・ピアノ線やトランシットでは精密な測定が困難
・平面度算出の計算を人が行うため、時間がかかり計算ミスの可能性もある
・ドック内では船体自体に傾きがあり調整が困難
・精度を上げるため調整作業を何度も繰り返すこととなり、作業工数が長引く
・不十分な精度は後工程にも影響するなどコスト面でも大きな問題
・調整時は大型の発電機を上げ下ろしするため、繰り返し作業が発生すると
長時間多くの作業者が必要となり人員の確保も課題
◆対策:レーザー平面度計測器 レバライン エキスパートを導入
平面度測定にレーザー平面度計測器を採用。
※レーザー平面度計測器(レバラインエキスパート)の詳細はこちら
その結果、レーザー発射器が回転とレベル調整(水平垂直)を自動で行うため
作業者はセンサーの測定箇所を変えていくだけで、一人で高レベルの平面度
測定が可能となりました。
また、船体自体に傾きがあるようなドック内でも、自動レベル調整機能を
OFFにすることで対応できます。
作業員による測定結果のバラつきや数値の読み間違えなどもなく、安定した
測定結果が得られるため、調整作業を繰り返す必要がなくなり、据え付け確認
作業の回数も大幅に削減できました。
◆結果:作業時間は従来の3分の1、残業費も大幅削減、人手不足解消
これまでのように何度も調整・計測・加工作業を繰り返す必要がなくなり、
作業時間は従来の約3分の1に減少。作業員の残業費用も大幅に削減できまし
た。また、作業時間が確実になって、次の工程へスムーズに移行できるように
なり、全体の工期短縮にも貢献。工数と同時に作業者の人数も削減でき、
コスト削減と人手不足の悩みも解消できました。
◆お客様の声(抜粋)
「発電機の据え付けに関しては、レバラインでやるのが断然早いです。
今までは“時間のかかる作業”として後回しにしていたものが、
最初にちょっとやれば済むようになったので、すぐに後工程に
かかれるようになりました。・・・」
「・・・デモもやってもらって、現場の反応が良かったことも大きかった。
作業が早く終わるということは、次の仕事にかかれるだけでなく、残業規制
への対応にも寄与していると思います。しっかりと目に見えて効果が出て
いるので、それを積算して十分に回収できると判断しています。」
▽ 「平面度計測の精度が悪い」「時間がかかる」という方はお問合せを!
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造船に限らず、以下のような様々な平面の平面度(平坦度)・レベルを
素早く高精度に、誰でも高い再現性で計測できるレーザー平面度計測器。
- 機械基礎
- 設備のフランジ合わせ面
- 定盤
- 加工機のテーブル・ベッド
- ソールプレート
- タービンなどの機械設備ケーシングの上半面と下半面の合わせ面
- 風車タワーなどのフランジ
- 船舶など大型建造物のベース
「高い精度が求められるため、計測に時間がかかる」
「作業者によって計測結果にバラつきがある」
「一度デモンストレーションを見てみたい」
など、平面度計測にお悩みのある方、レーザー平面度計測器に
ご興味をお持ちの方は、こちらからお問い合わせください。
---->>インタビュー動画掲載!
北日本造船株式会社様のレーザー平面度測定事例の詳細はこちら
※レーザー平面度計測器(レバラインエキスパート)の詳細はこちら
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☆ 編集後記
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最後までお読みいただきありがとうございます。
早いものでもう3月。4月からは職場に新人が配属されるという方も
多いのではないでしょうか。
今月は一足早く、ティティエスに入った新人のN君を紹介させて頂きます。
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入社して約半年が経ち、いまは主にパララインによるロールの平行度診断に
参加しています。
※ロール平行度診断(パラライン)の詳細はこちら
先輩達のサポートをしながら技術を習得し、最近はメインで計測も行うように
なりました。
前職では試作品や量産品の加工、設備管理・保守などを経験。
その過去の現場での経験から、
「生産現場の環境をより良く改善したい」
「現場トラブルを早期に復旧させ、生産を円滑に行いたい」
といった現場の方々の気持ちがよくわかるため、
それを解決していくことがお客様と自分自身の喜びに繋がると感じています。
先日、あるお客様の全てのロール計測を担当させていただき、
その作業が予定よりも早く完了したのですが、
その結果とスピードに対してお客様にとても喜んでいただけたことに
大きな達成感を感じました。
今後もお客様に満足していただけるよう、更なる努力を重ねていきます!
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パララインの診断員として、既に欠かせない戦力となっているN君。
今後は他の診断技術も次々と習得し、プロの診断員としてより一層
活躍してほしいです。
では、次号の『保全と検査』メールマガジンもどうぞお楽しみに。
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