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不撓不屈の開発スピリットで、独自性を追求

開発エンジニアコラム

ポンプ機能内蔵スチームトラップという革命。

1枚の写真が切り開いたパワートラップへの道。

電気の要らないメカニカルポンプの歴史は古く、私たちが開発に取りかかろうとした時には、既にその種の製品が市場に存在していました。
しかし、それ故のメリットもありました。それはユーザーの要望を取り入れやすいということです。そこでヒアリングをしましたが、なかなか新しいアイデアは返ってきません。みんなそれまでの製品にそれなりに満足していたんですね。

しかし、ある日アメリカにあるTLVの現地法人から「ある工場で使っているポンプはこんな感じだよ。全然問題ないけどね。」というメッセージとともに、一枚の写真が届きました。その写真を見た私は驚きました。「これは何なんだ。」と。それまでのメカニカルポンプは、クローズドシステムでは蒸気の漏洩を抑えるために、スチームトラップを設置しなければいけなかったんですね。送られてきた写真には大型のポンプの二次側に、特大のトラップがついているものでした。

数々の課題を乗り越え、新機構のスナップアクションを開発。

もともとポンプとトラップは、弁機構やフロート部分など、共通の部品が多いものです。これらをまとめてしまえば、小型化ができる上、それぞれにかけるメンテナンスが一つで済むのもメリットです。アイデアはシンプルなのですが、これを実現させるのがなかなか・・・。一つにすること自体はできても、今度は耐久性という問題がのしかかってきます。様々な配管内を通るドレンは、汚れがひどく、部品の摩耗や損傷が激しい。
それを解決するために、新機構のスナップアクションを開発するなど、製品化までには想像以上の道のりを経なければなりませんでした。

そうして開発した我々の「PowerTrap」は従来よりも配管が格段に容易になり、多くのお客様に喜ばれました。今では同種の製品も発売されるようになりましたが、まだまだ負けていられません。

GT5Cでは、より小型化とメンテナンス性の向上を図り、スチームトラップと同じ感覚で使えるポンプ&トラップに仕上げました。

※当コラムに記載している内容は、取材時点の情報です。

  • スナップアクション機構