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Top Message
代表取締役社長 藤原綾子

TLVとは

世界のモノづくりを
蒸気で支える
プラントドクター

TLVは70年以上の歴史を持つ会社です。戦後のものがない時代に創業した当社は、創業者の“世界一のものをつくる”という想いのもとで生み出されたユニークな製品を強みに、市場の成長とともに飛躍を続けてきました。しかし、市場が成熟するにつれて、商品力だけでは勝負ができない時代がやってきました。そのため、ものを売って終わりのビジネスではなく、現場の課題解決まで担うソリューションセールスに大きくシフトしたのです。

「プラントに安心を提供する」という決意を胸に、業界に先駈けて舵を切った当社は、顧客満足100%「CS100」の実現に向けてさまざまな施策を実施しています。機器のトラブル等に関するお客様からのお問い合わせについては、24分以内に初期応対を行い、24時間以内に解決することを目指す「C24」もその一つです。また、当社の製品に関わらず、お客様のお困りごとに広くお応えするスタンスも、ソリューションに力を注ぐ中で強化されていきました。

そして、現在ではお客様のプラントを診断し、蒸気の視点から最適なソリューションを提供する「プラントドクター」としての立ち位置を確立。プラントを人に見立てるなら、私たちはかかりつけ医のように長期的な視点で健全な状態へと導くことを生業にしています。

CS100という旗印の下、徹底して顧客満足にこだわった私たちのビジネスは、世界中のお客様から大きな評価をいただくようになりました。M&Aによって規模やシェアを拡大する競合が多い中、私たちは創業当時から連綿と受け継がれてきた独自のスタンスを強みに業界をリードしています。

TLVのこれから

蒸気のTLVから
エネルギーのTLVへ

蒸気はあらゆる産業に欠かせないものであり、そのトップランナーである私たちのビジネスは日本全国、そして海外50ヵ国以上に広がっています。一方で私たちを取り巻く環境は日々変化をしています。未来の予測が難しいこの時代に、常にお客様や従業員、社会から選ばれる企業であるために、TLVでは主に三つの取り組みを進めています。

まず一つ目が、既存のお客様に対する使命をしっかりと果たし、顧客満足を継続すること。多くの企業が、カーボンニュートラルをはじめとする社会要請や生産性、マンパワーなど、さまざまなバランスを考えた上で利益を生みだしていかなければなりません。取り巻く環境が変われば、それらの最適バランスも変わり、新たな課題も生まれます。私たちが提供するソリューションは、お客様の現場課題や経営課題を的確に捉えているのか。今後も顧客満足を継続するために、捉えきれていない課題がある場合には、それに対応する製品やサービスを生み出していかなければならないと考えています。

二つ目は、蒸気の持つポテンシャルを最大化することです。蒸気は非常にクリーンなエネルギーではありますが、蒸気をつくるボイラーを動かすエネルギーは必ずしもクリーンであるとは言い切れません。そのため、カーボンニュートラルの実現に向けて世の中が大きく動き出す中で蒸気の市場に大きな変化が生じる可能性があります。蒸気はエネルギーとしての熱効率が高いことをはじめ、さまざまなポテンシャルを秘めています。世の中が変わっても、蒸気で貢献できることはたくさんあります。その可能性を追求し、新たなビジネスを生み出すことも、未来に向けての重要なミッションです。また、市場が複雑化・多様化すると淘汰が進みます。最後に残るのは、私たちのようなスペシャリストだと信じています。私たちはこの市場の変化を積極的に捉え、蒸気の更なる探究・追究に努めていきます。

三つ目は、蒸気の枠を超えたビジネスの追究です。私たちは蒸気のスペシャリストであり、お客様からも蒸気のことならTLVと認知いただいています。しかし今後は蒸気だけではなく、プラントにおけるエネルギーの最適化に対してソリューションを提供できる企業を目指していきます。蒸気視点からエネルギー視点へ。これまでの枠にとらわれることなく、スコープを広げることが重要だと考えています。

求める人物像

枠を超えた挑戦には
広い視野が不可欠

視野を広く持てる人が、今もこれからも必要です。国単位で例えると、世界のトレンドを見ながら自分たちのやるべきことを考えてアクションを起こす人と、国内だけに目を向けている人とでは、アウトプットが大きく異なります。会社の中においても、部門最適で動く人は目の前のことにとらわれがちです。今後は既存の枠を超えた挑戦をしていかなればならないわけですから、多角的に物事を捉えて具体的なアクションを起こせる人を採用したいですし、そうできる人を育てていきたいと考えています。

世界の蒸気の現場に感動と満足を届けることを使命とするTLVでは、どのポジションであっても枠にとらわれることなくダイナミックな仕事にチャレンジすることが可能です。広い視野を持った方にとっては最高の環境であると言えます。

私たちが扱う蒸気はニッチな分野ですから、入社の段階から蒸気に強い興味を持っていたという先輩社員は多くありません。それでも、社会やお客様のために情熱を注げるのは、CS100への共感があるからこそだと思います。お客様第一の姿勢を理念に掲げる会社は多々ありますが、ここまで愚直にお客様満足の実現を徹底し続けている会社は他にありません。国籍も違えば志向も違う。でも、会社の志であるCS100という旗印の下に集まった多様な人材が、お客様のために全力を尽くす。この一体感は長い年月をかけてお客様満足と向き合ってきたことの賜物であり、他では決して味わえないものです。世界中のお客様と、その先にある人々の豊かな暮らしのために。モノづくりの現場に欠かせない蒸気のスペシャリストとして、ともに汗を流しませんか。

藤原 綾子(Ayako Fujiwara)

イギリスのバーミンガム大学大学院卒。2007年、日系の大手機械メーカーに入社。海外営業部員としてアジア・インドを中心に活動。2011年に株式会社テイエルブイ入社。テイエルブイインターナショナル株式会社の副社長などを歴任。2020年、株式会社テイエルブイ代表取締役社長就任。「気さくでエネルギッシュな人柄が魅力」と多くの社員が語るほど、日頃から社員とコミュニケーションを交わしている。家庭に戻ると二児の母。仕事も家庭も日々全力疾走中。