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語句説明

た行

ダイヤフラム弁

流路そのものを「外から挟んで」止めるタイプのバルブです。

ダイヤフラム弁は主に液体用に使用されますが、蒸気で使用するバルブで似た呼び名を持つものがあります。ダイヤフラム式のアクチュエーターをもつ自動弁です。これが略されて「ダイヤフラム弁」と呼ばれることがありますので注意が必要です。

対流伝熱

温水などの相変化を伴わない伝熱であり、熱媒体は自身の温度を下げながら被加熱物へ熱を伝えます。工業的にはポンプなどで加圧して伝熱面に流れを作る強制対流が主流です。

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    もっと知りたい蒸気のお話 - 蒸気の伝熱
ダクタイル鋳鉄

ダクタイル(球状黒鉛)鋳鉄は、炭素が粒状に析出している鋳鉄です。

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    もっと知りたい蒸気のお話 - 材質
玉形弁

流路を弁体で「蓋をして・栓をして」止めるタイプのバルブです。

玉形弁は流量調整から遮断まで広く使用することができる弁です。弁体が弁座に密着すれば閉弁、離れれば開弁ですから、流量の調整は弁座の開口面積ではなく弁体のリフト量(弁座からの距離)で行えます。途中の開度で使用しても、弁座や弁体が流体による損傷を受けにくいのが特長です。特に流量調整に主眼をおいた玉形弁としてニードル弁があります。

炭素鋼

炭素を少量(2%以内)含有する鉄を炭素鋼といい、硬い上に粘り強い性質を持ちます。

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鍛造

鋼の棒材をハンマーやプレスなどで叩いて(加圧して)成型する製法です。高圧用のバルブや一部のディスク型トラップ、一部の高圧用フロートトラップの蓋部分などがこの方法で作られています。鍛造の長所は緻密な内部組織が形成され、内部欠陥が少ないことですが、複雑な形状を成型しにくく加工代(かこうしろ)が多いなどの短所もあります。

直動式減圧弁

バルブの開度変化を調整ばねの伸び縮みで直接行う減圧弁です。

直動式は負荷変動の少ない小型の装置に取り付けて使用する場合などに、小型で軽量という特長が発揮されます。基本は手動操作だが、玉形弁の半固定では微調整の頻度が高く心許ない・・・というケースに適しています。

長所は、小型軽量、安価、構造が単純。
短所は、使用可能な流量範囲がパイロット式に比べて狭く、流量や一次圧力が変化すると二次圧力が設定圧力から外れる現象(オフセット)が起こりやすい、という点です。

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    もっと知りたい蒸気のお話 - 蒸気用減圧弁
鋳造

製品の形状をした鋳型(雌型)に高温で溶かした材料を流し込み、冷却した後型から取り外す製法です。製品に近い複雑な形状の素材を大量に作ることができ、切削・穴あけなどの加工が最低限で済む長所があります。

鋳鉄

2%以上の炭素を含有する鉄です。硬い反面粘りがなく脆い性質を持ちます。組織中に化合物でない炭素が析出しており、この炭素の形状で性質が異なります。例えば一般的な鋳鉄であるねずみ鋳鉄は炭素が片状に析出していますが、ダクタイル(球状黒鉛)鋳鉄は炭素が粒状に析出しています。

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     - 材質
超臨界水

超臨界水は水の臨界点、22.06MPa・373.95℃を超えた状態の水のことです。臨界点では蒸発潜熱がゼロになり、液相部分の比容積と気相部分の比容積が全く同じになります。

つまり、これより高圧・高温の水は液体とも気体ともいえない混沌とした状態になっていると言うことです。より高効率を求める発電所のタービン動力用として用いられるほか、液体と気体の特性を同時に持つ流体として、特に化学反応時の溶媒としての性質が注目され研究されています。

ディスク式スチームトラップ

蒸気の凝縮作用と蒸気とドレンの比重量の差や運動エネルギーに差があることを利用して作動するスチームトラップです。溜まっていたドレンを排出して蒸気がトラップに流入すると、弁に作用する流体の力が弱くなると同時に弁と弁座間で低圧域を作り出し、弁が弁座の方向に動かされ閉弁します。

テストバルブ

トラップの出口がドレン回収配管に接続されている場合に、サイトグラスによる確認だけでなく、トラップからの実際のドレンの排出状態や蒸気漏れの有無を目視で確認できるようにテストバルブを設置することがあります。
テストバルブを使用する際には、トラップの出口バルブを閉じてからテストバルブを開き、ドレンの排出状態等を確認します。

テストバルブの使用は、テストバルブの出口配管を、近くの排水ピットでドレンブローできる場合に限られます。

銅系合金

銅と錫(すず)、銅と亜鉛などの合金で、青銅や黄銅などとも呼ばれます。

鍛造品、鋳造品の両方があります。耐食性が高く、精密な加工にも向いている材料で、主に低圧で使用する小型の製品に使用されています。 青銅は主に鋳造品に使用され、黄銅は鍛造品や棒材からの削り出し加工品に使用されます。

加工性を良くするために鉛を含有するものがありますが、水道用途などでは鉛フリー化が進められてきており、近年そのような用途には使用されません。

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     - 材質
ドルトンの法則

数種類の気体が混合しているときの全体としての圧力は、それぞれの気体が同じ容器に単独で存在しているときの圧力(分圧)の和に等しい、という法則です。ダルトンの法則とも言います。

トレース配管

重油などの高粘性流体を輸送する際に、温度低下により輸送流体が凝固してしまうことを防ぐために、蒸気や温水などの熱媒体を用いて加熱される配管のことです。

ドレン

ドレンとは、気体である蒸気が液体である水に相変化した姿です。熱交換器などで蒸気を使用するとドレンが発生します。

ドレン回収

蒸気で加熱を行う場合、多くはその潜熱を利用しています。スチームトラップから排出されるドレンは仕事を終えた蒸気が姿をかえたものですから潜熱は持っていませんが、温度は100℃以上と、顕熱を十分に保有しています。ドレン回収とは、このドレンをそのまま捨ててしまうのではなく、何らかの形で再利用することです。顕熱を利用する熱回収だけでなく、水としての回収価値もあります。

回収方式で分類すると、ドレン回収は大きく2つに分けることができます。オープン回収とクローズド回収です。オープン回収は一旦大気開放雰囲気にさらして回収するため、回収可能な温度の上限が100℃になります。しかし比較的低コストでシステム構築できるメリットがあります。クローズド回収は、回収ドレンに圧力をかけて回収するため、100℃を超える高温のドレン回収が可能となり、より大きな熱回収メリットが期待できます。