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流体制御機器
真空蒸気用制御弁(セパレーター・トラップ内蔵)
MC-VCOS
各制御弁の特長
自力式温度調節弁 | 空気式制御弁 (セパレーター・トラップ内蔵) 空気式制御弁 |
蒸気用制御弁 (セパレーター・トラップ内蔵) 蒸気用制御弁 真空蒸気用制御弁 (セパレーター・トラップ内蔵) 真空蒸気用制御弁 |
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圧力制御 | × | ○ | ○ |
温度制御 | ○ | ○ | △ |
流量制御 | × | ○ | × |
導入コスト | 低 | 中 | 高 |
試運転や初期設定 | 不要 | 必要 | 必要 |
チューニング可否 | × | ○ | ○ |
動作速度 | 遅い | チューニング次第で速度の変更可能 | 速い |
偏差 | 残る可能性がある | チューニング次第でなくすことができる | チューニング次第でなくすことができる |
目標値の数値入力 | × | ○ | ○ |
遠隔からの目標値設定 | × | ○ | ○ |
設置に必要な工事 | 配管工事 | 配管工事 電気計装工事 |
配管工事 電気計装工事 |
動力源 | 不要 | 圧縮空気 | 電力 |
制御方法の種類(温度・圧力・流量)
温度制御
ポイント
- 直接温度が測定できる
- 温度ムラが少ない
使用装置例
ジャケットタンク | 温水槽 | 熱風ヒーター |
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殺菌工程 / 加熱工程 / 乾燥工程 |
圧力制御
ポイント
- 直接温度が測定しにくい
- 温度ムラが出やすい
使用装置例
ロール設備 | オートクレーブ装置 | 加硫缶 |
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加熱工程 / 乾燥工程 |
流量制御
ポイント
- 加熱中に温度が変化しない
- 供給熱量が重要
使用装置例
蒸留設備 | 濃縮設備 | |
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蒸留工程 / 濃縮工程 / 煮沸工程 |
温度制御の問題点
工程の多くは製品の温度を定められた温度にするための手段であることから、温度で制御すれば良いと考えられがちですが、温度制御には「測定ポイントの温度しかわからない」「温度を測定しにくい」などの問題があるため、条件によって圧力制御や流量制御の使い分けを行います。
測定ポイントの温度しかわからない
温水加熱
温水加熱は、熱源である温水自体の温度が下がることで被加熱物に熱を与えるため、供給口付近と排出口付近の温水を比べると温度差が生じています。
温度を測定しにくい
薄膜シート状の被加熱物が連続的に流れるような工程
センサーが触れると生産物を傷つけてしまうことがあるため、被加熱物の温度を直接測定することが非常に困難です。
非接触の温度センサーを制御用途で使用することは、測定値の信頼性が未だ十分ではないためお勧めできません。
金型プレス
加熱中は伝熱面や被加熱物が露出していないため、被加熱物の温度を直接測定することが非常に困難です。