TLVの自動制御弁シリーズは大きく分けて4種類あります。

• 蒸気プロセス用に開発されたMC-COSシリーズは、セパレーターとトラップを内蔵した自動制御弁です。蒸気用途においては安定した二次側圧力の供給のみならず、高品質の乾き蒸気を供給することにより、調節計との組み合わせで蒸気使用装置の熱効率を最大限に高め、生産性と品質の向上に寄与します。MC-COSからセパレーターとトラップを取り外したMC-COSRシリーズも高精度な制御を行います。
• 空気式制御弁PN-COSシリーズは、MC-COSに次ぐ制御精度を有しながら、電空レギュレーター・電空変換器と分離しているため、高温、高湿、防爆域でも使用することができます。PN-COSはMC-COSシリーズにも採用されているセパレーターとトラップを内蔵し、高品質の乾き蒸気を供給できる蒸気専用制御弁です。PN-COSからセパレーターとトラップを取り外したPN-COSRも品揃えしています。
• 空気式制御弁CT、CVシリーズは、MC-COS程の制御精度は必要としない一般的な各種制御に使用でき、汎用性があります。CV-COSシリーズはMC-COSシリーズにも採用されているセパレーターとトラップを内蔵し、高品質の乾き蒸気を供給できる蒸気専用制御弁です。選定に当たっては本体材質のみならず、弁形状、アクチュエーター種類(正動作、逆動作）などの選択が必要です。最適型式選定においてはTLVへお問い合わせください。
• 温度調節弁は、温度センサー部とバルブが接続チューブを介して直接つながっている、直動式の温度制御弁です。簡易温度調整に適しています。