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流体制御機器

大容量バキュームブレーカー

VB3シリーズ

海水を冷却水として使用する際のFRP管

海外の石油・ガスプラントなどでは、冷却用の海水を送水するための配管距離が数キロメートルから数十キロメートルになるケースがあり、地形の起伏や道路などとの立体交差によって海水を流すFRP配管にも高所低所ができます。長距離に加えて配管に高所低所が存在することにより、配管内の海水の流れが変動しサイフォン効果によって管内が部分的に負圧になる恐れがあります。

呼径3000にもなる大口径のFRP配管は内部負圧には弱いため、真空を破壊して負圧による破損から配管を守る目的で、大容量バキュームブレーカーが使用されています。

使用前

海水を冷却水として使用する際のFRP管(内部が負圧になることによって破損したFRP配管)

使用後

海水を冷却水として使用する際のFRP管(バキュームブレーカーが真空を破壊して内部負圧を防止)

高所に設置された熱交換器

近年はプラントレイアウトの効率化が図られ、大型の熱交換器が高層階に設置されることが増えています。
熱交換器の通常運転では冷却水の通水・停止が頻繁に行われますが、10mを超える高さに設置されている場合、通水停止時に落水による液柱分離(気柱分離)が起こり、ウォーターハンマーが発生する恐れがあります。

液柱分離(気柱分離)によるウォーターハンマーの衝撃や音は非常に大きく、 プラント破損を引き起こす危険があるため、これを防止する目的で大容量バキュームブレーカーが使用されています。

使用前

高所に設置された熱交換器(通水停止時の落水で液柱分離(気柱分離)が起こり、ウォーターハンマーが発生して配管等が破損)

使用後

高所に設置された熱交換器(バキュームブレーカーからエアを吸い込むことで液柱分離(気柱分離)せずに落水し、ウォーターハンマーを防止)

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