- ホーム
- 製品情報
- メンテナンス機器
- レーザー平面度計測器
- 製品概要
メンテナンス機器
レーザー平面度計測器
LEVALIGN EXPERTⅡ(レバライン エキスパート2)
2種類のセンサー
計測する対象に合わせて2種類のセンサーがあります。用途に合わせてお選びください。
エキスパート センサー |
センサライン7 センサー |
|
---|---|---|
外観 | ![]() |
![]() |
検出面のサイズ(高さ方向) | 70㎜ | 25㎜ |
センサー分解能 | 0.01㎜ | 0.001㎜ |
センサー精度 | ±0.02㎜ | <1% R.D. |
電源 | 乾電池 | 充電式 |
センサー高さ(取付治具除く) | 214㎜ | 61㎜ |
測定の原理
測定対象物の上に、レーザー測定面を作って測定します。1軸のレーザーを用いて平面の平坦度を測定するため回転レーザーを採用しています。精密に水平にセットされた専用のレーザー発射機よりレーザーを照射し、そのレーザーを回転させることで、測定対象物の上に、レーザー測定面を作ります。
レーザーの照射距離は100mであるため、測定面の中心にレーザーをセットできれば、直径200mの範囲まで一度に測定することが可能です。
平面を定義するためのグリッドは、長方形と円の2種類から選択することができます。
高い測定精度
水平・垂直方向ともにレーザー発射器の水平出しが内蔵のセンサーによって、自動で設定できるようになりました。
360°回転のトータルの エラー(誤差)は以下になります。
測定方式 | オフセットエラー | コニカルエラー | 水平出しエラー |
---|---|---|---|
レベル測定 | ±0.025mm | ±0.024mm/m |
1m | 10m |
---|---|
±0.049mm | ±0.265mm/m |
従来の問題点
Yレベルやトランシットによる測定
従来の平坦度測定には、建設現場の測量にも用いられるYレベルやトランシット(セオドライト)が使用されていました。
Yレベルやトランシットによる測定では、平面上のある場所にスケールを立て、その目盛りを読み取ります。他の場所も同様に高さを測定し、それぞれの高さを比較することで、全体の平坦度を算出します。
この方式では人が目盛りを読み取るため誤差が生じやすく、精密な測定(0.2mm以上の精度)は一般的に難しいといわれています。また、記録は手書きで取る上に、平坦度を算出するための計算も人が行うため時間がかかり計算ミスが発生する可能性もありました。
レーザーによる測定方法
レーザーにより自動測定されたデータから、コンピューターが平坦度を自動算出するため、少ない人員で高精度な計測が可能です。
レーザー発射器より照射されたレーザーをレーザー検出器で受信して、データを取得します。
レーザー検出器はマグネットベースなどの治具にセットして測定点に設置します。
別の測定点でもデータを取得し、それぞれの高さの差を検出します。その取得データを組み合わせることで、設備の平坦度をコンピューターにより自動算出するのです。
高さの調節方法
スタンダード
レーザー検出器は、高さ方向の測定範囲が70mmに拡大されたため、段差がある場合なども高さ調整することなくスムーズに計測が行えます。
センサライン7センサー+PCソフト付き
段差がある場合などには、マグネットベースに調節用のスリーブを挟み込んでレーザー検出器の高さ調節を行うため、常に高精度なデータの取得が可能です。
計測に必要な人数
レーザーが自動回転するため (360°と角度設定の両方可能)、レーザー検出器の位置を操作する1人だけで計測が行えます。またレーザー検出器とコンピューターはBluetooth通信によりケーブルが不要で位置の変更も容易です。
測定方向
鉛直方向にレーザーを自動回転させることができるため、垂直方向も水平方向と同様に平面度(平坦度)を計測できます。
測定結果の表示(PCソフト付きが必要)
平面度(レーザー基準)と平坦度(3点を通る平面を基準)
回転レーザー面を基準として、高さの変化を平坦度として表示する(レーザー基準) 、または 、全測定点のうち3点を選択し、その3点を通る平面を基準面として、他の測定点の高さ(平坦度)を表示するなど、一度測定してしまえば、状況に応じて、結果表示の方法を選択することも可能です。
測定結果の合成
障害物・測定する平面が広すぎる場合などは、2方向から測定した測定結果の中の重なっているデータを使用して、全体を合成することができます。
測定結果の表示
測定結果は、それぞれの測定ポイントの数値や、2次元または3次元のグラフィックデータで表示できます。
ムーブ機能
特殊調整ねじやシムで表面の高さを動かすことができるアプリケーションは、修正値を確認しながら補正が行えます。