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流体制御機器

廃蒸気熱交換器

SRシリーズ

蒸気使用工場内では、ドレン回収タンクや給水タンクからのフラッシュ蒸気、生産プロセスからの廃蒸気など、まだ熱エネルギーを有していながら用途がないため、大気に放出・廃棄されている蒸気があります。
そして、これら大気に放出される蒸気は湯気・白煙となり、作業環境の悪化や近隣への迷惑を引き起こすことも少なくありません。

廃蒸気熱交換器はこれらの廃棄されている熱エネルギーを温水として回収したり、ボイラー給水の昇温などに有効利用したりすることができ、同時にモヤモヤ湯気も解消できます。

屋内設置のドレン回収タンク

導入前

ドレンの回収先となっている大気開放タンクからフラッシュ蒸気が発生することがありますが、タンクに圧力をかけられないため、従来の熱交換器では対応ができませんでした。
フラッシュ蒸気が湯気になって屋内に立ち込め、作業現場は湿気がこもり、非常に暑くなって困っていました。

屋内設置のドレン回収タンク:廃蒸気熱交換器の導入前

導入後

廃蒸気熱交換器は抵抗が極めて小さいため、大気開放のタンクから発生するフラッシュ蒸気にも使用することができます。
熱回収と同時に湯気を解消しますので、ドレン回収タンクが屋内に設置されていても湯気による環境の悪化を防ぐことができました。

屋内設置のドレン回収タンク:廃蒸気熱交換器の導入後

脱気器

導入前

高圧蒸気を発生させる水管ボイラーでは、蒸気吹き込み式の脱気器を備えているケースがあります。生蒸気を吹き込むことでボイラー給水中の溶存気体を取り出して蒸気と共に大気へ排気します。しかし、この排気が白煙化して見栄えが悪く、生蒸気を 使用しているため熱ロスになります。
熱回収や白煙消しを行うために通常の熱交換器を接続しても、脱気器に背圧がかかるため、脱気プロセスに支障を来してしまいます。

脱気器:廃蒸気熱交換器の導入前

導入後

廃蒸気熱交換器は排気の抵抗にならないため、脱気プロセスに支障を来さずに,脱気器からの白煙を解消すると同時に、排気蒸気の熱をボイラー給水昇温に利用できます。

脱気器:廃蒸気熱交換器の導入後

メカニカルポンプの排気

導入前

パワートラップなどのメカニカルポンプのドレンヘッダーには大気解放のベント口が設けられており、フラッシュ蒸気はベント管を通じて大気へ放出します。回収ドレンの圧力が高い場合はフラッシュ蒸気量も多くなり、ベント管からの白煙が目立ちます。
このフラッシュ蒸気を処理するために、通常の熱交換器を接続することはできません。熱交換器の抵抗によってドレンヘッダーに圧力がかかってしまうからです。

メカニカルポンプの廃棄:廃蒸気熱交換器の導入前

導入後

廃蒸気熱交換器は排気の抵抗にならないため、ドレンヘッダーからの白煙を解消すると同時に、排気蒸気の熱をボイラー給水昇温に利用することができます。

メカニカルポンプの廃棄:廃蒸気熱交換器の導入後

ドレン回収タンクの廃蒸気の回収

導入前

飲料の仕込みに使用する大きな蒸煮釜のスチームトラップから排出される蒸気ドレンをタンクに回収しています。
蒸煮釜の運転が始まるとタンクからは多量のフラッシュ蒸気が発生していました。
タンクは屋外に設置してあるため、遠方から見ても白煙が目立っていました。近隣の住民の方からもクレームや危険がないかどうかの問い合わせが多く寄せられていました。

ドレン回収タンクの廃蒸気の回収:廃蒸気熱交換器の導入前

導入後

廃蒸気熱交換器を導入し、フラッシュ蒸気の熱で仕込み水の予熱を行うことにしました。
その結果、ドレンタンクからの湯気はなくなり、従来仕込み水の加温に使用していた蒸気の使用量を削減することができたため、大きな省エネルギーメリットも得ることができました。
白煙が出なくなったことで近隣住民の方からのクレームもなくなりました。

ドレン回収タンクの廃蒸気の回収:廃蒸気熱交換器の導入後

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