工場が住宅地にあるため白煙(湯気)を出したくない…
すぐにでも湯気を消したいのに、対策が見つからず困っていました。
今では湯気が消えたのに加えて洗濯水として利用でき、水不足の四国では非常に助かります。
新しいプリント装置の導入により、大量の湯気が発生するようになりました。工場は住宅地にあるため早急な湯気消しを望んだものの、解決策が見つからない中、インターネット検索で廃蒸気熱交換器を発見。導入した結果、湯気が消えたのはもちろんのこと、水も回収し洗濯水に利用。水不足の四国では貴重な一石二鳥となった事例です。
株式会社ユタカ様
所在地 | 香川県善通寺市 |
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使用装置名 | プリント機、洗濯機 |
生産物 | タオル、Tシャツ |
採用いただいた製品
お悩み
近隣住民のため、環境保全のために大量の湯気を消したい
新しい方式のプリント装置を導入しました。タオルにプリントする工程の中に、生蒸気を当てて蒸し、色鮮やかに発色させて定着させる工程があり、そこで大量の湯気(廃蒸気)が発生します。非常に気になるので、設置業者にその湯気を消すよう依頼したのですが、その業者では解決できませんでした。工場の周囲は住宅地であり、地域住民の方々にご迷惑をお掛けしないよう早急に解決したい、環境保全の面からも最優先で取り組むべき問題と考え、何か対策は無いかと情報を探していました。
問い合わせのきっかけ
解決策が見つからずインターネットで検索
なかなか解決策が見つからず困っていたときに、ホームページでTLVの「湯気が消える」という廃蒸気熱交換器SRを見つけました。「まさにこれだ!」とすぐに問合せをし、その3日後には兵庫県の本社を見学、その日のうちに導入を決断しました。
解決策
廃蒸気熱交換器を導入
廃蒸気熱交換器SRの導入によって湯気を消すだけでなく、SRが湯気を消す際に出来たお湯をタンクに回収し、再利用してはどうかという提案を受けました。香川県は常に渇水に悩まされており、洗濯の工程で利用できることが分かったため、その提案を受け入れ、回収タンクと、循環用の電動ポンプも導入することとしました。
改善結果
湯気が消滅 タンクで回収した水は洗濯水に再利用
まず、あれほど大量に発生していた湯気が消えました。更に回収タンクを設置することで、熱交換機から効率よく水を回収でき、湯洗い・水洗い等に利用しています。特に湯洗いでは、熱交換機を通った水は60℃程度の温水になるので、ポイラー稼働のエコ化に繋がり燃料コスト軽減にも貢献しています。夏場の渇水時期でもタンクに貯蔵しておけば、安定した商品生産が可能となりました。
お客様の声
取締役 営業部長
竹内 勝美様
「社の方針として、環境対策を一番に考えていますので、住宅地での大量の湯気には本当に困っていました。そのため、SRを見つけたときには、導入までの決断も早かったですね。湯気が消えただけでなく、四国では水不足も深刻ですから、洗濯水として利用できることも大きいです。」