流体制御機器
メカニカルポンプ(PowerTrap)
GPシリーズ
メカニカルポンプ(PowerTrap) GPシリーズは「タンクヤードなどの遠方には電源がない」「対象設備が散在していて、相当数のポンプが必要」「専門外なので電気系のトラブルの原因がよく分からない」「回収管が高所にあるので自圧が低くて還らない」などのお悩みを、現場にある蒸気や圧縮エアを動力源に電気設備のない場所や防爆域でも手軽に解決します。
プレート熱交換器 : 飲料
食品工場などに多いレイアウトとして、スチームトラップが床面に設置、ドレン回収管が天井付近に敷設というものがあります。
食品の製造工程では装置への供給圧力が低くなる使い方が多いため自圧回収が十分にできていないケースがあります。
装置は、製品の火入れ、抽出、CIPなど各種用途のものが広範囲に分散しているため、あちらこちらから湯気が上がっていました。
パワートラップを使用することで、それらの装置から排出されるドレンを回収し、湯気の立ち込めを回避することができます。
燃料タンクボトムヒーター : 重油火力発電所タンクヤード
重油タンクボトムヒーター から発生するドレンは、防油堤を乗り越えて遠方のドレンタンクへ回収するには圧力が低く、 自圧ドレン回収ができません。そのためポンプを必要としますが、防油堤内には電源がないため電動機を用いたポンプも 使えません。
パワートラップは電気を使わず、蒸気でドレンを圧送するため電源のない場所からもドレンを回収することができます。
また燃料タンクボトムヒーターから排出されるドレンを回収することで、タンク周辺の地面をドライ化することができます。
空調機(屋上設置) : 飲料
屋上に設置した機器から発生するドレンを階下のドレンタンクへ回収する場合、全体としては重力を利用した回収となりますが、屋上階単体で見ると設置されている各種機器や配管が障害物になり、回収配管に立ち上がり部ができてしまいます。
立ち上がり配管部が抵抗となるため、空調機など供給蒸気圧力が低い機器は自圧で回収することができていませんでした。
しかし、パワートラップを使用すれば蒸気圧力が低くても、蒸気または空気の圧力で回収配管の立ち上がり分を越えて階下のドレンタンクまで圧送できます。
また空調機から排出されるドレンを回収することで、屋上の床面をドライ化することができます。
各種ヒーター : 飼料・食品・繊維
5階建て工場の各階で発生したドレンは一旦ドレンタンクに回収されます。本来であればボイラー室へ回収して再利用したいところですが、ボイラー室は建屋を挟んだ反対側にあるため、長距離の回収配管敷設がネックとなり回収ができずにいました。
しかし、パワートラップを使用することで建屋越しにボイラー室へ回収することができます。