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流体制御機器
蒸気用サイクロンセパレーター(トラップ内蔵)
DC3Sシリーズ/DC5S
サイクロンセパレーターの用途
用途 | 目的 | |
---|---|---|
蒸気 | 主管 | 蒸気ラインにおけるウォーターハンマーの防止 |
装置入口 | 乾き蒸気の供給による、加熱効率の向上 | |
生蒸気を使用する機器 (蒸し器、蒸絨機、ニーダー、アトマイズ等) |
質の高い乾き蒸気の供給による品質の向上、 および生産性の向上 |
|
エア | 主管 | エアラインにおける錆等の発生防止 |
装置入口 | 水滴のないエアの供給により、錆等の発生を防止 | |
エアを直接使用する機器 | 水滴のないエアの供給による品質の向上、 ウェットスポットの発生を防止 |
構造断面図
型式 | 断面図 | ||
---|---|---|---|
DC シリーズ |
DC3S DC3S-L DC3S-H DC5S DC3A DC3A-L DC3A-H DC5A |
トラップ内蔵 | ![]() |
DC7 | ![]() |
サイクロンセパレーターの選定ステップ
<ステップ 1> 型式の絞り込み
- 使用流体、使用圧力、温度、材質から、下記の選定表より該当する型式を絞り込んでください。
<ステップ 2> 流量から呼径の確認
- 呼径選定グラフより適正な呼径を選定してください。
- 気水分離効率98%を確保するためには、流体の管内流速を30m/s以下でのご使用を推奨します。
※以下は該当する型式の製品仕様書(PDF)で確認し、適正型式を選定してください。
<ステップ 3> 材質・接続仕様の確認
- ステップ1および2で選択された型式の標準材質および接続仕様について確認ください。該当しない場合はオプションを確認し、それでも該当しない場合は他の型式を確認ください。
<ステップ 4> 圧力損失値の確認
- 使用する流体の管内流量と個別型式の“圧力損失グラフ”から圧力損失値を読み取ってください。
- ステップ2で選定した呼径の圧力損失値が配管設計上で許容されない場合は、大きい呼径をご使用ください。
呼径選定グラフ
下記のグラフは管内流速を30m/sとした時の値です。圧力は使用圧力を示しています。使用圧力と使用流量の交点を求め、その交点より上側で交差するサイズラインが求める呼径です。
蒸気用 DC3S、DC3S-L、DC3S-H、DC5S、DC7
呼径選定例
使用圧力1.0MPaG、使用流量400kg/hで使用する場合の呼径選定は?
右図の圧力1.0MPaGと流量400kg/hの交点(A)を求めます。その交点より上側で交差するサイズライン40(32)が上記条件を満足する呼径です。
流速30m/s以外の流量
下記計算式で求めてください。
右図30m/sの流量× | 求めたい流速m/s |
30m/s |
※蒸気流速は、30m/s以下を推奨します。
エア用 DC3A、DC3A-L、DC3A-H、DC5A、DC7
呼径選定例
エアは蒸気用と同方法で選定してください。
※エア流速は、30m/s以下を推奨します。
流量は、標準空気(20℃、大気圧)換算値です。