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システム製品

真空蒸気加熱システム

VM-Hシリーズ

ラインアップ

タイプ(型式) 用途 特長
パッケージ
タイプ
VM1HP

単装置の生産プロセスやパイロットプラント

対象装置

  • ジャケット反応槽(内容量:~400L)
  • 制御盤も含めた必要機器が全てパッケージ
  • タッチパネルで簡単操作
  • 生産物の温度入力を受け、自動で温度変更も可能
  • 制御盤は段階加熱制御機能や、真空引き時間短縮機能、データログ機能を装備
VM3HPN

単装置の生産プロセスやパイロットプラント

対象装置

  • ジャケット反応槽(内容量:~ 10m3
  • シェル&チューブ式熱交換器
  • 温風式乾燥機 ・ロール加熱機 など
  • 必要機器が全てパッケージされ、配管・電気工事が容易
  • 制御盤は段階加熱制御機能やレシピ加熱制御機能、真空引き時間短縮機能、データログ機能を装備(VM3HPN)
  • タッチパネルで簡単操作(VM3HPN)
  • 最大3装置用の真空蒸気供給ラインが組込まれており同時に3つの異なる温度蒸気供給が可能(VM4HPN)
VHPM

複数装置の生産プロセスやパイロットプラント

対象装置

  • ジャケット反応槽(1装置あたりの内容量:~ 7m3
  • シェル&チューブ式熱交換器(シェル容積:~ 30m3
エンジニアリングタイプ

生産プロセス

対象装置

  • ジャケット反応槽 ・シェル&チューブ式熱交換器 ・ロール加熱機 など
  • 要求仕様に合わせた、自由なシステム設計が可能
  • *1 : VM4HPNの制御盤はオプションです。

システム構成

システム構成図

蒸気加熱の適用範囲を 100℃以下に拡大

真空発生ユニットで系内を大気圧以下に減圧し、真空蒸気(100℃以下の飽和蒸気)を生成します。 100℃以下の加熱においても飽和蒸気の優れた特性をいかすことができるため、例えば 140℃から 80℃の加熱へとシームレスに設定変更をおこなうことが可能です。
温度ムラの解消や昇温のスピードアップを図ることでき、品質向上や生産性向上に効果的です。

人手をかけていた作業を自動で再現

現場の声から生まれた各種の自動運転モードを駆使して、工数の削減、省人化、生産性の向上を実現可能。

VM3HPN には、面倒な設定を簡単にする、目標値エリア切替機能やレシピ加熱制御機能を装備。
目標値エリア切替機能は、真空蒸気の目標温度を8種類まで登録しておくことが可能。
レシピ加熱制御機能では、最大3段階まで蒸気圧力と加熱時間をプログラムでき、生産に合わせて8種類まで登録できます。
生産が変更になっても設定変更は簡単、スムーズに行えます。

VM2HUとVM3HPNには蒸気温度を3段階に変化させて昇温時間を短縮できる段階加熱制御機能を装備

グラフ-急速加熱機能で立ち上げ時間を短縮

均一でムラのない潜熱加熱で、目標温度到達までの時間を短縮。

  • (1) 初期は90℃の蒸気で急速加熱
  • (2) 製品温度が「目標温度-5℃(75℃)」に到達
  • (3) 供給蒸気温度の設定を94℃→85℃に自動変更
  • (4) 被加熱物温度が「目標温度-1℃(79℃)」に到達
  • (5) 熱源蒸気温度の設定を85℃→82℃に自動変更

また、VM2HUとVM3HPNには真空引き時間短縮機能を装備。
ポンプ起動と同時に強制的に微圧蒸気を供給することにより、エゼクターと装置内の差圧を大きくし、装置内のエア・ドレンを排出しやすくします。
初期の真空引きの時間を短縮することで、装置の立ち上がり時間を早くすることが可能です。

トラブルを未然に防ぎ、万一の異常発生時でも速やかな復旧をサポート

VM3HPN は、運転状態をモニタリングし異常の兆候が見られた場合は8種類の注意報が表示され、メンテナンスを推奨します。 また、万一異常が発生した場合は、異常警告と対処を表示するので、問い合わせやサポートを待つことなく速やかに対応でき、生産への影響を最小限にとどめることが可能です。

アラート画面

運転データの記録

VM2HU と VM3HPN は、各種の運転データを保存でき、安全管理や計画保全、生産条件の記録などに活用することができます。
データログ項目:蒸気温度/蒸気圧力/タンク水温/生産物温度/制御弁開度(ポンプ吐出圧力/ポンプ電流値)

  • ※:( )は VM3HPN のみ

 

製品関連情報