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流体制御機器
フリーフロート・エアトラップ
JAシリーズ/JAHシリーズ/G8
エア・ドレン・ガストラップの特長と用途
TLVエア・ドレン・ガストラップは高精度研磨フロートを使用し、圧縮気体(エア・ガス)中に発生、または混入したドレン(水・油等)を自動的に排出します。
用途・目的により以下の種類があります。
通気用(インライン)トラップ (トラップ内蔵セパレーターのトラップ機能を利用)
主管ラインおよび装置の入口側の供給ライン内に取り付けて気体中のドレンを分離排出し、乾いたエアを通過させるもので、ドレンの強制分離とドレンの自動排除の機能を備えています。
管末用トラップ
主管ラインの立ち上り部のドレン溜まり部およびアフタークーラーやレシーバータンク等に発生、滞留するドレンを自動的に排出します。
使用する流体や用途、目的によって、以下のような製品があります。
エアトラップ | ドレントラップ | ガストラップ | |
---|---|---|---|
種類 |
各種用途に対応できる豊富な品揃え <通気用> DC3A <管末用> JA、JAHシリーズ <高粘度ドレン用> TATSU2 <管末用> G8 |
高精度研磨フロートと3点支持機構
腐食性流体でも使用可能な材質の品揃え |
|
SS1VG JAH5RG、JAH7RG |
GASシリーズ |
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用途 |
|
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|
高圧ガス保安法 |
* 高圧ガス保安法認定品はオプションです。
トラップの選定に必要な項目
選定にあたっては、下記の項目の確認が必要です
-
1) 用途(使用箇所)の確認
主管、装置等
-
2) 使用条件の確認
トラップ前後の圧力関係、温度、ドレン量と質、取り付け方向等
-
3) トラップの呼径、接続方法、要求材質等
以上の項目から各ステップにて適正型式を選定してください。
エア・ドレン・ガストラップの選定ステップ
<ステップ 1> 型式の絞り込み
- 使用する用途、取り付け方向、使用条件から下記の選定表より該当する型式の製品仕様書(PDF)に進んでください。
(1) 流体 |
(2) 用途 |
(3) ドレンの質 適用法規 |
(4) 配管 方向 |
(5) 使用 圧力 MPaG |
(6) 高シール設計 |
(7) 最大 排出 流量 kg/h |
本体 標準 材質 |
最高 使用 温度*1 ℃ |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エア | 通気用 強制分離用 |
通気インラインに直接取り付ける “セパレーター(トラップ内蔵型)”を 参照してください。 |
70~380 | DCシリーズ | “セパレーター (トラップ内蔵型)”を 参照してください。 |
||||
管末用 (アフタークーラー、 レシーバータンク等) |
高粘度 ドレン |
垂直 配管 |
0.2 ~ 1.0 | - | 7400 | TATSU2 | 鋳鉄 | 80 | |
- | ~ 1.0 | 1340 | G8 | 100 | |||||
~ 1.6 | 230 | JA3D | 亜鉛合金 | ||||||
~ 2.1 | 高シール設計 | 130 | SS1VG-R | ステンレス鋼 | 150/220*1 | ||||
385 | SS1VG-M | ||||||||
水平 配管 |
~1.6 | - | 230 | JA3D | 亜鉛合金 | 100 | |||
275 | JA3 JAF3 |
鋳鉄 ダクタイル鋳鉄 |
|||||||
455 | JA5 JAF5 |
||||||||
1620 | JA7 | ||||||||
9410 | JA7.2 | 鋳鉄 | 150 | ||||||
18710 | JA7.5 | ||||||||
25770 | JA8 | ||||||||
~4.0 | 9410 | JAH7.2R | 炭素鋼 | ||||||
18710 | JAH7.5R | ||||||||
25770 | JAH8R | ||||||||
~ 4.6 | 高シール 設計 |
270 | JAH5RG-R | 炭素鋼 | 150/425*1 | ||||
560 | JAH5RG-M | ||||||||
1380 | JAH7RG-R | ||||||||
2000 | JAH7RG-M | ||||||||
ガス *2 |
管末 ガスプロセス用 (アフタークーラー、 レシーバータンク等) |
垂直 配管 |
~ 2.1 | 130 | SS1VG-R | ステンレス鋼 | 150/220*1 | ||
385 | SS1VG-M | ||||||||
水平 配管 |
~ 4.6 | 270 | JAH5RG-R | 炭素鋼 | 150/425*1 | ||||
560 | JAH5RG-M | ||||||||
1380 | JAH7RG-R | ||||||||
2000 | JAH7RG-M | ||||||||
高圧ガス 保安法認定*3 |
~ 4.5 | 250 | GAS1N | 炭素鋼 ステンレス鋼 |
100/150/ 300/350*1 |
||||
1380 | GAS2N | ||||||||
7200 | GAS3N |
- *1弁座材質により異なります。
- *2危険流体(毒性、可燃性など)に使用される場合、流体に応じた法規制その他の対応、機器選定、取扱い、安全対策などは、お客様の責任において実施ください。
- *3高圧ガス保安法認定品はオプションです。
※以下は該当する型式の製品仕様書PDF)で確認し、適正型式を選定してください。
<ステップ 2> 弁座種類(圧力)の選定 (SS1VGシリーズ、JAHRGシリーズ、GASシリーズ)
- トラップが取り付けられる配管の最高圧力よりも高い圧力用弁座を選定してください。
<ステップ 3> 本体、弁座材質の選定 (SS1VGシリーズ、JAHRGシリーズ、GASシリーズ)
- お客様の使用されるガス体で、適合する材質を選定してください。
危険流体(毒性、可燃性など)に使用される場合、流体に応じた法規制その他の対応、機器選定、取扱い、安全対策などは、お客様の責任において実施ください。
危険流体に起因する事象(爆発、中毒その他)による損害、事故に関して当社は責任を負いません。
<ステップ 4> 比重の確認(ドレン流体が水以外の場合)
- ドレン流体の比重が異なる場合、最高作動圧力差および排出能力が異なりますので、各型式の製品仕様書(PDF)にて記載の“低比重時の最高作動圧力差”の表より確認してください。
<ステップ 5> 流量の確認
- 選定された型式の排水能力を参照してください。
- トラップの運転圧力(作動圧力差)において、ステップ2で選定された弁座の排出流量を読み取ってください。
- 読み取った排出流量が、配管に発生するドレン量の1.5倍以上であることを確認してください。
<ステップ 6> 呼径、接続仕様等の確認
- 選定した型式の呼径、接続仕様などが希望のものかを確認してください。