蒸気圧力が重要な加硫工程では減圧弁のトラブルで大きなダメージを受ける…
メンテナンス不要で二次圧力が安定
20年を超える製品寿命に、今では減圧弁関連の作業はほとんどありません。
これまでの減圧弁ではさびついたり穴が開いたりして故障ばかりだった使用環境でも、蒸気プロセス用減圧弁(セパレーター・トラップ内蔵)COSPECTに変えたら状況は一変するかも・・・? 減圧弁をCOSPECTに交換する、それだけで、これまで悩まされていた減圧弁の故障対応から開放され、10年、20年そのまま使い続けているお客様の事例です。
株式会社東洋精工様
所在地 | 大阪府富田林市 |
---|---|
使用装置名 | 多段プレス機 |
生産物 | ゴムクローラー |
採用いただいた製品
お悩み
減圧弁の故障が多く手間がかかる
今を遡ること20年以上前。その当時使用していた減圧弁では日々メンテナンスに振り回され、清掃や部品交換に多くの手間がかかっていました。色々な減圧弁を試してみましたが、どの減圧弁もさびやスケールで内部の部品が固まって故障したり、短い使用期間で弁部が削れたりと、不満は解消されませんでした。
問い合わせのきっかけ
メンテナンスの手間、生産機会損失を防ぎたい
ゴムの加硫工程は要求精度が厳しいので、減圧弁のトラブルによって温度・圧力が変動するたびに止まり、生産もストップします。その緊急対応、メンテナンスの手間、工程停止による生産機会損失を何とか防ぎたいと色々な業者に相談していたときに、TLVからCOSPECTを紹介されました
解決策
他の減圧弁とは異なる構造に期待してCOSPECTを採用
トラップ、セパレーター、ストレーナー、フィルターを内蔵しているという構造の説明を受け、それまで使用してきた減圧弁とは異なる構造に期待して、試しにCOSPECT(COS-16)を採用してみることにしました。27年前のことでした。
改善結果
故障対応に追われる日々が一変し、20年以上の長寿命減圧弁も
実際に使ってみると、二次圧力は安定していて、メンテナンスも不要で、本当にこれが同じ減圧弁かという印象を受けました。その後、設置している減圧弁のCOSPECTへの交換を進め、現在は全部で79台ある減圧弁のうち、COS-16が77台、残りも交換を予定しています。
使用中のCOS-16の内、設置後10年を超えているものが7割以上で、20年以上のものも38台あります。
お客様の声
施設課 係長
福井 雅之様
「当時の担当者が定年退職し、今は私が後任を務めているのですが、故障もなく圧力制御も順調なので、普段減圧弁関連の作業をすることは正直言ってあまりないんです。今回改めて、設置後10年を越えるものが7割以上で、しかも20年以上のものが38台もあると知り、本当に驚きました。当時を知る社員も、二次圧力が安定し、しかも製品寿命も長いので理想的な減圧弁だと言っています。」