ゴム加硫プレス機の温度を安定させて不良品を減らしたい…
減圧弁を変えたら、プレス機の温度が安定して品質不良がゼロに。特にメンテナンスもせず15年以上使い続けています。他の減圧弁ではこうはいきません。
プレス機の温度が不安定なため発生していた製品不良は、ボイラーを貫流ボイラーに変更してから更にひどくなっていました。10℃近く変動する温度を安定させるには、減圧弁の二次側の圧力を安定させるしかありません。減圧弁を蒸気プロセス用減圧弁(セパレーター・トラップ内蔵) COSPECTに変えて、月2、3回発生していた製品不良がゼロになった事例です。
シバタ工業株式会社様
所在地 | 兵庫県明石市 |
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使用装置名 | 多段プレス機 |
生産物 | ゴムチェーン・履き物 |
採用いただいた製品
お悩み
プレス機の温度変動で製品不良が発生
それまで使っていた減圧弁では、二次側の圧力が安定せず困っていました。加硫缶プレス機では圧力が不安定だと温度が変動してしまうため、生産物に品質不良が発生します。そうなると数百万円単位の損害が出るので、すぐに生産ラインを止めて対応しなければなりません。不良の製品はもちろん廃棄し減圧弁を調整しますが、それで駄目なら分解清掃したり、それでも直らなければ新品と交換していました。
問い合わせのきっかけ
貫流ボイラーで温度変動が10℃近くにもなり対策が急務に
その状況は特に、ボイラーを現在の貫流ボイラーに変更した時にひどくなりました。設定圧力に対して0.02~0.03MPa、温度では約10℃近くも変動することがあり、温度が原因の品質不良が月2、3回程度発生するようになりました。事態の悪化を受け、対策方法を探しているときにTLVからCOSPECTを紹介されました。
解決策
COSPECTを導入
圧力が安定するとの説明を受け、COSPECT(COS-16)を試しに1台導入してみました。安定しているようだったので、すぐに4台を追加で導入し、順次導入台数を増やしていきました。
改善結果
月2、3回発生していた品質不良がゼロに
COSPECT導入後は、圧力は設定値通り常に安定するようになり、月2、3回発生していた温度が原因の品質不良も一切発生しなくなりました。今では、メンテナンスしないまま15年以上使用しているものもあります。
COSPECTはストレーナー、セパレーター、トラップが一体構造なので省スペースになり、他にも現場視点の設計が随所に見られると工務担当者からも高評価を得ています。
お客様の声
生産部 課長
坂田 公様
「一時期、予算の都合で他社の減圧弁を採用した時期もあったのですが、結局圧力が安定せず、また同様の品質不良が発生したんです。その時に改めてCOSPECTの良さを再認識し、以後はCOSPECT一筋です。」