熱板温度を最適化すると湯気が増える... | 蒸気のことならテイエルブイ
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業種:段ボール製造

熱板温度を最適化すると湯気が増える…

熱板温度の最適化で段ボールの反りなどの製品不良が減少。
低圧でも湯気を出さずにドレン回収でき、原単位・燃料費も削減。

ある段ボール工場様では、コルゲートマシンのダブルフェーサーで品種に合わせて熱板温度を変えるために蒸気の圧力をコントロールしています。また、品質の向上のための取り組みとして、蒸気圧力を従来よりも更に低圧にした貼合を実践しています。しかしこのとき問題となるのが、蒸気の圧力低下でクローズド回収できなくなったドレンが再蒸発した結果生じる、給水タンクからの湯気の増加でした。
この白煙対策としてメカニカルポンプ(パワートラップ)を導入。その結果、蒸気圧力の最適化によって製品品質が向上したのに加え、完全なクローズドドレン回収と蒸気の低温化(低圧化)により、原単位を10cc/m2から9.7cc/m2へ改善。燃料費も削減でき、白煙も激減した事例です。

段ボール製造会社様

段ボール

使用装置名 コルゲートマシン(ダブルフェーサー熱板)
生産物 段ボール

採用いただいた製品

お悩み

品質を優先して蒸気圧力を最適化すると湯気が増えてしまう

品質向上を狙いとしてダブルフェーサー熱板への供給蒸気圧力を下げる取り組みを実践。蒸気圧力を下げた条件での生産に手応えを掴むものの、蒸気圧力を下げることでボイラーへ直接回収しているクローズド回収の系統へドレンを合流させることができなくなる問題に直面してしまいました。
品質は最優先なので、圧力を下げて運転ができるようにクローズド回収のドレンヘッダー設定圧力(回収圧力設定)を下げてみたり、ダブルフェーサーのドレンだけオープン回収にしてみたりと試行錯誤しましたが、給水タンクの沸騰が激しくなり、マンホールの蓋がバタつくほどになってさすがに困っていました。

お悩み:品質を優先して蒸気圧力を最適化すると湯気が増えてしまう

問い合わせのきっかけ

蒸気のことはTLVに聞こう! 湯気対策を相談

TLV担当者が訪問していたとき、蒸気関連の課題として給水タンクの湯気対策を相談してみました。

解決策

パワートラップを導入

給水タンクから発生した湯気を消去するのではなく、給水タンクからできるだけ湯気を発生させない根本的な対策として、ダブルフェーサー熱板のドレン回収にメカニカルポンプ(パワートラップ)を採用。

改善事例:熱板温度の最適化で段ボールの反りなどの製品不良が減少。低圧でも湯気を出さずにドレン回収でき、原単位・燃料費も削減。

熱板への供給蒸気圧力を低く設定してドレン圧力が低下しても、操作用蒸気の圧力を利用して加圧し、クローズドドレン回収配管へ低圧ドレンを合流させることでダブルフェーサーのドレンが給水タンクへ流入しないように改善しました。

解決策:パワートラップを導入

改善結果

品質が向上した上に燃料費も削減

パワートラップを導入した結果、低圧でもクローズドドレン回収が行われるため、給水タンクからの湯気発生量が激減しました。これにより、ドレン回収圧力を気にすることなく、最適な蒸気圧力でダブルフェーサー熱板へ蒸気を供給することができるようになりました。
品質が向上したのに加えて給水タンクからの放散熱量が減少したことで、原単位が向上。熱板へ供給する蒸気の低温化(低圧化)と合わせた改善効果として、原単位を10cc/m2から9.7cc/m2へ改善され、燃料費削減にも繋がりました。

お客様の声

お客様の声

「給水タンクがボイラー室の中にあるため、マンホールから湯気が噴き出していたときは大変でした。結露による漏電の心配もあったので放置するわけにもいかず、さすがに困っていたのです。そんなとき、別件で来社していたTLVの担当者に相談したところ、パワートラップの存在を教えてもらいました。製品の紹介だけでなく、自社のドレン回収系統を調査してどのように設置してドレン回収システムを再構築すればよいかまで提案してくれました。自社でも把握し切れていない箇所もあったためこれは助かりました。」

お客様の声

「結局、コルゲートマシンにとってはドレン回収は(良くも悪くも)一番のポイントだと思います。今回の改善でドレン回収システムを上手く構築することがコルゲートマシンの熱の改善にとって重要だということが改めてわかりました。段ボールシートの貼合はまだまだ低圧化・低温下できる余地があると考えています。湯気の問題が解決できたので、今後さらなる品質の向上と原単位の低減にチャレンジしていきます。」

この改善事例で採用いただいた製品